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読書の役割①「新しい分野の短期集中学習」
はじめに
自分にとって読書は趣味かと言われるとそうでもないが、間違いなく人生とは切り離せないものだ。
でも一冊一冊を読む理由まではイマイチよくわかってない。明確な目的をもって読む本もあるが、なんとなく心地のよさを求めて読む本もある。
そこで、改めて自分にとっての読書の役割を考えてみた。すると3つの役割が浮かび上がってきた。
役割①:新しい分野の短期集中学習
自分にとって新しい分野について学習するために、関連する本を3~5冊程度買い漁り、一気に読むことがある。目的は明確で、短期集中的にある分野に詳しくなるためだ。
過去の経験では、例えば就職して給料をもらうようになり、「お金の貯め方・扱い方」を勉強したとき、家を購入する前に「物件の目の付け所」を調べたときなど。趣味的なものでは、「生物の進化の歴史」を知りたくて個々の時代を対象にした本やあらゆる時代の関係性や流れを説明した本を読んだときなど。
以下は実際にお金の勉強をしたときときに買った本。
メリットは、
効率よく全体感が分かること
周辺知識がだいたい得られること
業界の最新情報が得られること
複数の本で繰り返し言及される内容は重要事項であり、反復学習になり頭に残りやすい。数冊読めば重要なことが大方集まる。
また、複数の著者の色んな角度からの主張を読むことで、客観的に、偏見なく、自分の考えを形成することができる。1冊で内容を全てをカバーしているような本もあるが、そういった本は教科書的な本になりがちで、つまり汎用的ではあるものの、全体的に内容が浅く、主張が弱いため読んでいて飽きやすい。したがって、
より切れ味の鋭い本(主張が強い本)を読むことで刺激を受けながら(興味を継続しながら)
かつ、それを複数読むことである偏った考えに寄りすぎることなく
その分野を学ぶことで、うまく学習できる。
同じようにネットの情報だけで学習しようとすると、これが難しい。よくまとまっているウェブサイトがあるが、それを探し当てるのが難しい。
また、一般的には本の方が体系的で洞察がより深いと思われる。
さらに、個人的にPCやスマホの画面を見続けるのは好きではない。本は必ず紙のものを読んでいる。一冊の本への没入感が好きだし、集中もしやすい。あと半分、あと3冊、といった進捗も分かりやすい。読破したときの達成感もある。
まとめ
「本は、短期集中的に、ある分野を学習するのに役立つ」
続く。