自死はなぜいけないか

自死遺族。
重い響きです…。自死遺族の会などに参加しようかなと思う時もありました。でも、そんな場にも私の居場所はありません。なぜか?と言うと家族のうちの１人が自死しました。と言うのが普通だからです。私のように家族３人なんてドン引きされてしまうでしょう。

誰がどこまで知ってるのか。親しい友達にも話せません。

自死が何故いけないか。
家族に一生消えない十字架を背負わせるからだと私は思います。家族がいないから自分はいいだろう…ということでは決してありませんが。

人が亡くなった時、周囲は死因を聞きたがります。悪気はないと思います。でも、それが遺族の傷を拡げます。他の病気で亡くなってくれたら良かったのにとさえ思う時があります。

保険の関係で、窓口で死因とどのようにして亡くなったかの状況説明をした時がありました。周囲は日常です。私だけ氷の塊の中にいるような感覚になったのです。そして私の家族の自死は、今の家族ヘも影響を与えてしまっているのです。

中高生の自死が増えているというニュースがありました。

私から言わせてください…

生きることが死ぬより辛いのでしょう。辛くて辛くて終わりにしたいのでしょう。

でも、どうか死なないでください。周りに迷惑かけていい。逃げ出してもいい。どうか誰かに助けてと声をあげてください。

今の死にたい気持ちは、病気がそう思わせてるだけだから。いつかきっと笑えるから。一緒に生きて行きましょう。