妻への最大で最高の贈り物はわたしにはすでに両親が無いこと
妻が 公休に休暇を足して 郷里に向かった
母が 明日 誕生日を迎える
そのおめでとうを兼ねての 帰省だ
たまたま 同居の姉が体調を崩し 検査予約が入り
誕生日祝いどころではないけれど 母にはそのことを
話していないと聞いた
短期ステイで あまり本人が望まない 施設に
数日宿泊中で 誕生日を迎えそうになり
妻が この日程を合わせた
義姉は 大変だと想う
夜間 なかなか寝付けない義母
オシッコのいろいろで 数十分おきに 姉を呼び
トイレに向かう 紙オムツもパンツも 役立てない
そのままでと!言っても 気持ち悪いと外して
トイレ!
頑固な義母は 自宅外では 入居から弾かれる
たまたま短期なら 親族が責任者をしている関係で
無理に受けて貰えている
姉を少しでも 助けたいと 義妹が何度か一週間単位で帰省して 代わりを買って出ているけれど それとて
所詮は 百歳に数年足らずの母の子で 高齢者だから
夜間殆ど寝られない 添い寝みたいな数日間は
へとへとになって 帰って来る
妻も 二度目の帰省ながら 仲の良い3姉妹だから
それぞれに 姉を思い遣り 且つ 母を想う
娘ごころが そこに在る
妻と結婚するにあたり
わたしが 心底考えたのは
家柄も財産も 加えて地位も何にも無い尽くしながら
実親の介護は無いよ!そのことだったな
加えて 早くから自立しているから 妻や家族に
もしものことあれば 看病だって家事だって
何でも大丈夫!
そしてそのことが 四十数年を経た 今になって
初めて 妻のために 良かったな!と・・・
恋活や婚活 シニア世代の再婚活
好きだ嫌いだ 振った振られた 出逢った別れた
いろいろ じぶん・じぶん・じぶん の目線で
人生を語るひとたち多数で とてものこと
親のことどころではない時代を 迎えている
これからの老後は とにかく 我が子や周りを
如何に振り回さずに 自力で生きながらえるか?
だろうと想う
もちろん お金が必要だし 長生きしたいなら
自ら摂生して 健康長寿をこころがける必要がある
ゆめゆめ 子どもたちに 頼ろう!なんて
そんな無謀な考えは 一日も早く 捨てたら良い!
もちろん 子育ての見返りなんて 考えてはいけない
子どもたちは じぶんのことだけでさえも
容易ではない 社会で生きているし
甘やかされ 満たされて当たり前世代なのだから・・・