現代コンプレックス
人は誰だって「仮面」をつけて生きている。
デキル自分、デキナイ自分、大胆な自分、臆病な自分、得意な自分、苦手な自分
ずるい自分、素直な自分。
そのどれもを知っているようで
よく知らない。
だからこそ
「自分らしさってなんだ?」
と、何度も苦悶していくんだ。
やっぱりSNSをみれば
隣の芝がめちゃくちゃ青いから
少し歩けば他人の「仮面」は羨ましくて
自由に生きるひとを疎ましく思ったり
「自分には何も取り柄がない。」
と卑屈になったり。
そんな人生が不甲斐なく
「虚無感」を感じていく。
今思えば、
そういうのが
「現代コンプレックス」なんだと思う。
そして
「仮面は偽りであり、中身は本物」
とも言い切れない自信のなさ。
そこに現代人の焦燥があるんだとも
わかる。
ただきっと私を含め“おとな”はそういうことを考える暇がないんだよ。そればかりかいつも「評価される」ことに必死だ。
おまけに日本人はクソ真面目だから、朝から晩まで仕事をしたあげく、夜は夜で「何者かにならねば」とスクロールしまくる。
そうした仮面探しの生活のどこに
「シアワセ」を見出せるんだろうか。
やっぱりそうして「だれかの評価」に振り回される人ほど、「シアワセ」がなくなっていくのだろうと思うんだ。
ならば、これからどうしたらいいか?
それはきっと、
他者の価値観から卒業すること。
つまり、
「どう見られているか」じゃなくて
やりたいから、やる。
「やりたいこと」
「やったこと」
「やり続けた数」
それだけが自分になるんだよ。
それはたとえば、立派じゃなくてもいい。素晴らしくなくてもいいし、誰のためにならなくても稼げなくても有名にならなくても、まずは
「自分の幸せ」のためにやるんだ。
「私なんか」とか「だれかのために」なんて言ってるあいだはやっぱり、自己逃避にすぎない。そういう人に限って人生は退屈のままだ。やっぱり自分の「シアワセ」は自分で決めるもの。凡人であろうとなかろうと、自分は自分だと思えばいい。
人には必ず、「感動」や「歓喜」の魂があるから。それが生まれた理由だよ。
「誰かの評価」よりも、「自分の幸せ」を味わうのが人生の醍醐味。そろそろ「退屈」というゴマカシはおわりにして心から暮らしを楽しもう。魂は死んでない。今、この瞬間にもあなたの中で光っている。