偶然という不思議
今日は26年前の入籍記念日、なんですが…
(結婚記念日は7月4日アメリカの独立記念日)
7月1日は香港が中国返還の日のようです。
新しい門出のような意味合いのような験担ぎで
決めました。結婚式はマウイ島で、
新婚旅行がオアフ島という、当時は日本で
結婚式を挙げないのは珍しかったのですが
国際結婚の友人のメイドオブオーナーに
なってから、海外挙式スタイルが夢でした。
海岸で見たアメリカ独立記念日の
打ち上げ花火も遠い思い出の中にあります。
さてここ最近の湿度と温度があまりにも
ザ・梅雨 プラス 真夏の気温 とあって、
本当に不快だなぁ〜と思っていたんです。
動かず食べてばかりいては、
流石に体重もじわじわと増えてきます。
大雨でもエイッと大きな公園へ行くことに。
もちろん美術鑑賞も込みです。
砧公園までドライブ。
少しウォーキングすると…
世田谷美術館。
今日の美術展は…何だろう?
今日が初日とは存じませんでした。
しかもシャガール展。
他の美術館を考えていたのですが
大渋滞と雨足も強く…
天候のせいか人も少なく一枚の絵を一人占め。
立ち入りの線がなかったので少し距離を保ちつつ
かなりの至近距離で鑑賞させていただきました。
カメラがOKのところでいくつか写真を撮らせて
いただきました。
そこで本題なのですが…
26年前、夫が当時の上司から、
結婚記念に絵をプレゼントされたのですが、
それがこちらなんです。今さっき、
納戸から探し出して玄関に飾りました(下方)。
当時は、結婚のプレゼントに絵を!とは
なんてお洒落な上司だろうとは思っていましたが…
今日までシャガールが『愛の画家』と呼ばれている
ことも、人が絵の中に描かれていたり、
不思議な動物が版画の中で映し出されている
意味も気づかずにいました。郷愁と愛なんですね。
なるほど… ここまで考えての、
贈り物だったんですね。
26年後に、初めてシャガールの絵に
向き合うことができたような気がします。
(納戸入りはいけませんね…
と言いますか、シャガールという
名前だったかどうかも忘れていた
というのが本当のところです。
似ている馬のような絵が
たくさん展示されていて思い出した
というのが正解かもしれません。)
今朝まで全くの予定もない一日。
ウォーキング兼ねてのドライブで、
こちらの美術館へ向かったのも
何かの縁でしょうか⁈ 偶然?
偶然?という不思議です。
7月になりました。
2023 後半も、
何か動くことで、何かを吸収しながら
大切な何か、に気づいていきたいです。
偶然というのか、必然というのか、
運命?みたいなものを感じた日。
シャガールのことを知りたい、
絵のことも学びたい、
そして、最後になりますが…
美術展の初めに展示されていた
『ラ・フォンティーヌ寓話集』
のシャガールの挿絵。
なんといっても、
各絵の横の説明書き小パネルを、
こんなに何度も何度も食い入るように
見て読んだこと、は初めてでした。
30枚前後にわたる寓話のエピソード、
その中に人生の教訓や、哲学が
ひとつひとつに入っていて深いんです。
鉛筆で紙に書き留めるのも、
全部は大変でした。。
(時間ができたので、今追記しますね)
書き留めたいくつかの話は、
こんな感じです。
正確には一字一句うまく書き写せなかったので
大まかに大意を記すと、
ある一つの寓話では、
孔雀が自分の歌声が嫌がられるので
美しい声で鳴く鳥が羨ましく
神に嘆いていると返答が。
「鷹には俊敏さ、鷲には勇気、
カラスは予言に役立つ。
君には大きな美しい模様の羽根がある。
不平不満を言うのはやめなさい。
その羽根を全て取り上げることにしよう。」
…と、こんな感じです。
他には「生まれ持った気質はこんなにも強い。
習性になったことをやめさせようとしてもムダ」
「辛抱と長い時間は、力や怒りよりも
多くのことを成し遂げる」
「無知な友より賢明な敵の方がまし」
ちょっとゾクッとするシュールなエピソード
を交えて、実際はもっと力強い言葉と
気迫を感じました。
ラ・フォンティーヌの童話は、
近々本で読みたいと思いました。
また、少し調べてみようと思います。
偶然にもかかわらず、今年は
特に何もお祝いのプレゼントも
特別な食事もないですが…
素敵な記念日になりました😊
そんな一日の記録を…
本日も読んでくださりありがとうございました。