レイの卒薬ノート~ベンゾジアゼピン減薬・断薬・卒薬への道~

ベンゾジアゼピンの減薬・断薬・卒薬について書かせていただきます。一日あたり0.1%の減…

レイの卒薬ノート~ベンゾジアゼピン減薬・断薬・卒薬への道~

ベンゾジアゼピンの減薬・断薬・卒薬について書かせていただきます。一日あたり0.1%の減薬に失敗し、その後、マイクロピペットを使った方法を考案して、一日あたり約0.003%の減薬から再スタート、約3年半で断薬に至りました。減薬方法・生活の工夫・症状等についてシェアしたいと思います。

最近の記事

ベンゾジアゼピンの減薬方法_20_離脱症状の著しい悪化を起こさない減薬量の閾値の経時的変化について

(この記事は、私の経験のみに基づく考察です。ベンゾジアゼピンの減薬に対する反応には個人差がありますので、ご自身の経過について考えるための参考としてご覧いただけましたら幸いです。) 私の場合の「離脱症状の著しい悪化を起こさない減薬量の閾値」の経時的な変化を単純化して描くと下の図1のようになります。 すなわち、ある程度以上の量の減薬によって強い離脱症状が出ると同時に閾値の低下が起こります。その後、徐々に閾値の上昇が起こりますが、閾値が低下する以前の値までは戻らずに横ばいとなり

    • ベンゾジアゼピンの減薬方法_19_減薬の過程_04_マイスリーの減薬を始めて断薬するまでの期間

      (この記事の内容は、私の個人的な減薬の経過になります。最適な減薬方法や期間はお一人お一人異なるものですので、ご自身の減薬について考えるための参考としてご覧いただけましたら幸いです。) マイスリーの減薬は、レンドルミン断薬の1週間後から開始しました。 一回あたり0.16ml/100mlから開始し、徐々に1回あたりの減薬量を増やしていきました。 一つの薬を断薬したら、次の薬剤の減薬開始までは長い時間を空けるべきだという意見を読んだことがありますが、私の場合、レンドルミンを断薬

      • ベンゾジアゼピンの減薬方法_18_減薬の過程_03_レンドルミンの1回あたりの減薬量を0.30mlまで増量してから断薬するまでの期間

        (この記事の内容は、私の個人的な減薬の経過になります。最適な減薬方法や期間はお一人お一人異なるものですので、ご自身の減薬について考えるための参考としてご覧いただけましたら幸いです。) レンドルミンの減薬量がはじめて1回あたり0.30mlになった時は、0.30ml×5日+0.05ml×5日というサイクルでした。 Day1 -0.30ml/100ml Day2  〃 Day3  〃 Day4  〃 Day5  〃 Day6 -0.05ml Day7   〃 Day8   〃

        • ベンゾジアゼピンの減薬方法_17_減薬の過程_02_レンドルミンの1回あたりの減薬量を0.01mlから0.30mlまで増量していった期間

          (この記事の内容は、私の個人的な減薬の経過になります。最適な減薬方法や期間はお一人お一人異なるものですので、ご自身の減薬について考えるための参考としてご覧いただけましたら幸いです。) マイクロピペットによるレンドルミン0.01ml単位の減薬を始めてから半年後、1回あたりの減薬量を増やし始めました。 具体的には、約1か月おきに1回あたりの減薬量を0.01mlずつ0.02ml→0.03ml→0.04ml→0.05ml・・0.10mlと増量しました。 1回あたりの減薬量が0.1

        ベンゾジアゼピンの減薬方法_20_離脱症状の著しい悪化を起こさない減薬量の閾値の経時的変化について

          ベンゾジアゼピンの減薬方法_16_減薬の過程_01_レンドルミンの1回あたりの減薬量を0.01mlに固定していた期間

          (この記事の内容は、私の個人的な減薬の経過になります。最適な減薬方法や期間はお一人お一人異なるものですので、ご自身の減薬について考えるための参考としてご覧いただけましたら幸いです。) 先日、「閾値が上がっていった過程や、0.01%/日の減薬からスピードアップした過程」についてご質問を頂きましたので、ここからは減薬の経過についての記事をいくつか書いていこうと思います。 コメント・ご質問を頂きましてありがとうございます。とても嬉しく思いますし、励みになります。   私は夏の暑い

