育休から復帰するときに意識した2つのこと。
今日は、昨日spaceで話したことを記事にしようと思います。
一晩経ったら1500人近い人に興味を持ってもらっていたので、テキストでも残そうと思います。
spaceはこちら↓
さて、このspaceも元々は、こちらポストをしたところで、「もっと詳しく知りたいです!」とのリプライがきたことがきっかけです。
大前提として、自分は男性ですし、その男性としての立場に寄った記事だということを理解して読み進めてほしいと思います。
自分は2022年の3月から10月までの約半年間、育休を取得しました。
その時の記事があるので、併せてお読みいただけると嬉しいです。
この育休期間中ですが、やはり働いている時よりも時間があるので、育児に協力しながらも、「学びたい」という意識が自分の中にはありました。
空いた時間は、本を読み漁り、Voicyを聞き、noteを書き、オンラインサロンでプレゼン力を磨き、、、など、とにかく自己研鑽していたことが思い出に残っています。
「休んではいるけど、学びは止めてないぞ!」と変な自信や正義感も生まれていました。
ただ、復帰が近づいていく中で、なんか違和感を感じたというか、このまま復帰したら痛い目見るんじゃないかという不安を感じるようになりました。
そこで、この解像度を上げていくと過去の失敗が浮かび上がってきました。
それは過去に、何かに努力したり、困難を乗り越えたりした時に生まれる自信が過信となり、他者に対しての傲慢な態度になって、周りとうまくいかない場面があったことです。
あれ?
今ってこの状態じゃない?
そんな気づきを得ました。
そこで、復帰にあたって2つのことを意識しました。
それが
①期待値コントロール
②ご機嫌
です。
まずは
①期待値コントロール
について書きます。
期待値コントロールとは、期待値、つまり「こうなったらいいなぁ」という期待のレベルを自分で調整していくことです。
さらに期待値コントロールは
他者や環境への期待値コントロール
自分への期待値コントロール
の2種類があります。
まずは
他者や環境への期待値コントロール
です。
どのような理由でこれを挙げたかというと、育休中に本やVoicyなどで様々な情報をキャッチしていくと当たり前ですが、視野が広がり、理想への解像度も上がります。
さらに現場を見ていない状況も相まってか、理想への憧れやそこに近づきたい思いだけが劇的に高まります。
これが現場に戻った時に、大きなギャップを生むことがあります。
やはり現場は、人員不足など余裕があるわけではないので、同じような流れで例年踏襲を続けているところがほとんどでしょう。
そこに高い理想や正義への解像度が高まった自分がゴリゴリにモチベーション高い状態で入るわけです。
理想との落差にショックを受けて、悪い場合には変わっていない現場、変わろうとしないように見えてしまう現場にイライラしてしまうことがあるのではないでしょうか。
そこで止まればいいものの、会議などで正論を突きつけたり、同僚や管理職の批判になったりしてしまえば、これが周りとの関係性に悪影響を及ぼすことは間違いありません。
そして、
自分への期待値コントロール
です。
育休にも、時間を投資して学んだことで自分自身が何かを変えられると思っていたのに、大きな変化を生み出せる見込みがないなんてこともよくある話です。
ここで、自分への期待コントロールができていないと、そこにも大きなギャップが生まれます。
そうなると、自分なんて、、、というようなネガティブな自責思考になったり、◯◯のせいだ!のようにネガティブな他責思考になったりします。
このように期待値コントロールができていないと、勝手に過度な期待をして、勝手に裏切られて他者との関係を悪くしてしまうどころか、自分自身も信じられないようになって投げやりになってしまうこともあるでしょう。
復帰スタート時から暫くは、現場の様子を見ながら、少しゆるめの期待値でいる方がよさそうです。
続いて
②ご機嫌
についてです。
機嫌が周りに与える影響は大きいです。
想像してみるとすごく分かりやすいですが、不機嫌な人が周りにいると、それだけで嫌な気持ちになるし、周りの人も不機嫌になってしまいます。
一つ目の期待値コントロールとも関連しますが、イライラした気持ちが他者に与える影響は大きいです。
常にイライラしてる人と周りとの関係性がよくなることはありません。
そうなった時に、いい教育がそこで生まれるでしょうか?
「いい教育が温かい人間関係の中で育まれる」のを否定する人はいないと思います。
そうすると、自分自身にご機嫌な状態をしっかりとつくっておけることが周りにいい影響を与えるでしょうし、特に復帰後すぐで、周りとまだ関係性ができていない状態なら、この「ご機嫌さ」がとてもプラスに働くことは間違いないです。
自分が「ご機嫌」を意識しながら、さらにやったことは自分に求められていることや強みを生かせる場面を探して、率先して動くことです。
自分は復帰後は専科やT2だったものの、1ヶ月で1年生の担任になりました。
負担は確実に増えましたが、それが求められていることを理解していたので「ご機嫌」で取り組んだし、なんなら学年に入って、校外学習や会計など、自分からその仕事を全て取りに行って、学年に貢献しようとしました。
結果、学年のメンバーからは感謝の言葉をかけてもらえたし、それが学年団としての「ご機嫌さ」にも繋がったと個人的には思っています。
逆に自らの意見を強く主張したこともあります。
12月から一年生の担任になって、そこで学年主任も軽くお願いされたのですが、きっぱり断りました。
たしかに年齢は一番上でしたが、残り3〜4ヶ月しかない中で急に学年団に入ったのに、いきなり学年主任になることで起こるネガティブな面もあると思ったからです。
貢献すると言っても、何でも全て引き受けるのは違います。
さて、いろいろと書いてきましたが、自分がやってきたことをまとめると、
傲慢にならずに、でも全てを迎合しない。
強みを発揮できる場所でしっかり貢献する。
こんなところを「ご機嫌」と併せて意識しました。
最後のまとめです。
育休の学びが現場に不協和音をもたらすとしたら、それは本末転倒です。
「何のためにあなた(自分」は学んだのですか?」
のような問いで、都度都度大きな目的に立ち返る必要があります。
さらに、厳しい言い方にもなりますが、
復帰後すぐにあなたの学びの成果を誰もが求めてるわけじゃありませんし、現場は現場であなたがいない中で紡いできたストーリーがあります。
その辺りに想像力を働かせながら、復帰していくことが大切ではないかと考えています。
あくまで自分の経験談ですが、今育休中の人や育休を考えている人の一助になれば幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました✨
記事へのスキ❤️やシェアは嬉しいです。