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winter song


冬になるとみんなで鍋を囲んだり、チキンを食べたり、クリスマスケーキにお正月。なんとなく人と会うことが増えたり、暖かくダラダラとテレビを見て過ごすようなことが増えていく。いつもストーブの灯油の香りがする。店にはクリスマスツリー。私は冬が好きだ。
それに
「今年も残り何日だ」なんて会話が増えて思い出話をしたり、「来年はどこに行きたい?」なんて。そうしてみんなで過ごせることがありがたいと知ったりする。それでどんな面倒なことも無事に終わるんだって安心するんだよ。難しいことの反対に、安らぎってあるんだって思う。



つまり今夜、そんなことを言う私は少しだけ疲れている。



というのもここ数日、連日初めましての人に会ったりママ友グループと遊びに行ったり、苦手な運転や挑戦したい仕事との平行線。楽しかった反面、根暗な私に慣れないやりとりと心の準備。加えて息子は体調不良。自分のやりたかった挑戦は先送りに。予定していた長旅はすぐそこ。あれ?間に合わん?なんて久しぶりに焦燥したり、息切れしている。というわけで


あったかい飲み物と、ただの自分。
それだけを用意してこれを書いているよ。



今の私にはどれくらいのことが出来て、
どれくらいのことが出来ないのか。
ただそれだけのことを知る。そうして
自分の器を知る。
自分の器に
「うまくいかない」と落ち込むよりも
徐々に進んでいくことを視野に入れたい。
文字を打ちながらただの自分を取り戻す。
私は何も、ダメじゃない。

このココアを飲み終わったら
ただの私にできることを、できるだけ。
課されていることを楽しもう。
楽しいと思えばなんだっていいさ。
出来ないことは出来ない。
できることはできる。
私は未熟であり、人間はいつだって未熟だ。
冬はもうすぐそこ。
今夜はそんな感じです。

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