          ベンゾジアゼピンの減薬方法_16_減薬の過程_01_レンドルミンの1回あたりの減薬量を0.01mlに固定していた期間

          食事_05_野菜ジュース_飲みやすい野菜ジュース

          固形物として野菜を食べるよりもジュースの方が摂取しやすいので、野菜ジュースをよく飲みます。 野菜と違って果物100%のジュースは自律神経発作(ベンゾジアゼピン性自律神経発作)がとても起こりやすいです。推測ですが、野菜ジュースより果物のジュースの方が血糖値を急激に上げるからではないかと考えています。 また、野菜ジュース100%のジュースでも濃さや味などによって発作が起きることがあるので、今まで色々と試してきて、今は下の二つに落ち着いています。 1. 伊藤園 一日分の野菜 色

          食事_04_ヨーグルト_食べやすいヨーグルト

          ヨーグルトは食べやすいので毎日食べています。 体調が悪い時は冷たい物を食べると自律神経発作(ベンゾジアゼピン性自律神経発作)が起こるので、冷蔵庫から出してしばらく置いて常温に近い温度で食べるようにしています。 スプーンで食べるヨーグルトと違って飲むヨーグルトは発作が起こることが多いので飲まないようにしています。液体の方が吸収が早いのと、甘みが強いような気がするので、血糖値の急激な上昇によるものではないかと考えています。 以下に、私がよく食べているヨーグルトを紹介します。

          食事_03_スープ_食べやすいレトルトのスープ

          しっかりとご飯を食べられない体調の時にも、スープは食べやすく様々な栄養を手軽に摂取できるので、とても重宝する食事です。 固形の具の入ったスープよりも全部液体になっているポタージュスープの方が自律神経発作(ベンゾジアゼピン性自律神経発作)が起こる可能性が低いです。 レトルトのスープを購入する時は、冷製スープを選ぶと、温めずに常温で飲むことができるので、胃腸が敏感になっている時や夏の暑い時期に飲みやすいです。 以下、私が気に入っているレトルトのスープを紹介していきます。

          食事_02_おかゆ_食べやすいレトルトのおかゆ

          私は普通の硬さに炊いたご飯を食べると胃がもたれるような感じがして気分が悪くなり、他の物が何も食べられなくなってしまうことが多いので、ご飯の代わりにお粥を食べています。 今回は、私が気に入っているレトルトのお粥を紹介していきます。 胃腸が過敏になっている時は、食べ物が冷たくても熱くても吐き気などの症状が出てしまうのですが、下に紹介するお粥はどれも常温でも食べられます。 1. 白がゆ おかずが食べられる体調の時は毎日この白がゆを食べています。 お米の匂いが気になるお粥が苦手

          食事_01_ゼリー飲料_飲みやすいゼリー飲料

          いつも読んでいただきありがとうございます。 久ぶりの投稿になってしまいましたが、noteを始めて一年半ほど経ち、思いの外たくさんの方に読んでいただき、本当にうれしく思っています。 私自身、自分の経過や症状などについて書いてみることで、自分の頭の中が整理されて、より自分の病状に対する理解が深まってとても良かったと思っています。 私は何かをする時に没頭して頑張り過ぎてしまう傾向があり、今のような体調の悪い状況では、それが著しく体に影響してしまいます。 ですので、体調を崩さずに

          ベンゾジアゼピンの離脱症状_13_ブレインフォグ・頭が痺れるような感覚_認知・記憶・思考・集中などの障害_情報収集や人間関係の困難さなどについて

          (この記事の内容は、私の知識と経験に基づく個人的な考察と症状の記録であり、何らかの実験・研究・論文等に基づくものではありません。ベンゾジアゼピンの離脱症状を理解するための参考としてご覧いただけましたら幸いです。) GABA受容体は主に脳の神経細胞に発現している受容体であり、ベンゾジアゼピンの離脱症状のほとんどが脳の誤作動を発端にして生じているものであると考えられます。 この記事では、その中でも特に、一般的に脳そのものの働きとされている集中する・認知する・記憶する・考える・理

