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監査法人1年目の教科書 -スタッフが評価されるポイント5つ-

現役パートナー・現役監査法人スタッフの意見も踏まえ、スタッフが評価されるポイント5つ書いてみました。総括すると仕事に対する姿勢が大事なようです。

報連相

これにつきます。特にリモート環境下では部下が何をしているのか、把握するのが非常に大変です。上司からすると、電話するのも急かしてしまうかな、と躊躇するケースもあるようです。結果部下から報告がないと、状況把握できず心配になります。上司には色んなところからプレッシャーがかかっていたりしますので、一緒に働くならストレスのかからない人となりがちです。仕事をしているアピールも兼ね、報連相をうるさいくらいしましょう。アピール上手もスキルの一つです。

積極性

仕事に対する前向きな姿勢、評価されるうえではやはり大事です。意外と一緒に働いて楽しいか等の定性的部分も評価に響きます。積極的な方からは元気ももらえますし、自分も頑張ろうと刺激になります。この刺激というのは年を重ねるとどんどん得難いものになりまして、年を重ねても成長意欲の高い方は大抵若い世代との接点を意識的に設けています。ぜひ先輩方に刺激を与えられる新人さんになってみてください。「こいつ、成長しそう…!」という刺激も先輩にとってはありがたいのです。

素直さ

素直だと教えてあげたいな、という気持ちになります。管理職も人間であり、部下を対等に扱うことは当たり前だと思いつつも、それを実現するのは非常に難しいです。教えてもらったとしても、それを全て取り入れる必要はありません。武道の世界でよく言われることですが、守破離です。まずはとりあえず言われたことを守ってみる。そこから少し型を破ってみる。さらにアレンジを加えその型から離れオリジナルを。「自己流は事故る」とも言いますが、最終的には自分の型を作る必要があると私は思います。世の中も自分も変化していきますので、色々試して自己流を作ってみてください。

やりきる力

監査法人では「これお願いします」とタスクベースで任されます。多くの監査法人のスタッフは「○日~○日まではこのクライアント担当」と日付ごとに担当が決まります。これをアサインと言います。スタッフで良くあるパターンが「もうアサインがなくなります。ここまでしかできませんでした」と途中でやめてしまうパターンです。おすすめはアサインは目安くらいに考え、タスクを任されたらやりきることです。やりきってほしいからお願いしています。

ただここで注意点が。アサインされた期間に対して、明らかに多いタスクが任されるケースがあります。最初はどの塩梅が相当なのか分からないかと思いますが、経験を重ねさすがに多いなと感じたら交渉することも大事です。まずは自分の身優先です。身を滅ぼしてまでやるべき仕事なんてありません。

調べてから聞く

空雨傘セットで聞くことを意識すると、自然と調べてから聞くことができます。質問をされる側は「調べてないなー」とすぐわかります。残念ながら教えてくれスタンスでは、いずれ相手にされなくなります。ここが学校と会社の違いかもしれません。学校ではもっと教えてくれは評価されるのに。

空雨傘セットについてはこちらの記事で細かく述べていますので、興味ある方はこちらの記事を読んでみてください。

(おまけ) 私の大事にしているポリシー

働く限り評価からは逃げられません。ご参考までに私が仕事をし、評価をされるうえで大事にしていることを挙げます。毎朝スマホに表示し、意識できるようにしています。

  • 寝たい時に寝るが、二度寝はしない

  • 目標達成できないなら貯金はいらない

  • 口説くレベルの聞き上手であれ

  • ご機嫌であれ

  • 奢られたら必ずモノを返す、感謝は形で伝える

  • 分かったふりはするな、後悔するぞ

  • 反射的に謝らない

  • 英語は定期的に聞くべし

  • おなかから声を出す、呼吸を深くする

  • 遊び倒す、人生は死ぬまでの暇つぶし

  • 死ぬときにやり切ったと言える人生か


最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事が皆さんの役に立てば嬉しいです。なお以下の記事が「監査法人1年目の教科書」シリーズすべてを集約したものです。私がこのシリーズを始めたきっかけ、込めた願い等も書いていますのでよかったらどうぞ!

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