【私のこと3-③】「いい人」ってなに?:社会人1年目
こんにちは、玲音です。
自分の振り返りを久しぶりに書いてみます。
前回、社会人1年目で早速心が折れた話を書きましたが当時の私は本当に荒れていました。
※現時点でメンタルが弱っている方は、精神が安定している時にお読みください
当時の私
リスカ、不眠、食欲不振、自殺念慮といった症状のオンパレード。
あまり細かくは書きませんが、食欲がなさすぎで毎日昼の休憩時間は最悪でした。
固形物をほぼ食べられなくなっていたので、ブドウ糖と水分、ヨーグルト、豆腐しか食べられなくなっていました。
食べると言っていいか分かりませんが、「食事」というキーワード、「食べている人を見る」だけでも吐き気を催してしまう。
さらに、デスクにいるだけでもそわそわして、リスカをしたくなったり吐き気を催してしまうため2,30分おきにトイレに通う状態でした。
家でも午前3時までまんじりともせずリビングのソファに座り込んで真っ黒なテレビを見つめていたり、ベッドに入っても眠れず明け方までごろごろしているという状態でした。
もちろん食事は豆腐のみ。朝はコーヒーしか飲めなかったので、確実に栄養失調状態。
通勤電車では降車駅が近づくにつれ、全身の血の気がひいていくのが分かるほどつり革を持つ手が真っ白になっていました。
真っ青な顔をしていたらしく、心配した方に席を譲っていただいたことも何度か…あの時はありがとうございました。
そんな状態でも義務感から毎日出勤し続けました。
初めての受診
家で突然泣き始めることも増え、家族の勧めもあり、ここで初めて心療内科のお世話になりました。
診断名は「社会不安障害(SAD)」
安定剤と眠剤を処方されたものの、眠れない日々は続きました。
あるあるだと思いますが、自分に合う心療内科になかなか出会えず薬がなくなると共に通院も止めてしまったので症状はなかなか回復しませんでした。
もちろん、職場の人全員がその状態を無視していたわけではなく体調がいい日にサラダを食べていると
「玲音さんが食事してるの見るとほっとする」
と気にしてくれている方もいました。だから何かしてくれた、というわけではないですが。
私にモラハラをしていた先輩は全く気にしていない、気付いていませんでした。社会福祉士なのに。
モラハラをする先輩
相談援助をする専門職のはずですが、福祉の仕事をしている人がみんな心が優しい人というわけではない、と体現していました。
その先輩は社内では「優しいいい人」と評判の人でしたが、私には日々モラハラをし続けていました。
社会人1年目私が、教わっていないことを聞いたら
「普通に考えたら分かるでしょ?どこが分からないの?」
とつっけんどんに突き放すのは日常茶飯事。当然ミスをしたらなんで間違えた?と詰められる。
よくあるパターンのモラハラですね。
しかし、仕事に希望を抱きまだ汚れていない私にとってはショックでしかありません。
先輩は所謂外面だけいい人でした。
私のことを嫌っていた年配の男性パートといっしょになって、私をどんどん追い詰めました。
そして限界が訪れます。
その先輩以外にも「自称天然」を武器に無神経な言動をする先輩がおり、その方とのやり取りにもかなりストレスを感じていた私。
ふとしたことがきっかけで耐えられなくなり、トイレの個室で泣きながらリスカをしていました。
気が付いたら床、壁は血だらけ。
普段の私なら隠すために必死に掃除をするのですが、その時はそんな気にもなれずどうにでもなれ、と思いそのまま何食わぬ顔で自席に戻り仕事を続けていました。
数分後、モラハラ先輩がトイレに立ちすぐに「大変だぁ~!トイレが血まみれ!」と何故かにやにやしながら事務所に駆け込んできました。
(未だになんでにやにやしていたのか理解できません)
大騒ぎして掃除をし、「誰がそうしたのか」「何故そうなったのか」にはほとんど興味はなさそうでした。
冷静に考えて血液はとても不衛生なので赤の他人に掃除をさせてしまったことに軽い罪悪感を感じ、退社後にLINEで
「あの血は私です。申し訳ありませんでした」と一報を入れたところ、何かを察したのか
「玲音さん、辛い想いをしていたんですね…気付けなくてごめんなさい」と返信が届きました。
遅いよ。
私の性格上、一度離れた心はもう二度と距離を縮めることはありません。
「いい人」と評判のその先輩と、一緒に仕事をしていた感想は「自己中心的な冷たい人」としか思えませんでした。
都合のいい一面だけを見て「いい人」と安易に言う人も信用できなくなり、「いい人」と話していた人とも何となく距離を取るようになりました。
私の同期は勘のいい人が多く、口を揃えて「あの人信用できない」とモラハラ先輩を評価していたので安心して付き合いを続けられました。
退職した今でも同期とは連絡を取り合う関係が続いており、いい仲間に出会えたなと感謝しています。
間もなく一年というタイミング
上司は私が限界なのに気付いていたようで、たった1年で異動辞令が出ました。
新卒は通常、3年は異動しないのですがたった1年で辞令が出るのはかなり異例です。
上司なりに私を守ってくれたのだろうと、前向きにとらえています。
しかし、その異動先ではもっと大きな問題が私を待ち受けていました。
それはまた次の記事で。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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