西条 周桑産くるみを使ったコラボパイ試作
松山東雲短期大学 食物栄養学科 亀岡ゼミ&田中ゼミによる 「しののめベジガール」と有限会社ラポールはパイ専門店「Tsutsumi」で販売するパイのコラボ商品(ベジパイ さといも)を2022年に初めて開発・販売しました。
以降、約2年間にわたり、カボチャやトウモロコシを使ったレシピを開発し、コラボレーションを継続しています。
【過去のコラボパイ】
2022 年 第 1 弾 里芋
第 2 弾 かぼちゃ
第 3 弾 黒豆
2023 年 第 4 弾 とうもろこし
第 5 弾 チョコナッツ
2024 年 第 6 弾 とうもろこし(リニューアル)
今回の第7弾となるコラボでは、高たんぱく・低糖質で、ポリフェノールやビタミンが豊富なくるみを使ったパイのレシピを考案します。使用するくるみは、愛媛県唯一の産地である西条市周桑産の「信濃くるみ」です。
10月2日、西条から生産者の方とJA周桑の方に本学にお越しいただき、西条でくるみ生産を始めることになった背景や、生産への思いをお聞きしました。
背景としては、農家の高齢化対策や耕作放棄地の有効活用のために、何か新しい特産品を作れないかということだったそうです。
信濃くるみが選ばれたのは、収穫までの手間が比較的少ないことが理由でした。軽量で扱いやすく、消毒の頻度が少ないため、農家の負担が軽いのだそうです。
2008年に栽培を開始し、2018年頃から本格的な出荷が始まりました。
生産者の山之内様によると、収穫は9月から。収穫後は果皮を剥き、殻の状態のくるみを重ならないように並べ、乾燥させるそうです。JA周桑の直販所「周ちゃん広場」で11月下旬頃から販売されるとのこと。ぜひ買いに行きたいです。
さて、11月6日。この日は2回目の試作。
8種類の試作品をみんなで食べ比べ、投票が行われます。
1回目の試作で、フィリングがパイ生地からはみ出てしまったそうです。今回はダマンドを下に敷き、フィリングの水分を受け止めてもらいます。アーモンドの風味も加わって、さらにおいしくなりそうです。
こちらも、1回目の試作からクッキー生地の分量を調節しているそうです。
それぞれに改善が加えられているんですね。
抹茶、チョコ、サツマイモなど、豊富なバリエーションの8種類の中から、どのパイが選ばれるのでしょうか!
選ばれたパイは、Tsutsumi様によってブラッシュアップされ、商品化されます。販売予定は12月1日だそうです。とっても待ち遠しい!