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2020年12月に読んだ本(14冊)

本のレビューを1冊1冊細かく書いていくつもりはないのですが、せっかく読んだものはまとめておいたほうが良いと思うので記録しておこうと思います。

僕は今まで本はほぼ小説しか読んだことがなくて、その中でもミステリー小説が約9割というくらい偏った読書歴だったのですが、なんとなく先月から、もっといろいろな本を読んでいこうと方向転換してみました。

勉強は苦手なのでエンタメ小説しか読んでこなかったわけですが、いろいろな分野の知識の幅を広めようと教養本や実用書などを読んでいくことにしたのです。

そうしたら思いの外楽しくて、結構夢中で読んで、1ヶ月で14冊も読めました。
こんなに読んだのは初めてです。
小説じゃなければ、案外このくらい読めるんだなぁとわかりました。
すぐ読めちゃう本を選んでいるだけなんですけどね。


12月に読んだ本を並べてみます。

1『図解 頭のいい説明「すぐできる」 コツ』三笠書房/鶴野充茂
2『呼吸整体師が教える 深呼吸のまほう』ワニブックス/森田愛子
3『社会人1年目からのお金の教養』ディスカヴァー・トゥエンティワン/泉正人
4『読みたいことを、書けばいい。』ダイヤモンド社/田中泰延
5『絶対達成マインドのつくり方』ダイヤモンド社/横山信弘

6『面白くて眠れなくなる人体』PHP研究所/坂井建雄
7『遅読家のための読書術』ダイヤモンド社/印南敦史
8『ほんとうの自分が目覚める! 月の習慣』徳間書店/FUMITO
9『北欧スウェーデン式自分を大切にする生き方』文響社/マッツ・ビルマーク
10『本当の彼氏のつくりかた』廣済堂出版/藤本シゲユキ

11『運の強化書』SBクリエイティブ/山﨑拓巳
12『超辛口先生の赤ペン俳句教室』朝日出版社/夏井いつき
13『自分を動かす習慣 ~80のヒント集~』ぱる出版/張替一真
14『僕の人生には事件が起きない』新潮社/岩井勇気

読んだ順番に並べました。
副題がついていたりして正式なタイトルはもっと長いものもありますが、箇条書きで見やすくしました。

面白い本もあればつまらない本もありました。
つまらない本の評判を落としたいとか、文句を言って憂さを晴らしたいみたいなことは思わないので、そういう本は特に感想は書かないことにします。


まず7は読んで良かったですね。
タイトルからして自分にぴったりの本だなと思って即購入しました。
自分は本を読むのが遅い「遅読家」と思っているのですが、著者の印南敦史さんもそうであったらしく、でも年に何百冊も本を読む書評のお仕事をしているとのこと。

そもそもゆっくり読むべき本と早く読んじゃっていい本があるみたいで、その分け方や、後者の読み方について解説してくれてとてもためになりました。
習慣としていろいろな本を読んでいこうと決めてから、かなり早めにこの本に出会えて良かったなと思います。


意外と面白かったのが10です。
女性への恋愛のアドバイザーみたいなお仕事をしている男性の書かれた本です。
ただぼんやり恋人が欲しいと願うのではなく、真剣に結婚相手を探したいと思っている女性へ向けた指南書のようなものです。

男性の目線から、男性が女性に何を求めているかとか、どういうところを見ているか、それを鍛えるためにはどうすればいいか、などが書いてあります。
なので男性からしてみても、ああ確かにそういう女性はいいね、と思うようなところが多く、この本の内容を理解して実践できてる女性がいたらそりゃモテるだろうねぇ、と感じました。

俗っぽい表紙やタイトルから、正直あまり期待していなかったのですが、飛ばして読むような部分が少なくて、読み物として面白かったです。
男性の自分が読んでなんの意味があるのかは不明です。


12もかなり面白かったです。
テレビのバラエティ番組「プレバト!!」に出演されている俳人の夏井いつきさんの本です。
実際に番組で芸能人の方々が作った俳句を添削していきながら、俳句というのはこういうものですよ、と紹介してくれる内容です。

「プレバト!!」は見ていないのですがこのコーナーはなんとなく知っていて、俳句自体は全く馴染みのない分野ですが、テレビの番組本でもあるということであれば親しみやすいかなと思って読んでみました。

芸能人ではあるけど俳句の素人である方々が、よくわからないまま作った句を添削する内容なので、かなり初心者向けに作られている本だと思います。
「超辛口」なんて謳われているけど、優しく丁寧に解説してくれているし、添削する側の苦労も伝わってきて面白かったです。
俳句に少し詳しくなれたと思います。


14が一番面白かったです。
ハライチの岩井勇気さんのエッセイです。
芸人さんとして大好きで、ラジオも第一回目から欠かさず毎週聴いています。

日々の出来事を綴ったエッセイではあるけれど、タイトルの通り、書いてある内容に事件や劇的な出来事は特にありません。
自分で組み立てるタイプの棚を買った時の話とか、番組のスタッフさんとリアル脱出ゲームに行った時の話などが書かれています。

それでもとても面白く読めるのは、岩井さんが平凡な日常の出来事も面白く捉えて、面白くアウトプットできる才能があるからだと思います。
「こんなどうでもいいエピソードはテレビでは話せない」というようなことが最後に書かれていますが、それをエッセイとして読むのは大変面白く、文才もあるんだなぁと感じました。


1冊1冊、感想を書いていくこともできないことはないのですが、これぐらいにしておきましょう。
感想を書いていない本がつまらなかったわけでは決してないので悪しからず。

基本的に読書自体が楽しいので、内容がアレでも読んで損した気にはならないです。
例えば自己啓発本みたいなものは苦手だし、スピリチュアルとか超自然的なことについて書かれた本は馴染めないのですが、あえて読んでみたりしています。
内容的には「うーん」って感じであっても、少なくとも本を1冊読んだ達成感は得られます。
それに内容を鵜呑みにできなくても、こういうことを謳っている本ってこういうことが書かれているのか、という意味での教養にはなっていると思うのです。

たぶん次第に、ちゃんとためになって面白い本を見分ける技術なんかも身についていくと思います。
このペースで今後も本を読んでいって、月に一回こうしてまとめる記事を書いていこうかなと思います。

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