Ray

「奇跡のコース」の世界観を軸にエッセイを書いています。 主な参考図書 / 奇跡講座・神の使者・この宇宙は夢なんだ・天国から離れて

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「奇跡のコース」の世界観を軸にエッセイを書いています。 主な参考図書 / 奇跡講座・神の使者・この宇宙は夢なんだ・天国から離れて

マガジン

  • リアリティ 〜実在〜

    実在するものは何も脅かさない。 真のリアリティを求めて、気づいたことを纏めています。 主に、2000年の時を経てこの世に言葉を残しにきたイエスの書『奇跡のコース』を基にしています。 ほか参考図書 / 神の使者・この宇宙は夢なんだ・天国から離れて

  • 謎解き・ツインソウルの正体

  • エッセイ

    思ったこと、伝えたいこと、書きたいこと、

最近の記事

望郷 オクジーくんの場合

やっぱりこの作品に戻ってしまう。 こんなにど直球でこの世界の不条理を語っているセリフはない。 15世紀に限った事ではないかもしれないが、この理不尽な世界で生きながら、当時の人間が何を思っていたのか少し垣間見れた気がした。 天国があると思っているのだ。 この人生が終われば、絵に描いたような楽園に行けるという希望を持っている。 もはやそこにしか希望がない。 考えてみたら仏教では極楽浄土に行くために功徳を積む。 同じような思想を持つのだな。 宗教とは結局、死後の世界に希望を持つ

    • 「チ。」

      ネタバレ注意⚠️ チ。―地球の運動についてー 漫画「15世紀のヨーロッパを舞台に、禁じられた地動説を命がけで研究する人間たちの生き様と信念を描いた」フィクション作品2022年6月時点で、単行本の累計発行部数は250万部を突破している。 〈Wikipediaより〉 前記事では、ストーリーについてあまり深掘りできなかったので、改めて気に入ったセリフを反芻とかしようと思う。 久々に漫画を大人買いした。 わたしが斜め読みしているからかな。 最終話でラファウくんが生き返って登場し

      • 「チ。」 〜哲学の宝庫 加筆あり

        チ。―地球の運動についてー 漫画「15世紀のヨーロッパを舞台に、禁じられた地動説を命がけで研究する人間たちの生き様と信念を描いた」フィクション作品2022年6月時点で、単行本の累計発行部数は250万部を突破している。 〈Wikipediaより〉 250万部を突破とは、こういうものをみんなは好きなんだな。 もちろんわたしも嫌いじゃない。 むしろ大好物。 哲学を熱く語るのは距離を置いていれば非常に楽しい。 漫画はわたしに同意も意見も求めないし。 当時は異端思想と言われた地動説

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        • デジタル生存競争

          題のデジタルという意味は実際読んだわけではないからよく知らないが、 大雑把に言って大富豪が地球の存続を危惧し、火星かどこかに逃げるというテーマらしい。 ものすごい大袈裟な話だ。 笑える。 こんなことを真剣に考えているなんて、大富豪は以外と暇なのかなと思う。 一般人は一般人で日々の生活に追われ、 世界の終末論なんて気にしている余裕はないから火星に移住など現実味がまるでない。 カフェの隣の席の女性二人は、保険の勧誘シーンを繰り広げている。 癌のはなし、老後の話、災害の話、災害

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        • リアリティ 〜実在〜
          34本
        • 謎解き・ツインソウルの正体
          5本
        • エッセイ
          2本

        記事

          明晰夢

          明晰夢とは、 睡眠中の夢の中で、これは夢だと気づくこと。 外出中に入ったトイレに財布を置いてきたという夢だった。 しばらくしてからそれに気づき、戻ろうとするが、なかなか行き当たらない。 いつのまにか障壁がいくつかあって、スムーズに戻れない。 まるでパックマンか何かのゲームのステージみたいだ。 現金は大して入っていないが、クレジットカード、免許証、保険証やら入っている。 (マイナンバーカードは持ち歩いていない) めんどくさい! あーめんどくさい! そこで気づいたのだ。 あ

          明晰夢

          「平安の箱舟には二人ずつ乗り込む」という意味

          奇跡のコースの内容は、ほぼ理解していると自負しているのだが、 一点だけ、とても分かり難い部分がある。 赦すという奇跡においては、自分自身の投影とただ向き合えば良い。 この世の現象の筋書きや登場人物など本来関係ない。 目の前の人間、その人間のする事、すべて幻想であり、自身のあずかるところではない。 人と人の間に、本当のコミュニケーションは成り立たたず、 巻き込まれる事は無意味で、それら全てが赦す(取り消す)材料にすぎないはずなのだ。 しかしワプニックさん(コースの理解と解

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          「平安の箱舟には二人ずつ乗り込む」という意味

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          「奇跡に難しさの序列はない」という意味

          この世界の構造は、一枚のキャンバスに描かれた絵画のようなもので、 ある部分だけが真実で、ある部分がマヤカシというものではない。 春になると桜が咲く事も、死者を蘇らせる事も、現象としての違いはない。 同じ絵の具で描いた絵なのだ。 奇跡のコースに出会うまでの行程は、遠回りのようで、的確な順序だったと納得をしている。 人生で絶望を味わい、現実では太刀打ちできないと諦め、癒しの世界に入った。 逃げたわけではない。 逃げることしか道が無ければ、生きる気力も失い、とうに命を絶ってい

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          「奇跡に難しさの序列はない」という意味

