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「チ。」 〜哲学の宝庫 加筆あり

チ。―地球の運動についてー
漫画「15世紀ヨーロッパを舞台に、禁じられた地動説を命がけで研究する人間たちの生き様と信念を描いた」フィクション作品2022年6月時点で、単行本の累計発行部数は250万部を突破している。
〈Wikipediaより〉

250万部を突破とは、こういうものをみんなは好きなんだな。
もちろんわたしも嫌いじゃない。
むしろ大好物。
哲学を熱く語るのは距離を置いていれば非常に楽しい。
漫画はわたしに同意も意見も求めないし。

当時は異端思想と言われた地動説を説く者を、現代の人間が受け入れているのは、今は異端ではないからだ。

人は異端は受け入れない。

この世界が幻想だという思想は、
完全な異端だろう。
今でこそ魔女狩りのような処罰はないけど、
あんまり真剣に話すと病院送りになる可能性がある。
おそらくこれから500年は異端であることに違いない。
わたしのような何の地位も実績もない人間が語ったところで、耳を貸す物好きもそうそういないだろうけど。

もちろんコースの実践は他人を巻き込んで革命を起こすものではなく、
自分の思考の変化なので、相手にするのは自分自身しかない。
事実は何が起きてもすべては自分の投影だからだ。

けれど、こんなに哲学が好きな人が多い世界を見せられると、一言二言物申したくなる。
哲学は真理を求めるものだからね。

わたしの中で真理は確定しているので、人と話し合って考えを高めるというものでは最早ないのだけど、
わたしの想いをこの場を借りてコソッと話していきたい。

果たして真理は人を幸せに出来るのか。
わたしは口が達者ではないから、こうして時間を掛けて文章にする。
本当の真理を求める勇気があるなら、読んでみる価値はある。
結果、否定するのはあなたの自由である。
決して自由意志はないけどと、付け加えておく。
それこそこの世の事実だから。

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