人間に対する良いあきらめ
■存在の意味を考えるか
20代役者 自分の生きている意味とかを考えたりはしませんか??もう、しませんか?
社長 そうねー。忙しいと考えないよね。目標が決まってそこに走っている最中はさ。立ち止まる瞬間がなくなってくると悩まなくなるしさ。それが30代な気がする。
20代役者 あー。
社長 20代は答えのないことを悩んでたな。わかってんだけどね!やるべき事は。シャワー浴びててさリフレインしてくるんだよ。その度に「わかってんだよ!」って浴室で叫んでいたよ(笑)
でもうまくいかないのが20代じゃない??それが美しいと思うよ。
20代役者 僕は26なのでこれからですね。
社長 何か向かっててさ、不満があって、でも何かを変えたいって思ってるそのパワーは美しいね。
■概念の悩みとかあるの??
20代役者 僕はどんなに忙しくても、こんな事やっても何の意味もないもんなって考えちゃうんですよね。
社長 あーなるほどね。
20代役者 どんなに資本を持っていて時間があっても、別に自分が生きていてさほど世界が変わるわけでもないし、むしろ生きていなくても世界は変わらない。そう考えると力が入らないというか。だからとりあえず色々好奇心のままにやってみようって。あとゴールってどこなのかがわからないんですよね。
社長 ゴールね!!
20代役者 僕は目標が決まってないと頑張れない人間なんで、何か決めたいんですよね。無目的に頑張るって岡本太郎が言っていたけど難しい。
社長 それはそうだよね。
20代役者 1番身近な目標はあって、いわゆる労働と言われるものを減らして仕事を増やしていきたいなと。でも順調にはいかない、それが20代なのかなと。あー俺ってまだ20代なのかなぁなんて思ったり、、、??
社長 あ!思うの!?!?
20代役者 ちょっと言ってみただけかもしれないですけど、、、(笑) 自分に必要なものも不必要なものも大体わかってて、あとはどれくらいのスケールなのかを知りたいのかな。
社長 それはわからないよね。一旦スケールを広げてから縮めていくってことしかね。あとは自分がどうなりたいかだね。俺はスケールが大きいものが好きだしさ。知り合いだと、家族を支えていけるだけのスケールでいいって人もいるしさ。それが自分のサイズだよね。でもそれを測っている物差しはお金だったりするから。
■将来やりたいこと
20代役者 なるほど。僕が将来やりたい大きな事は決まってて、キャンプ場作る事ですね。何でもできる公園みたいな。
社長 いいじゃん!
20代役者 何も考えない場所とかみんなと協力して何かをやるとか、知らない人たちと交流する場所としてキャンプ場がよくて。多分それが現代に足らないものなのかなと。それが人を助けることになる気がするし、それをやりたい。湖の横とかで。
社長 いいね!!!俺もやりたいよ。ずっと言ってるよ。
20代役者 それが自分の叶えたい夢ですね。その先はまだわからないですけど。
社長 わからない時は、そうゆうのをやってそうな人に乗っかるのが良いよ。
20代役者 たしかに!!(笑) 真似をすることから始まる。人類だ。
社長 ちゃんと考えると、どうマネタイズしてこうかとか、キャッシュポイントはどこにしようかとか考えるじゃない??
20代役者 そうですね。
社長 でも、それが世の中のためになると思うって事を思ってる時点で、6段くらい他の人と違うのかなと俺は思うよ。ふつう私利私欲で止まるから。金儲け主義の人がいる中で、そう考えてるって事は珍しいと思うよ。でもそっちの考えの方が生きがいになるよね。
20代役者 そうですよ。何十億稼いでも、だから何?って話じゃないですか。僕が凄く心に残ってる言葉があって、Microsoftの元社長の成毛眞さんが落合陽一さんに向かって、『君は何が見えるの?』って言ったんです。それがお金を稼いで何がしたいの?とかどんな世界にしたいの?って話に繋がると思うんです。
社長 そうだね。『やりたい事があって金が必要』これは正しい。とてもヘルシー。目的から降りてこないとね。今時にいうなら持続可能性だよ。
20代役者 サステナビリティ(笑)
社長 そうそう。よく他の社長と話すのが、100年企業が作りたいのか、まとまったお金が必要だから会社を作りたいのかで分かれると。まとまったお金が漠然と欲しい。理由はリタイアしたいからだと情熱が長続きしないから難しくなる。
20代役者 たしかに。僕は熱し易く冷め易いので、どう熱さないでちゃんと一歩ずつ歩けるかを確認しながら生きてますね。
社長 極論熱さないってのもありかもね。そのためにどうしたらいいのかを考えるしね。
20代役者 あと、1番大事だなって思う事があって、それは自分を認める事かなと。自分はこんな人間なんだって感じることとか。理解してあげることかな。
社長 そうだね。
20代役者 哲学どうこうじゃなくて、生きるうえで最重要なんじゃないかなと。良い意味でのあきらめ。