読書に関して、ちょっと書こう/052
読書は良いこと。
読書家は好き。
1、本好きの落とし穴
ただ、
仕入(本を買うこと)にばかり時間を費やして、
肝心の『本を読む時間』を作れないのは考えモノ。
私自身がそういう時もあるから、気持ちは痛いほどよくわかる。
本好きの他者を観察していると、
特に
ブックオフやメルカリ等を使って本を仕入れている人は、
本を選ぶこと、購入の過程に
莫大に時間を費やしている印象。
(状態の良い本を、いかに安く買うかに時間を費やす)
※私は、本はキレイ方がモチベーション上がるので、新品派
こりゃ本末転倒やな。
「あれも欲しい」
「これも欲しい」
の前に、
まずは、自身の本棚の購入済本を消化することに時間を使おう。
そして、
本に関して大事なこと、
ことビジネス書に関しては、
読書すること自体に価値があるのではなく、
A、読書しながら、ingで、考えること
B、それを実際に試してみること
にこそ価値がある。
読んで、
頭が良くなった気分になって、
誰かに自慢してやろうと、
嬉しがっていても、そこにはなんの価値もない。
その本が良書であれば、
ピンとくる箇所があれば
読書の途中であっても読み進めるのを止めて、
本を放り投げて、
もとい。
本棚にしまって
これが非常に大事と思う。
そして、
その熱が下がらない内に、実際に行動に移してみる。
実験してみる。
実験して、
結果測定して、
改善までできたら御の字。
2、具体例
「どゆこと?」
そんな声が聞こえてきそうなので、
実際の具体例を一つ。
たとえば、
ブライアン・トレーシーの
『年収を自分で決められる人になる方法』
を読んだとする。
この本は、日本文芸社か・・・
各章の終わりに
わかりやすく「行動エクササイズ」が7つ載ってある。
7つ×12章
で合計84の行動リスト。
この「行動エクササイズ」をひとまず3つに絞って紹介しましょう。
頭良くなった気分になるのが目的の読書なら、
この「行動エクササイズ」もサクサクと読み流す。
が、
読書の目的が
『仕事やプライベートで成果を出すこと』
『自分を変えること。周囲の反応を変えること』
であれば話は別。
読書の途中でピンときたら、
そこで止まって、時間を取る。
吐き出す。
本の中に、今の自分に必要な問いがあれば、
また止まる。
考えて、メモを取る。
この作業にこそ価値がある。
読了することが目的ではない。
3、紙に書き出す例
上記のエクササイズを実際に考えた場合、
たとえば、どのような回答が出るのだろうか?
↓
・大事だというのは重々理解しているが、なかなか読むことができていない、あの本を今すぐ読んで、まずは知見を深めよう
・億劫だった、HPのリニューアルこそ、収入UPには一番大事な要素だな
・語学力の強化こそが『辞められたら困る人材』になる一番の肝だな。
面倒で後回しにしていたが、今日から手をつけよう
↓
・「憧れの人」だな。
今の自分には遠すぎて恥ずかしいけど、そこを目指そう。
そのためには、
a、仕事の実績
b、見た目のカッコ良さ
この2つに絞ろう
・「話がとてつもなく上手い人」だな。
そのためには、話し方本を片っ端から読んで、毎日30分は一人スピーチの練習をしよう。
恥ずかしいけど、家族にフィードバックをもらおう
↓
・「瞬間湯沸かし器」だな。
自分のことを指摘されると、ついカッとなって、感情的になってしまう。
あれが今までの頑張りを台無しにしているな。
常に冷静になれるよう、注意事項をメモアプリに記入して、毎日見返そう
・緊張して、話にまとまりがなくってしまう点だな。
あれがすべての足を引っ張っているな。
今日から、話を1分にまとめて話す練習をしよう。
タイマーで実際に時間を計ろう
・すぐに怠けてしまうところだな。
家帰ったら、すぐにTVをつけてしまう。
疲れたらすぐにフトンに入る。
ちょっと頑張っただけで、すぐに気分転換としてYouTubeを観てしまう。
気分転換や休憩は、最長15分にして、アラームを鳴らそう
等。
雰囲気として、こんな感じの回答を考えて、
実行していくのが大事なのでしょうね。
4、まとめ
あれこれ、
新しい本を買うこと、選ぶことにばかり時間を費やしていないか?
新しい本を選ぶ前に、
今持っている本を消化吸収することに時間を割こう。
読書の途中でも、
閃いたら、本を本棚にしまおう。
読了することが目的ではない。
付加価値を生むことこそ最優先