達人への道で避けられないもの「プラトー」とは【達人のサイエンス③】
前回は
達人への道=マスタリー(習熟)の旅であり
習熟を終わりなく繰り返すことが達人の道。
華々しい結果は目的ではない ということ
そして、だからこそ
達人への道は
いつでも、誰でも、意思一つで歩み出せる
ということを話した。
今回はその、マスタリーの旅の中で
必ず遭遇するもの
「プラトー」について紹介する。
…
プラトーとは?
プラトーとは
学習が伸び悩んでいる時期で、
学習曲線が水平になっている状態である
イメージ図を示す。
まず、一般的なイメージ
これだったらわかりやすい。
学習したらしただけ成長する
日々成長を実感できる
…が、実際はこうはならないことを
多くの人は経験的に知っているだろう。
つまり、この線は違う。
いくら練習しても
伸びてこない時期というのが訪れる
…というか、ほとんどの日が
やっても「伸びが実感できない」日なのである。
だから、実際はこうなのだ。
この平坦になっている
「伸びが実感できない」期間が
プラトーなのだ。
このプラトーにどう向き合うか
それが達人への道の成否を分ける
…
達人になれない人
達人になれない人の
プラトーへの向き合い方は
3パターンに分けられる。
①ダブラー型
②オブセッシブ型
③ハッカー型
の3つだ。
順に見ていく。
まずは、ダブラー
ミーハー型だ
このタイプは熱しやすく冷めやすい
新しいものに飛びついて
最初の上達を体験すると
有頂天になる。
…が、その後のプラトーに向けた
後退を感じると、一気に熱が冷める
結果、また次の新しいものに
飛びついていってしまう
次はオブセッシブ
せっかち型だ。
このタイプはプラトーに入ると
それを許せずに、ガムシャラに努力する
結果として、努力の割に伸びず
結果的に後退がきて、
やはり断念してしまう。
最後はハッカー
のらりくらり型だ。
このタイプはプラトーがきても
特に焦ったりはしない
ただ、するべき努力もしないので
実力はそこで留まってしまい
次のステップへの成長が訪れない
以上3つのどのタイプになっても
達人への道、マスタリーの旅を
続けることはできない。
では、どうすればいいのか…
続きは、次回に。
…
まとめ
学習と成長の関係は
長い停滞(プラトー)と
急激な成長の繰り返しである。
プラトーとの向き合い方で
達人になれるかどうかが決まる。