私が今も生きているのは 1
先日、私は大好きな人に1年越しに会うことが出来た。
私は彼女に救われた。
彼女がいなければ、今もなお生きることに苦しんでいたかもしれない。
彼女の生きる強さ然り、弱さに救われた。
私は小さい頃から、人の様子を察知する能力が高かったと思う。
無意識に心の中を読み取っては、気しか使わない生き方をしてた。
この子は、あの子にライバル意識がある。
あの子についたら省かれるかも。
この子は、こういうこと言うからこういう性格だろう。
だから、こんなこと言ったら傷つくかもしれない。
この子は、この遊びしてる時楽しそうだから付き合ってあげよう。
お母さんが、私の同級生の母たち内で困らないように、私がしっかりしていなきゃ。
あの子に反抗したら私の居場所はない。
などなど…
人の目を意識して永遠に生きていた。
田舎で育った私は、少ない人数の中で省かれることを恐れ、自分をひたすらに押し殺し過ごしていた。
"うわさ"
が、酷く速く広まることに息苦しさと気持ち悪さを抱えていた。
そして恐れすぎたあまり、私はその"うわさ"のおかげで、人間不信に落ち入り、生き場を失ったことがある。
仲良くしていたと思っていた学校の子達。
そのみんなが、私を嫌っていると、ある友達が交換ノートに書いてきたのだ。
今思えばその子の妬みにしか感じないのだが、当時の私は、間に受け、心の中でひどく泣いた。
そこからは自分に自信をなくし、何も信じられなくなった。
自分から誰かを遊びに誘うことはなくなった。
誰にいくら褒められようとも嘘だ、本心じゃないと思い込み、受け取らなかった。
好かれようと、より自分を殺し、人に合わせるようになった。
社会人になると、
周りが友達から一変した。
人に合わせることがノーマルな私は、先輩を立てながら生きた。
嫌なことは嫌だと言わずに、我慢をひたすらした。
我慢を我慢と思わず、「これで嫌われずにすむ」と安堵の気持ちで行動していた。
その行動が、自分を苦しめてるとも知らず、気づけば職場を辞めて、現在が4箇所目。
1年目はそれは災難続きで。
入って早々1ヶ月に2回風邪を引き、治ったかと思えば次は帯状疱疹。
お次は、左手人差し指の先端を包丁で削ぎ、かと思えばおばちゃんとソリが合わず過呼吸みたいな症状も出た。
年末にはインフルエンザにかかった。
災難すぎ。
我慢しながら、4年過ごした結果、
私は自分で自分の感情をコントロールできなくなり、2週間ほど休暇をもらうことにした。
いつもよりも苛立ちが激しく、周りに当たり散らし。
かと思えば今度は泣きじゃくり2時間。
それが2日続いた。
自分はどうしてしまったんだろうと思った。
自分が自分ではなくなっていく感覚がして、絶望感に襲われた。
前振りが非常に長くなったが、
そんな中、出会ったのが 「彼女」 だったのだ。