全てを楽しくしてしまう男【武田双雲】
また、面白い人を発見!
武田双雲
日本の書道家
彼の出ている動画をいろいろ見て、私がしたいことはここかも!という思いに駆られた!
とりあえず、彼のインタビュー動画から、人生をまとめてみたよ。
母親が書道の先生をしていたことから、3歳くらいから筆を持ち、書道を習う。
書道に関してはスパルタの母だったが、他の場面ではものすごく両親にかわいがられてきた。
テストの点数が悪くても「お前は天才だわ」(←本気の褒め)しか言われないような、完全に我が子を大絶賛する育て方。
おかげで『スーパー根明、ずっと太陽みたいに明るい子』な幼少期を送る。
しかし、のちにわかる特性のせいで、落ち着きのない空気を読まない子でもあった。
中学時代は周りでヤンキーが流行ったから、自分のように無駄に明るい子は無視されたと言う。
この辺は暗黒時代。
友達・学校・部活・塾・・・どれも合わない。
高校生の頃まで同様だったようだ。
大学時代は楽しかったが、周りの空気も読めずにいたので、就活するという未来も想像せずに暮らした。
周りからの指摘で気付き、研究室の先生に相談へ。
「おもしろいね~」と言われ、NTTに推薦されて就職。
面接では「世界を変えます!」とか訳わかんないことをしゃべったのに採用された。
会社でも明るくて元気なのだが、会社的におかしなことばっかりするから「いらんことするな!」と怒られてばかり。
仕事中に墨をすり、伝達のメモを筆で書く。
直属の仲間達は無反応。
しかし、そのことをきっかけに意外なところで噂が広まり、職場の女性達が「私の名前書いて」と集まってくる。
名前を筆でかいてあげたら、「自分の名前が嫌いだったのに、好きになれるかも・・・」と、感動して泣いてくれた。
自分の『書』によって人の心が動いた原体験。
ここが双雲さんの大転機!
その場で急に、辞表を出しちゃう!
“世界中の人の名前を書くぞ!って、70億人いるから・・・”想像は膨らみワクワク!
しかし、書道教室を開いたがお客は来ない。
やることないから・・・とあるサックスミュージシャンの演奏に感動して弟子入りしてストリート演奏について回った。
そこで様々な人と関わって、文字を書いてコミュニケーションをとる。
書を通して再び感動体験を味わった。
この辺から、今まで人に興味なかったけれど、人間に積極的に踏み込むようになった。
その後、口コミ・メディアで広まり様々な作品がとりあげられる。
でも、書道仲間からは「こんなの書道じゃない」と批判されるようになった。
もともと自分は『自信がないタイプ』だと言う。
褒め言葉も批判もそのまま受け取ってしまうことで体調を崩し、入退院を繰り返した。
発達障害キャンペーンのイベントに関わったことがあり、専門家の方と対談したり一緒に行動したりする中で、自分がADHD(多動性症候群)だと教えられた。
「その時に、むちゃくちゃホッとした。
傷が癒やされる感じだった。」
と彼は言う。
それまでは、怒られる自分が悪いのかなって自分を責めていた。
「みんな俺がポジティブだって思う人がいるかもしれないけど、基本超ネガですよ。
ポジティブな人間なんて1人もいない」と彼は言う。
否定されたくないし、俺が悪いんじゃなくて性質だったんだっていうレッテルを貼られた方が、自分は楽だった。
その特性を活かすためにアートの道へ。
アートはやっちゃいけないことがほぼないから。
衝動的にいらんことを自由にやれてるから。
アートによってずっとカウンセリングをしている感じ。
あまりにも頭の中が多動すぎて、ひたすら目の前のことに反応して定まらないから、一個筋決めようってある時思って。
『楽(たのしい)』って字を書くときに、すごく楽しくてワクワクした。
文字のかわいらしさやキャラクターに気付く。
「究極の楽しいと楽は、感謝だったんですよ。
楽な感じと楽しい感じが俺っぽいな。」と笑う。
アメリカを拠点に活躍しようとしていたところに、世界のコロナ感染症蔓延。自粛。
そんな中、起業家と組む新プロジェクトのお声がかかり、初めは断った。
よくわからない世界に、危険もあると思った。
でも、「頭ではNOなんだけど、心がワクワクしてて・・・。興奮⁈」
そうなったら止められないらしい。
「人生は1回っきり。
人間って毎日同じ事繰り返してたらモチベーションが下がっていく。
a new (新しいこと・新鮮な気持ち)な感覚がないと下がっちゃう。
やっぱりチャレンジは必要ですよね、人生のワクワクとか楽しむためには。」
「もう1回、生意気な空気読めないアホ野郎になりてぇな。」と嬉しそうに話していた。
【私の感想と思い】
ご両親の育て方がすごい!
