「水府の三門」シリーズ
江戸からはるばる雨宮いばらは、常陸の国に赴任した雨宮又右衛門に会うために、女の身で一人旅立った
又右衛門が亡くなる年に書き上げられた
『美ち艸』は、実はその頃にはもう書き始まっていた!?
郡奉行を歴任した後、亡くなるまで彼の記録は不明である
謎多き又右衛門だが、彼の後輩や門師弟のほうが功労があり、名を残している
それは又右衛門が草分け的でありながら、忠実に任務を全うし、貴重な記録を後任に残したことにある
しかしあえて又右衛門が覚え書きとしてのみ残さなかったのはなぜか
雨宮いばらがたどり着く先には、どんな光景が待っているのか・・
いばらと又右衛門は再会を果たせるのか