いかに自分を騙すか考える。
落花生のプランター栽培を始めてから、はや2ヶ月半が過ぎました。折り返し地点は過ぎた感じかな。そこまで意識してなくても、出勤するたびに見てしまいます。この暑さの中、それでも今年は雨が多いみたい。落花生たちも元気に育ってくれているし、何より花の咲く数が多い。
梅雨の時期に、しっかり雨が降ることで花が咲き、梅雨明けの暑さとともに実がなるための準備をはじめる。
そんな感じで話を聞いていたので、暑くなってきたら花なんか咲かないと思ってた。いまだに1日に4〜5個の花を目にする。ツルも多く伸びはじめ土の中で、きっと良い落花生をつくるための準備をしている。
暑い中、ピンと葉を広げる落花生に元気をもらいます。なんでもそうだと思いますが、最初から育てると気になる。気持ちも入る。毎日、見てしまう。その繰り返しで、情報や知識も深まり目がこえてくる。病気にも気づくし、虫にも気づく。
いかに水を運べるか。
良いものを作ろうと思ったら、いかに手を加えることができるか。作る量を多くするかしないかでも、品質のバラつきが出てしまう。手をかけなくなったら、丈夫に育つ植物だって枯れてしまう。
実ってないものを『もう、大丈夫だろう。』と他に興味を示せば、やはり良い実り方をしなくなってしまう。
すぐ手を抜く性格が出てしまっていて、盛り土を怠りツルがうまく土の中に伸びていかないものが出始めている。『プランターだから良いか。』『以前作った時より、数が多そうだから良いか。』
自分の最初の目標や目的の設定が甘いと、出来上がる前に中途半端になってしまう。山登りを8合目で、『ここまで来たからいいんじゃね。』って思ってしまう自分が、こういう所にもあらわれる。そう思うたびに『山登りの時の自分が出てきてるなぁ。』って思う。
甘える自分を戒める。
『また、この繰り返しだな。』
そんな事を思いながら、
『最後までしっかり走りきる、やりきる自分になろう。』
と言い聞かす。いつまで、この繰り返しをするのか。やると決めたら、最後までやる。それだけなのに、それが中々できない。人ってこんなものなのか、自分だけなのか。
結局のところ甘えてしまうので、最近では『いかに自分を騙せるか。』を考える。仕組みや環境を整えて、無理矢理にでもやり続けるようにする。半年間、朝早く起きてやってることがある。その結果、身になっていると感じることがあるからこそ、毎日続ける大切さがわかる。
すべてにおいて全力疾走とはいかなくても、疲れない程度に走りきれる自分になろうと思う。落花生を育てながらも、そんな学びを得ています。
先日、虫に食われた茎を切った脇から、新しい芽が出てました。強く育ってる落花生を見たら、その頑張りに手を差し伸べなきゃいけないでしょ。
頑張りが必要なのは、8割超えてからだ。