          ベンゾジアゼピンの離脱症状_13_ブレインフォグ・頭が痺れるような感覚_認知・記憶・思考・集中などの障害_情報収集や人間関係の困難さなどについて

          ベンゾジアゼピンの離脱症状_12_全身倦怠感・疲労感

          (この記事の内容は、私の知識と経験に基づく個人的な考察と症状の記録であり、何らかの実験・研究・論文等に基づくものではありません。ベンゾジアゼピンの離脱症状を理解するための参考としてご覧いただけましたら幸いです。) 倦怠感や疲労感は、身体の酷使、睡眠や栄養の不足、精神的なストレス、感染症や内臓の病気など様々な原因で起こる症状です。 その詳細な機序は今も明らかではありませんが、例えば、筋肉や神経などの使い過ぎが生じた際に細胞から出る老廃物や疲労物質などが脳で感知されることで疲労

          ベンゾジアゼピンの離脱症状_12_全身倦怠感・疲労感

          ベンゾジアゼピンの離脱症状_11_振動によって誘発される症状

          (この記事の内容は、私の知識と経験に基づく個人的な考察と症状の記録であり、何らかの実験・研究・論文等に基づくものではありません。ベンゾジアゼピンの離脱症状を理解するための参考としてご覧いただけましたら幸いです。) 人間には振動覚という感覚があり、体に伝わる振動を感知することができます。 視覚や聴覚と違って振動覚という感覚はふだん意識されないことも多いのではないかと思いますが、音が無くてもスマホのバイブレーションで電話やアラームに気付くことができるのはこの振動覚によるものです

          ベンゾジアゼピンの離脱症状_11_振動によって誘発される症状

          ベンゾジアゼピンの離脱症状_10_めまい_平衡感覚に関連する症状

          (この記事の内容は、私の知識と経験に基づく個人的な考察と症状の記録であり、何らかの実験・研究・論文等に基づくものではありません。ベンゾジアゼピンの離脱症状を理解するための参考としてご覧いただけましたら幸いです。) 私が経験しているベンゾジアゼピンの離脱症状の中で、最も生活に支障のある症状の一つがめまいです。 私は少なくともこの5年以上の間、めまいが起こらない日は一日もありません。 人間が目を閉じた状態でもまっすぐ立っていられたり、スポーツ選手がクルクル回転してもスッと元の

          ベンゾジアゼピンの離脱症状_10_めまい_平衡感覚に関連する症状

          ベンゾジアゼピンの離脱症状_09_嗅覚と味覚に関連する症状_嗅覚過敏・味覚過敏など

          (この記事の内容は、私の知識と経験に基づく個人的な考察と症状の記録であり、何らかの実験・研究・論文等に基づくものではありません。ベンゾジアゼピンの離脱症状を理解するための参考としてご覧いただけましたら幸いです。) 匂いは、鼻の粘膜にある嗅覚受容器で受容され、神経細胞の電気信号に変換されて脳に伝わります。脳では、過去の匂いの記憶と照らし合わせるなどして、何の匂いなのかを認識するといった情報処理が行われます。 味は、舌にある味覚受容器で受容され、神経細胞の電気信号に変換されて

          ベンゾジアゼピンの離脱症状_09_嗅覚と味覚に関連する症状_嗅覚過敏・味覚過敏など

          ベンゾジアゼピンの離脱症状_08_聴覚に関連する症状_聴覚過敏・聴覚情報の処理の障害・耳鳴など

          (この記事の内容は、私の知識と経験に基づく個人的な考察と症状の記録であり、何らかの実験・研究・論文等に基づくものではありません。ベンゾジアゼピンの離脱症状を理解するための参考としてご覧いただけましたら幸いです。) 私はもともと音が気にならない体質でしたので、幹線道路や駅のそばに住み、電車やバスに毎日乗り、街中に出掛けるのが好きで、たくさんの人が口々に会話をしているカフェや居酒屋でおしゃべりをして、混雑したライブハウスやフェスで音楽を楽しんできました。 しかし現在は、下記のよ

          ベンゾジアゼピンの離脱症状_08_聴覚に関連する症状_聴覚過敏・聴覚情報の処理の障害・耳鳴など