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達人への道「マスタリー」とは【達人のサイエンス②】

前回、『達人のサイエンス』という本を
どういう人が書いたのか

という話をした。

今回からは、

・「達人」とはどういう人なのか
・どうやって「達人」になるのか


といった内容に入っていく

達人へのキーワード「マスタリー」

マスタリーとは英語の「Mastery」のこと
辞書的な意味は「熟達、習熟」である。

これが達人への道になっていく。

本書の中ではこの「マスタリー」
以下のように説明している。

マスタリーとは、「初めに困難であったことが、練習や実践を重ねるにしたがい、しだいに簡単で楽しいものに変わっていく不思議なプロセス」である。

P2

たしかに、習熟とはこういうものだ。

誰でも、何かに習熟して
楽しい思いをしたことがある
と思う。

例えば、難しい漢字が書けるようになったとか
新しい計算方法を身に着けたとか
バスケットでシュートが入るようになったとか…

達人への道というのは

習熟=マスタリーを
「終わることなくずっと」繰り返していく
ことである。

ポイントなのは
「成果を出す」のが目的ではない
ということだ。

どこかにたどり着いたら終わり
目標を達成したら終わり…ではなく
マスタリーは「旅」なのだ

それ(マスタリーのこと)は豊かな成果をもたらすが、ほんとうは目的地や終点なのではなく、むしろ一つの過程であり旅なのだ。この旅が「マスタリー」と呼ばれるものである。

P10

そしてさらに、この
達人への道=マスタリーの旅に
向かえる人の条件
とは…

マスタリーの旅には、生まれつき例外的な能力を持つ人々にしか手に入らない特別の切符が必要だと思われがちだ。しかしマスタリーはなにも特別の才能を持つ人のものではないし、運よくスタートが早かった人にとってさえ確かなものではない。しかしマスタリーの道を歩む意思さえあれば、年齢、性別、今までの経歴などは関係なく、この旅は誰にでも可能なのである。

P10

いつでも、誰でもOK

意思さえあれば
マスタリーの旅は可能

ということなのだ。

これは、先ほども述べた通り
マスタリーが
華々しい結果を目的としたものではない
からだ。

たしかに、世間で目立つ結果を出すには
若い頃のスタートや、持って生まれた才能が
必要になる。

しかし「達人への道」=「マスタリーの旅」は
「習熟を終わることなく繰り返す」ことが本質
である。

習熟による楽しさ
自分なりの達成 を味わい続けること

達人としての人生である。

成果はオマケとしてついてくるだけ
決して目的ではない。

だからこそ、いつでも、誰でも
達人への道を歩みだせる
のだ。

まとめ

達人への道は
マスタリー=習熟の旅である。

いつでも、誰でも
マスタリーの旅を始めることは
可能である。








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