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          真実の世界へ、ようこそ

          哲学者が買いた面白い本があるので、紹介したい。 そしてそれに付け加えたい事がある。 著者はスコット・ハーショヴィッツ アメリカ在住、ミシガン大学の法学および哲学教授 その中から、二箇所抜粋する。 【・・・神学的な問題を提起する。シミュレーション仮説が正しければ、ほとんどの世界にはそれぞれの創造主(その世界を設計したエンジニアたち)がいることになる。その創造主たちは、シミュレーション世界の住人にとっては全能であり全知だ。彼らは神なのだろうか? それは形而上学的な問題を提起

          真実の世界へ、ようこそ

          世界はなぜ地獄になるのか

          『世界はなぜ地獄になるのか』 それは、人々の罪悪感を投影し合うからだ。 『世界はなぜ地獄になるのか』 橘玲さんという方が書いた著書があり、少し興味を感じて図書館で借りてみた。 この人はこの世界を地獄だと思っているようだ。 誰もはっきり言わない現実の地獄化という現象を、何を持って地獄というのか、そして答えは出たのだろうかと思って読み進めた。 内容は世界のどこかで起こっている戦争をテーマにしているわけではなく、日常的に起こる人々のいざこざや、キャンセルカルチャーと言われる偽

          世界はなぜ地獄になるのか

          古都京都

          下の娘と二人で京都旅行をした。 何年振りだろう。10年は軽く経っていると思う。 前回もその娘とだった。 不登校で中学の修学旅行に行かなかった娘に、京都を堪能して欲しいと、嵐山、清水寺、金閣寺などメジャーな場所を忙しく観光した。 今回は、大人になった娘がおしゃれなカフェや美味しい居酒屋を探して連れて行ってくれて、観光もその流れで無理なく回れる範囲で立ち寄った。 京都は海外からの観光客も多く、バスもタクシーも簡単に乗れないと聞いていたが、有名な観光地を外したからか、まだ紅葉

          古都京都

          赦しの極意

          奇跡のコースの赦しとは、この世界の許しの通念とはまったく意味が違う。 罪を見てそれを許していくのは大きな間違いになる。 コースで扱う赦しとは、罪を犯す事が出来る人は存在しないと言う大前提があり、罪と見られる現象は幻想(夢)なので、幻想を取り消して行くという、あくまでも自分の思考の革命なのだ。 罪の意識の世界からお互いが解放されるような思考革命。 罪人(と見られる人)を心の内で可哀想だと憐れんだり、その言動をただ見過ごす行為をしたり、また、人からの攻撃に、悔しいと思いなが

          赦しの極意

          二元性の統合と単独者の話

          物理の概念では主に、二元論とは観るものと観られるものとに分かれることを言うという。 観察対象と観察者を区別するだけのようで、そこには陰陽とか対極の概念はなく、 ただ二つであることを認識するに過ぎない。(と、わたしは解釈している。) 考えてみれば明暗も白黒も、はっきりとした二分ではなく、この世はグラデーションである。 日没の一瞬の景色は、果たして明るいと言えるのか、暗いと感じるのか、 それはその人のその時の受け取り方による。 男女でさえ曖昧で多様な性が現実にはある。 コース

          二元性の統合と単独者の話

          悟りとは

          わたしから見たこの世界は、矛盾だらけの混沌とした世の中で、誰も本当の幸せに気づいていないように思うのだが、それはわたしの心のレベルの反映(投影)だから、実際皆さんの深層心理は分からない。 もしかして、皆さんはとっくに悟りを得ていて、わたしだけがこの世界に取り残されているのかもしれない。 皆さんはとっくに目覚めており、その肉体には誰も存在せず(その肉体を持ってこの世界を観察する霊、もしくは魂と呼ばれるものはおらず)、それでも映像や音だけがわたしの太古からの記憶でそのまま投影

          悟りとは

          AIと自我

          悲しいから泣くのでは無い。 泣くから悲しいのだ。 自分の身体でさえ、流れていく映像の一部であり、心はそれに反応していく。 そこに自由な意志はない。 自分の感情が自分から湧き出ていると思うのは幻想である。 この世界に巻き込まれれば巻き込まれるほど、人はこの世界の物語の奴隷になっていく。 誰かを好きになる事も然り。 物語通りに出会い、別れる。 恋に落ちたという感覚も、嫌気がさす思いも、嫉妬も高揚も、すべてこの物語を私たちが自然に受け入れられるよう、あたかも自分で発見したかのよ

          AIと自我

          歎異抄を解く(因果律)

          歎異抄とは、浄土真宗の開祖である親鸞聖人の言葉を弟子の唯円が書き残した仏教書である。 その中にこんな会話がある。 (内容をわたしなりに脚色しておく。) 親鸞「これから話す事が、極楽浄土にいくため必要な条件だとしたら、言う通りにするか?」 唯円「親鸞さまのいう事は絶対なので、必ずします!」 親鸞「それでは人を千人殺しておいで。」 素直な唯円はそれが極楽浄土にいくための絶対条件だと知り、人を殺めるために出掛けたが、しばらくして戻ってきた。 唯円「親鸞さま、わたしには千人ど

          歎異抄を解く(因果律)

          天国の存在

          目の前で起こっている現象は、すべての心の投影である。 存在すると思っている人物も実はそこには存在しない。 わたしたちの記憶にある情報から、それらは精密に映像化されている。 肉体を含め自分の外側は何もない。 本当は誰もいない。 見ている私しかいない。 真理は対象は存在しない。 ここでは主にコースの世界観である一元性(真理)の世界を書いて行きたいと思っているのだけど、真理を二元性の文字や言葉で表すことには限界があり、もともと脳は一元性を理解することは無いと言うので色々と矛盾も

          天国の存在