サルトル VS レヴィ・ストロース その2 西洋歴史観への批判
こんにちは、らるです。
昨日に引き続き、
『史上最強の哲学入門』から
サルトル VS レヴィ・ストロースを
お送りいたします。
昨日は、西洋哲学における
『歴史感』と
サルトルの思想・提案
について書きました。
昨日の記事を追うのも
大変だと思うので
流れを簡単におさらいします。
西洋の歴史観はこう
サルトルの提案はこう
若者の反応はこうです。
ここで、レヴィ・ストロースが
登場します。
レヴィ・ストロースが
バトルを仕掛けたのは
1つ目の図で示した『歴史観』です。
つまり、こういうことです。
サルトルの言う
「西洋人は真理への道のトップランナーだ」
という思想を真っ向から否定します。
レヴィ・ストロースは人類学者として
『未開』とされてきた社会における
「深遠な社会構造」を『野生の思考』で
示しました。
つまり、
『歴史』は階段状の一本道じゃない
西洋人は『真理』へのトップランナーだ
というのは、思い上がりに過ぎない!
『真理』に向かう道は無数にある
と言っています。
この思想が受け入れられた結果
どうなったか。
サルトルの哲学は影響力を
失いました。
↓こういうことです。
こうして、
サルトル VS レヴィ・ストロースの戦いは
サルトルの着けた火を
レヴィ・ストロースが消火した形で
幕を閉じました。
…
ここまで噛み砕いて貰えると
私でもわかりますね!
こんな形で、
哲学者同士のバトルをわかりやすく、
面白く書いてくれているのが
コチラの本になりますので
哲学の流れに興味のある方は
ぜひ、読んでみてくださいね!
ではでは、また明日!