中学生のときからの思い込みから解放されて、ラクになれた。

 わたしは、社会人7年目のときにメンタルの病気をわずらいました。リハビリを経て、幸運なことに民間企業の障害者雇用で働きはじめましたが、その後も3年ごとに病気を再発して、仕事もそのたびに半年ほど休職することになってしまうという経験をしました。
 
 いまのわたしにとって気がかりなのは、来年が次の不調の波がきそうな年だということでした。

 そこで、いまのわたしにできる来年の1年間を元気に乗り切るためにできそうなこととして、自分の心の奥深くを見つめてみることにしたのです。

 そうしたら、中学生のころのわたしが感じた「将来自分は社会で役立たずな人になるんだ」という思い込み・信じ込みを偶然思い出したのです。
 それと同時に、その思い込み・信じ込みがはたして本当に的をえているのだろうかと考えてみました。
 日常をふりかえってみると、同僚から「助かりました。ありがとう。」と言われることもそこそこあるという事実に目が留まって、「自分ってひょっとして、役立たずなんかじゃなくて、実はすでに周りの役に立ってる人なのかも!?」と思い至ったのです。

 「役立たず」なセルフイメージを持っていたのに、病気を発症したころや再発したころは、仕事でもっともっと幅広いことや専門的なことをたくさんこなしていけるようになりたいと、息巻いていた時期でした。
 当時のわたしは気づけませんでしたが、もしこの願望が達成されたら、「わたしはいろいろこなせる役立つ人」になってしまうわけで、そうすると中学生以来のセルフイメージである「役立たずな自分」とのあいだに矛盾が生じることになります。
 わたしの分析では、「あんたは役立たずのままでいなきゃダメなんだから、いろいろできるようになっちゃうと困るでしょ。だから病気にしてあげるよ。」と、身体や精神面に潜在意識から不調をプレゼントされたのではないか、と解釈してみました。

 根拠のない自分を苦しめてきた思い込みに気づいたわたしは、セルフイメージの書きかえをしてみました。
 具体的に言うと、「わたしは役立たずなんかじゃなくて実はすでに役立ってる人なんだよ」、「わたしはしょうもなくない人なんだよ」と言語化してみました。

 いまは、このように思い込み・信じ込みの書きかえができたので、セルフイメージと実際の自分とのあいだの矛盾が解消された気持ちになり、とてもさわやかで、すがすがしく、ラクな気持ちにつつまれています☆


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