ベンゾジアゼピンの減薬方法_19_減薬の過程_04_マイスリーの減薬を始めて断薬するまでの期間
(この記事の内容は、私の個人的な減薬の経過になります。最適な減薬方法や期間はお一人お一人異なるものですので、ご自身の減薬について考えるための参考としてご覧いただけましたら幸いです。)
マイスリーの減薬は、レンドルミン断薬の1週間後から開始しました。
一回あたり0.16ml/100mlから開始し、徐々に1回あたりの減薬量を増やしていきました。
一つの薬を断薬したら、次の薬剤の減薬開始までは長い時間を空けるべきだという意見を読んだことがありますが、私の場合、レンドルミンを断薬してからの1週間で特に体調の変化を認めず、内服していた薬剤が短時間型であったこともあり、長い期間を空ける必要性を感じませんでした。
長時間型のベンゾジアゼピンを断薬した場合には、もっと長期の観察が必要になると思います。また、睡眠薬の断薬をした後に抗うつ薬の減薬を始める場合など、作用機序がまったく異なる薬剤の減薬を始める際にも慎重になる必要があるかもしれません。
マイスリーの減薬になってからは、ステイの日はほとんど無く、1回あたり0.30mlまでスピードを上げてからは、レンドルミン同様に毎日0.20ml~0.30mlの減薬を続けました。
マイスリーの減薬に関しては、レンドルミンに比較すると慎重さのレベルが少し低く、初めからステイ無しで増量し、平均的なスピードも、約0.30ml/日から大きくズレたわけではありませんが、レンドルミンよりも少し早くなりました。
マイスリーは非ベンゾジアゼピン系睡眠薬に分類され、ベンゾジアゼピンよりも離脱症状が軽度であると一般的に考えられることと、私自身が、マイクロピペットによる減薬を始める前に試行錯誤をしていた際に、マイスリーの方がレンドルミンに比較して離脱症状が軽いことを実感していたからです。
とはいえ、一気に何%も減らせば強い離脱症状が出ると思いますので、やはり水溶液タイトレーションは必須だったと考えます。
マイスリーを断薬したのは、マイクロピペットによるマイスリーの減薬を開始してから約1年後、レンドルミンをマイクロピペットで0.01ml/回ずつ減薬し始めてから3年半後でした。
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