第二十五話
縛り曼陀羅①
近頃、黒いものが目の端をよぎる
すばしこく、必ず目線を当てた方に出る
細かな黒虫が浮遊した場合は、身を引き締めねばならぬが、蝶々は寄りもせず白蛾はよく死に絶えている
(地鼠め)
影身だけは送ってくる
万代が茶を淹れてくるが機嫌が悪い
悪いが私も機嫌が悪い
縛り曼陀羅①
近頃、黒いものが目の端をよぎる
すばしこく、必ず目線を当てた方に出る
細かな黒虫が浮遊した場合は、身を引き締めねばならぬが、蝶々は寄りもせず白蛾はよく死に絶えている
(地鼠め)
影身だけは送ってくる
万代が茶を淹れてくるが機嫌が悪い
悪いが私も機嫌が悪い
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