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私が仕事を辞めた理由。Part2

こんにちは。
前回の続きです。


仕事に対する価値観

コロナ禍に入り3年目、ここへきて影響が出てきた我が家。

それと同時に、自分の仕事に対する価値観を考えるようになりました。

私の夫は、数年前に独立しコンサルティング会社の代表をしています。

以前からよく
「将来めちゃくちゃお金持ちになったら、広い土地を買ってビルを建てて、1階はカフェ、2階は事務所、3階はサロンや教室を開けるコミュニティースペース、とかやりたいなぁ」

とふたりで話していて、それが実現出来たらめちゃくちゃ楽しそう!!ととてもわくわくしていたのですが、

2年前に夫がその夢の第一歩ともいえるお店をオープンさせたのです。

事務所兼、コワーキングスペース&フリースペース。

ご縁があって地元でお店を開くことができ、順調とはいかないまでも(田舎なのでコワーキングというものがあまり浸透していない)細々と2年ほど続けています。

夫は仕事上いろんな業種の方と関わることが多く、お客様は会社の代表やフリーランスの方がほとんどです。

夫はよく仕事の話をしてくれるのですが、

いろんな方と繋がっているとそこからまた新たな仕事や事業が生まれて、また人との繋がりが生まれて…と

「やりたいこと、やってみたいこと」が益々膨らんでくるようでした。

仕事に対する不満

それに比べて、私。

休みとそこそこのお給料だけもらえればオッケー、仕事はその時間内だけ頑張ること、と割り切っていました。

歯科衛生士の仕事は「人の役に立っていること」を直で実感できるし、感謝もされるし、それなりにやりがいもありました。

割り切って仕事をしている分には申し分ない環境です。

でも改めて自分の仕事を振り返ってみると、

・点数を取るために小さい虫歯をチェックして治療するようにつなげる→本当は、小さい虫歯はフッ素とこまめな検診で経過をみたい。なるべく削らないほうがいいと私は思っている
・クリーニングの方法はある程度任されているけれど、使う材料やクリーニングの期間は決められた範囲がある
・患者さんのために、治療するべき・経過をみるべきなど思うことはあっても、結局は経営者である院長の方針に従わなければいけない。そしてそれを患者さんに説明しなければならない
・衛生士は助手より多くはもらっているけれど、どれだけ頑張ってもあまり給料に反映されない。けれど、年数を重ねると責任感だけはどんどんのしかかる。

など、不満な点が私の中で露出してきたのです。

結局は雇われの身。不満があっても、自分の意に反していても、従わなければいけない。

そして、詳細は言いませんが歯科業界自体もとても閉ざされているな、と窮屈に感じるようになってきました。

もちろんこれは私が感じたことで、全ての衛生士さんがそうではないし、

歯科医師・歯科衛生士・歯科助手という仕事はなくてはならないとても価値のある職業で、決して批判ではないです。

でもそんな積み重なった不満に目を向けてしまうと、だんだん仕事に嫌気がさしてきてしまいました。

そして、元々息子が小学校に上がる時に出来れば学童に入れずに家で出迎えてあげたい、という夫婦の思いも重なり、昨年退職に至りました。

ギリギリ今年の3月まで仕事を続けようとも思ったのですが、運良く(?)新しい衛生士さんが早々に決まり引き継ぎもうまくいったので、早めに退職することができました。

新しい夢

今のところ衛生士という仕事に未練はなく、再就職する予定もありません。

このことが自分や我が家にとって、いい方向に向くのかどうかはまだ分かりません。

でも、今は新しい夢に向かっていろいろ準備をしているところです。

夫もそのことに関しては応援してくれているので、茨の道になるかもしれませんが頑張ろうと思っています。

何も考えずただただ稼ぐためだけに働いてなくてよかった!と思えるように、
息子に夢に向かって頑張っている姿を見せられるように、
春から一歩踏み出そうと思っています。


今回も長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!!








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