おじさんがnoteを半年やってみて考えたこと ②有料化で記事の評価を測る?
私がnoteに初めて記事を書いたのは、2024年の5月末です。
11月末で半年経過したの機会に、「おじさんがnoteを半年やってみて考えたこと ①軽く振り返ってみる」という記事を公開させていただきました。
その中で、noteが
・考えたことをアウトプットする習慣が出来たこと
・口下手な自分には有難いツールであること
・趣味を深めるのに役立っていること
・ささやか交流が励みになっていること
・ちょっと自信に繋がっていること
などを書いていました。
お陰様で多くの方に読んで頂き、スキをしていただいたり、フォローして頂いたりと、とても嬉しかったです。
有難うございました。
記事の後半では、引き続き評価や自分の立ち位置について考えてみたい旨を書いたのち、続編「おじさんがnoteを半年やってみて考えたこと②」を構想している云々を書いて結んでいました。
すぐ続けて出そうと思っていたのですが、なんだかんだで2ヶ月も経過してしまいました。
遅くなりましたが、予告していた続編を公開させて頂きます。
記事への評価を反映するのは何? …前回のおさらい
前回の記事で、自分の記事に対する評価を知るには、何を指標にすれば良いのか、難しいという内容のことを書いていました。
「全体ビュー」は、記事が読まれた数ではなく、「記事ページの表示と、タイムラインなどに表示された回数の合計値」だそうで、つまりは、投稿数が多かったり、多くの共同運営マガジンに登録していたりすると増える数字の様です。
「フォロワー」や「スキ」の数といった指標も、いただくと素直に嬉しく有難く感じるものですが、皆さんも指摘されている通り、一概に記事そのものへの評価を示すとは限らないというのは、その通りなのかも知れません(前回記事の内容をご参照ください)。
お金を払ってでも記事を読みたい、が本物の評価?
記事に対する真の評価を知るというのは、なかなか難しい様ですね。
でもさすがに、お金を払ってでも記事を読みたいというのは、本当に評価されていることの証ではないかと思います。
とはいえ、自分みたいなシロウトの書いた文にお金を払ってくれる人なんているかな? 世の中そんなに甘くないでしょう…
昭和生まれの自分は、今でも電子書籍よりも紙の本を好んで買っています。
出版されている一般的な単行本の定価は1500円程度のことが多いですが、字数は10-15万字程度と言われています。ざっくり計算すると、10000字/100円ですね。
出版に至るような売れっ子作家の値段がそれぐらいですから、自分の様なシロウトが、たかだか3000字程度の記事を有料で売るってどうなの?
有料にすることで、敬遠されて読んでもらえないリスクもありますし…
こんなことを考えながら、半年間、有料記事は一本も書かずに来ました。
けれども、値段は需要と供給の関係で決まります。例え割高に思えても、購入者がその代金を支払う値打ちがあると判断すれば、それが適正価格だと言われれば、それはそうですよね。
もともとnoteは、クリエイターの記事を読者が購入し、その収益を配分するというビジネスモデルで成り立っています。、つまり、読者が有料noteを購入した場合、決済手数料を引いた額の1割がnote利用料となり、残りが作者に配分されるしくみです(振込手数料がそこから引かれます)。
つまり、noteは有料記事によって運営が維持されているわけです。
ほとんどのクリエイターさんは無料で記事を提供し、私自身も読む記事はほとんどが無料のものなんですが、これって考えてみると、無料でプラットフォームを使わせてもらっているだけで、noteさんからみると利益にならないユーザーですよね…
…反省。
確かに、800万人を超えると言われるユーザーが、これだけ画像もアップしていて、広告なしだから、クラウドストレージ費用だけでもそれなりなんだろうなあ…
もちろん、noteさんは寛大なので、私のようなタダ乗り専門のユーザーにも、今のところはペナルティーは科されていません。
ご厚意に甘えて、ずっと今のまま何ら運営に貢献することなく、自己満足でnoteを続けるのも可能だし、気持ちの上ではむしろその方が快適なのだろうと思います。
ただ、この先も長くnoteを続けるのであれば、どこかで一度は、自分の記事が実際のところ、どんな評価をもって受け止められているのか、怖いですが知りたい、という気持ちも少し出てきました。
有料にする方法はいくつかあるけれど、何が良い?