他動画もいくつか見て、ご両親も双雲さんと同じような気質をおもちらしいことがわかる。
世間一般の価値観とは違った見方で、双雲さんの良さを大切にしながら育てられたのでしょう。
自分は、ついつい「勉強やったの?」って息子にきいちゃう(>_<)
『他人をコントロールはできない』と知りつつも、ついやっていて気付く。
気付いただけ良しとしよう(笑)
自分の特性を知ったことが、プラスに出たタイプの方。
“認めたくない”とか思うと、悩みに変わってしまうかもしれない。
私はなるべく自分を客観的に見たいと思っている。
花で例えるなら、自分が本当はタンポポなのに、周りがバラばっかりの環境にいて、「バラみたいになりたい!」って思い続けていたら苦しいですよね
(´д`)
バラにはバラのよさが。
タンポポにはタンポポのよさがある。
だから自分がどんな花なのかを知って、ありのままの自分の姿で咲ければいいかなと思う。
(本当は花じゃなくて人間だからね、自分を見極めるのはとても難しいんだけれど)
本当に咲けるのか⁈問題もあるけれど。
歴史的に長い目で見たら、咲けずにしおれたとしてもそれが“悪”ではないとすら思う。
(咲けたら嬉しい♡)
こんなに明るく育っても、ネガティブもちゃんとあるんだ。
もしかしたら、自分とは違う生き物にすら見えそうな『陽キャ』『超外向型』の人達にも、ネガティブはあるのかも。
きっと見えていないだけ。
双雲さんは頭もいいし(東京理科大学卒)、書道やアートの才能爆発しているし、“もってる人”
全く別次元な人に思える。
だけど、自分のようなノースキル人間でも、『ワクワクや楽しい』を追い求めたっていいよね!(別に大きなことを成し遂げたいとかではない)
別動画で、双雲さんが「自分が楽人間になるにはどうすればいいか」っていうのを研究していると言っていた。
『リラックスとエンジョイ』
私もここが目指したいところ!
それを目指すと、これまで自分がいかに雑に生きて周りが見えていなかったかがわかると言っていた。
いいか悪いかは別にして、極端に振り切ってやってみたと。
20年。
すごい!
自分は楽しんでいる人・楽な人。
周りの苦を取り除く人。楽しませる人。
・・・身体に刻み込む。
だけど、想像以上に難しかったと言っていた。
人間の苦は想像より多いし、自分自身も楽していない現実が出てくるし、未だに改善の連続だと言う。
例えば、“髪を乾かす時の過程1つ1つを楽しんでやる”とか“おはようの挨拶が雑だったな・・・と思ったらやり直す”とか、めっちゃストイックに楽しんでやっていた(・∀・)
失敗やネガティブ、エゴとの調和などを図りながら続け(←ここがやっぱりリアル)、現状、家族関係や健康・仕事もトラブルなく幸せに暮らせていることを実感しているらしい。
自分ではここまで細かくできないことはわかっていますが、日常生活の行動を通して、丁寧に行い小さな心の動きを感じながら生きていけたらいいな~と憧れています☆
あと、アラレちゃんの曲の話も納得したな~
この曲、楽しい出来事がすでに起こって楽しいのではない。
これからどんな事が起こるのかと、ワクワクしている状態のこと。
その気持ちが大切ってことですよね!
アラレちゃんが言うと楽しそうだけれど、「どんなことが起こるかな・・・」って不安と恐れいっぱいの心持ちで言ったら、全く別のものになりますよね
(´д`)
もしかしたら、その後の出来事が変わることだってありそうです。
不安や恐れを認めつつも、なるべく楽しい方へ!
『自分なりの幸せ研究』今後も続けていきます!