リモートで初挑戦!オンライン防災訓練を実施しました【レイド株式会社】
こんにちは!レイド株式会社 広報担当の山口です。
突然ですが、皆さんは今年の1月~6月までに起きた地震の回数を知っていますか?
なんと、震度1以上は1,093回、震度5以上は10回も発生していることが分かりました。
2022年3月16日には震源地の福島県沖でマグニチュード7.4(最大震度6強)の大きな地震もありました。
この日も仕事でメンバーとコミュニケーションは取っていましたが、翌日レイドのslack内でも地震情報が話題に。そんな時、代表から「みんなで予定を組んで各自宅で一斉に避難訓練をやってみるのも必要かもね」と声が上がりました。
レイドは創業当初からフルリモートのため、メンバーは東京・埼玉・福島とバラバラ。それでも「いつ災害が起きても対応できるように備えておきたい」という思いから、オンライン防災訓練を実施することになりました!(オンライン防災訓練という言葉を聞いたことがないので、我々が企業初の試みだったら嬉しいという気持ち...)
オンライン防災訓練のために準備したこと
まず初めに開催日を決め、当日安心して実施できるように準備を進めてきました。3月にこの話題が上がったのですが、4月に2人目の広報入社、5月に企業理念の刷新など大きな社内変化があったため、実際にオンライン防災訓練に向けた準備を始めたのは7月頃。
年間広報計画とにらめっこし、たどり着いたのは9月1日の「防災の日」。
「オンライン防災訓練ってこの日のためにあるんじゃないの!?」と思わせるほど防災の日に運命を感じ、その日までに安心して防災訓練を迎えられる形をつくってきました。
STEPは全部で4つ。
STEP1.オンライン防災訓練マニュアルの作成(担当:広報)
防災訓練はお堅いイメージがあったので、当日身構えてしまうことがないように、マニュアルはPOPなものにしました。
STEP2.防災グッズの確認リストをセルフチェック(担当:全員)
首相官邸の「備え」チェックリストを参考に、非常用持ち出し品の確認リストを作成しました。
セルフでチェックをし、足りないものはスプレッドシートで作成した防災グッズの表に記入。代表に申請を上げ、8月までに全て防災グッズが揃っている状態をつくりました。
防災訓練当日に女性向けの災害備えを発信しているツイートも発見したので、ここでシェアさせてください。
STEP3.室内の安全性・避難場所・連絡手段のチェック(担当:全員)
我が家にはswitchの空箱がなぜか食器棚の上に置いてありました。重たいものではなかったものの、上に物があることも防災訓練の機会がなければ気付いていなかったと思うと少し身震いしましたが、防災意識の観点では1つ新たな学びが生まれた日になりました。
また、家族みんなで防災チェックをするメンバーなどもいて、防災意識を他者へ広める機会にも繋がりました。
STEP4.会社へ安全確認の連絡を入れるときのフローを決定
万が一の連絡想定は身内だけでなく、会社への連絡もどのような流れが適切かメンバー全員で話し合い、フローを決定しました。
オンライン防災訓練当日の様子
普段はパソコンからzoomを開いて会議に参加している私たちですが、今回は避難場所への移動もあるため、携帯からzoomを開いて避難訓練を実施。
メンバーには事前に「災害時における問題をいくつか出しますので、マニュアルを読み込んできてください」とお伝えし、当日は理解度チェックの時間も設けました。
皆さんは、下記の問題に答えられますか?
Q1.室内の安全性確認ではどんなことを確認しましたか?
Q2.災害用伝言ダイヤルを使用する時、ダイヤル番号は何番でしょうか?
答えは最後に発表いたします♪
非常用持出袋や避難場所の事前確認を行い、防災訓練がスタート!
<避難訓練時の災害シチュエーション>
各自オンラインで仕事をしていたところ、震度6強の地震が発生
【防災訓練の流れ】
①地震による大きな揺れがまもなく到着することを伝える緊急速報アラーム音を流す
警報のアラーム音はyoutubeで調べると色々出てきます。
②アラーム音を聴き、身の安全を確保する行動を取る
下記画像のマニュアル、「地震発生時の対応」に従って、行動を取りました。オンラインでの防災訓練のため、地震発生時にどんな行動をすれば良いのか、各時間(1~3分までの対応など)ごとに指示する担当者を決め、全員で避難行動を確認しながら進めました。
③避難場所へ移動
外出時のビデオ通話は危ないため、避難場所に到着してからビデオ通話をオンにしてもらい、ヘルメットを装着し、全員で避難場所の確認やヘルメット着用ができているかの確認をしました。
代表は、数日前にコロナウィルスの濃厚接触者になってしまったため、自宅にて参加。オフラインであれば参加はできませんでしたが、オンラインだからこそ家でもできるということは、オンライン防災訓練の特権だと感じました。
④災害時の会社への連絡フローを確認
普段からコミュニケーションを取っているslackにて報告フォームを作成。防災訓練当日は、代表が災害時の報告フォームをslackに送信するところから、実際に報告フォームを使ってメンバーが返信してみるところまで挑戦しました!(報告フォームはslackチャンネルへピン止め。災害時でもすぐに使用できる形を取りました。)
この日、メンバーの水川さんは時差出勤をしており、午前中にご自身の結婚式の日取りを押さえるためにミラコスタの結婚式場予約に参加していたのですが、希望日を予約できなかったショックから、報告フォームにまで感情の共有をしてくれました(ディズニー愛が強い水川氏)
悲しき現実ツイートはこちらから
途中余談もありましたが、実際に報告フォームを使用してみると、「出勤不可の基準ってどこにあるんだろう」といった疑問が生まれたり、これもまた全員で話して基準を作ることで、防災対策の一歩に繋がりました。
「この方法でいこう!」とすぐに解決できるものもあれば、緊急連絡先の共有などは「社員が増えたらどう管理していくべきか」といったこれから先の課題も生まれたりしたので、オンライン防災訓練は毎年行い、都度アップデートしていきたいと思います。
ここで、お忘れの方もいるかもしれませんが、皆さんはこちらの問題は解けましたか?
Q1.室内の安全性確認ではどんなことを確認しましたか?
Q2.災害用伝言ダイヤルを使用する時、ダイヤル番号は何番でしょうか?
Q1に関しては答えがすでに記事内に載っていましたが、こちらです!
Q1.室内の安全性確認ではどんなことを確認しましたか?
A.下記の項目は全部◎
Q2.災害用伝言ダイヤルを使用する時、ダイヤル番号は何番でしょうか?
A.「171」
災害用伝言ダイヤルとは、災害時に安否情報などが声で確認できる「声の伝言板」です。
災害時に覚えておくと便利なので、分からなかった・不正解だった方はぜひこの記事をきっかけに覚えていただけると良いかと思います。
オンラインで仕事をしていると、自分の身は自分で守らなければいけません。それでも防災意識を1人1人が持っていれば、いざという時の災害に備えることができます。
オンライン防災訓練のフローにはまだまだ改善の余地があると思いますが、ぜひ私たちの取り組みが企業のみなさんにとって何か参考になれば嬉しいです。
今回作成したマニュアルを、1部ではありますが共有させていただきますので、オンライン防災訓練をお考えの方や、防災訓練のマニュアル作成を検討されている方はぜひダウンロードしてみてください。
もしダウンロードをいただきましたら、twitterなどでこの記事を拡散していただけると嬉しいです♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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