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ハートを広げる
先日、中学二年生になったばかりの女の子の施術をしました。
生まれてきて14年ばかり、若いといっても肉体的な緊張を全身に抱えていました。
本人の要望は 小顔にしたい‼
身体からの声は、とにかくゆるめて広げてほしい、でした。
時間があまりなかったので、全身のバランスをみて、ゆるめる必要のあったポイントをゆるめていくと、ずいぶん上半身がふくらみました。
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鎖骨のすぐ下には肋骨があって、変形していなければ、軽く触れると骨を感じられますが、みなさんはどうでしょうか。
鎖骨より奥側に肋骨が感じられる、もしくは感じられない場合は、肋骨が変形してペコっと潰れています。
これを 胸が痩せた~と勘違いするんですね。
肋骨がペコっと潰された状態とは、上半身が硬くなった筋肉で潰されている、ということ。
この状態では、肋骨に守られている心臓や肺が押されて圧がかかってしまう。
心臓=ハートの部分は、エネルギーが溢れ出す大事な大事な場所なので、肋骨はできるだけ広げて、スペースを作る。
本来の動きができるように心臓や肺の機能を上げておくことは、すごく大切です。
肺の周りにゆとりができれば、呼吸も自然と深くなります。
呼吸が深くなれば、それだけで全身がゆるみます。
逆に、上半身が潰れている状態=肋骨が潰れて変形している 時には、呼吸が浅い状態で、酸素がうまく身体の中に入ってこないから、身体が不安を感じ、それが心への不安にも繋がるのです。
そして、顔、表情にも その不安が映し出される。
身体が不安を作り出しているのならば、ゆるめて 硬さを解放して 安心を作り出してしまえばいいですね。
上半身が広がってふくらんだことによって、顔も小さくなって、頬あたりがふっくらして、顔も短くなって、本当の自分顔に近づいてきました。
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ゆるんで 広がって ふくらむとは、大きくなる、太ったように見える、とは違います。
内側が広がって、潰れて傾いていた骨や硬い筋肉で引っ張られて正しい位置にいることのできなかった骨、ねじれて短くなったり、厚みが出たりしていた筋肉が 柔らかく 優しく 内側から押し上げられて立体になる感じです。
胸部だけではなく、頭頂から足の裏まで 筋肉ラインをつなげていくことによって、内臓も含めて全身の調和がとれてきて、本当の姿に戻っていきます。
そしてエネルギーを動かす、エネルギーが高まっていきます。
生命エネルギーを高めておくことも本当に大切です。
それには、全身をゆるめておくことが欠かせないのです。