note収益化については、いくつかの方法があります。
・有料記事
・メンバーシップ
・有料マガジン
・定期購読マガジン
それぞれの解説はnote公式ページに譲るとして、自分の場合どれが合っているのか、考えてはみたけれど正直わかりません。
ここでやっぱりひっかかったのは、自分の半分日記みたいなエッセイにお金を払う人はいないだろうということと、やっぱり多くの人に読んでほしい、有料化で敬遠されるのは嫌だな、ということでした。
それで、とりあえず手始めに、過去に公開した記事をまとめてマガジンにするというのをやってみました。
ついに初めての有料マガジン! 結果は…
私が「🔶私の好きな奈良:」として書いているシリーズは、神社仏閣などを中心に、奈良の良いところを紹介する記事になっています。
それほど流行に左右されず、公開から時間が経っていても読みたいと思って下さる方がいらっしゃるかも、と期待し、これで最初の有料マガジンを作ってみました。
自分で言うのも厚かましいですが、過去記事でも「保存版」的な価値があるのではと…
第一回の記事からの10記事をまとめたもので、最初の頃はまだ慣れていないこともあって内容も稚拙だろうと思って、1記事あたり20円に設定しました。10記事で200円です。
1週間ほど様子を見たあと、続いてその次に公開した10記事を、少し書き慣れて内容も充実してきたという自負があったので、これは1記事あたり50円に設定して販売しました。
で、結果はというと…
まったく売れません💦
マガジンで記事がたくさんあることが購入しにくい理由になっているのか?と思って、これも過去記事で、全体ビューの多いものを単独で150円に設定して1記事だけ出してみましたが、同じこと。誰も買ってくれません…
はじめてのマガジン発売から3週間がたち、「実証実験:有料化で自分の記事への評価を知る」について、以下の様に結果が出ました。
「あなたの記事は、たとえ1記事20円であっても、お金を払ってまで読もうと思う人はいません。」
‥‥‥
悲しいので言い訳を探りつつ、今後のスタンスを確認する
悲しい実験結果でした。
まあ、でもそうでしょうね。
基本的に自分のために書いているnoteですから…
ただ、冷静に?「まだ1ヶ月弱だし、やり方が悪かっただけで記事の評価が低いと決まったわけではないでしょう」と往生際悪く分析を試みようとする言い訳がましい自分がいて、以下の様な要因を挙げようとしています。
・過去の記事なので、既に読む人は読んでしまっている
・過去記事でタイムラインに現れることがないので、目に触れない
・変化の速い時代、多くの人の目は最新の情報に向かっている などなど
うーん…
まあ潔さを良しとする方なのでこれぐらいにしておきます。
で、評価が対価の支払いによって実証されなかったから、がっかりして書く気持ちが萎えてしまったかというと、幸いそうはなっていません。
もちろん収益に繋がれば有難い事ですが、自分の目的はそこにはないと思っています。
・🔶私の好きな奈良:シリーズは、自分の趣味のため、人にもわかりやすい様まとめることで、自分自身の理解が進むメリットと備忘録
・無料マガジン「モヤモヤ思っていることをnoteに書いて整理する」は、その名の通り自分の思考をまとめることが目的
マーケティングを行って、人々の求める情報にあわせて記事を書くという事をしていないわけですから、もとより収益など期待してはいけないということなのでしょう。
ただ、記事そのものは、特に「🔶私の好きな奈良:シリーズ」は、取材や読書など、それなりの準備をして、時間をかけて心をこめて書いているので、自分としては価値がないとは思っていません。
半年したら賞味期間切れになるという内容の記事にはしていないつもりです。
今は紙の本でも、1回読んだらすぐメルカリで売っちゃうという時代なのかも知れませんが、手元において、繰り返してでも読みたい、と思って大切にして下さる人がいたら嬉しいなと思っています。
なお、noteさんに対しては「タダ乗り専門のユーザー」という後ろめたさもあるので、有料マガジンの設定自体は、とりあえずこのままにしておこうと思います。
以上、長々と書いてきましたが、昭和おじさんの試行錯誤に、何かコメントなど頂ける方がいらっしゃるようでしたらお願いします。
最後までお読み頂き、有難うございました。
今回の貴重な検証結果をふまえながらも、やっぱり自己満足優先で書きたいことを書いていくことになると思います。
よろしければ今後もお付き合い頂ければ幸いです。