親は自分の生まれた「通り道」という考え
『諸々の善を成し、善きことを成し、諸々の悪しき事を遠ざけ、自らの心を清らかに保つ』
それが仏教です。
多くの悩みの根底にあるものが親である方は少なくありません。「親のことなんてなんとも思ってないよ」人にお話を聞くと、
自分の性格、行動の習性、習慣のルーツにあるものが、意外にも小さい時の家庭にあったものということが少なくない訳です。
親、友達、自分のいた環境、色々なものの影響を受け、今の自分の性格、今の自分の考え、というものが形作られています。そのなかでも最も影響を受けるのが両親です。
大人であること
少しずつ、ご両親を自分の親と言うよりも、自分が生まれてきた「通り道」というふうにして、客観的に見ていく。そういう視点を自分の中に養っていただきたいと思うんです。
親は子供の所有物ではありません。
その逆の、子供も親の所有物ではありせん。
【諸々の善を成し、善きことを成し】
善こととはなにか?
自分にとって良いこと
相手にとって良いこと
社会にとって良いこと
同時に成立していたらそれが「良い」ことです。
最後に
人間にとって幸せとはなにか、それは
「心の幸福」です。
心の平安、心が波立たない、どんなことが起こってもどしっと構えてられるような、そういった幸せを心にもたらす為には、
諸悪莫作(しょあくまくさ)
衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)
自浄其意(じじょうごい)
シンプルですけどこのことを貫いていくことです。
これは、過去の偉大なる天才たちが、何千年という時を超えて私たちに伝えてくれているひとつの「教え」です。どうかこの言葉を支えに。
きっとそこに、心穏やかな人生が待っていると思います🙏
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