暑さに汗ばんで生乾き臭がしてきたときの絶望感と戦います

2023年7月16日 00:27

しつこい洗濯物の生乾き臭、もう本当に嫌になりますよね。
特に湿度が高い梅雨時期や部屋干しの際は、生乾き臭が気になります。

2011年、人類はついに生乾き臭の正体を突き止めました。
愛知学院大学の河村好章教授により、生乾き臭の正体はモラクセラ菌と判明したのです。

洗濯物の生乾き臭は、モラクセラ菌という雑菌が増殖することで発生します。この菌は皮脂や水分を栄養にして、洗濯物についた汗や汚れの中で繁殖するのです。

モラクセラ菌の弱点も判明しました。
モラクセラ菌を撃退するカギはズバリ「高温」です。80℃でゼロになることが分かってきました。

生乾き臭を消す方法

これをふまえて、生乾き臭を消す方法を見ていきましょう。

熱湯で菌を除菌できます。ただし、素材によっては縮んだり色落ちしたりする恐れがあるので、洗濯表示を確認してください。

酸素系漂白剤を使うと、菌の除菌と黒ずみの軽減ができます。塩素系漂白剤は色落ちする恐れがあるので注意してください。

コインランドリーの乾燥機は高温になるので、菌を死滅させることができます。また、シワやふわふわ感も改善されます。

Tシャツ、タオルやハンカチなどの小さなものは、水にぬらしてラップで包み、電子レンジで水をお湯にする程度の時間加熱することで除菌できます。
ただし、化学繊維や金属製の付属品がついたものは避けてください。

スチームアイロンやドライヤーで高温の風を当てることで、一時的に臭いを消すことができます。ただし、加熱が不十分だと臭いが復活する可能性もあります。

生乾き臭を日頃から予防する方法をチェックしておきましょう。

洗濯物が多すぎると洗いムラやすすぎムラが起こりやすくなります。
洗濯槽の容量に余裕を持って洗濯しましょう。

洗濯が終わったらすぐに乾かすようにしましょう。
モラクセラ菌は5時間ほど経過すると爆発的に増殖するといわれています。

抗菌タイプの洗濯用洗剤は、洗ってから乾くまで菌の増殖を抑える効果があります。

洗濯槽が汚れていると、菌が増殖しやすくなります。洗濯槽は月に1回程度の頻度でそうじしましょう。また、洗濯後にフタをあけて乾燥させると菌の繁殖を予防できます。

部屋干しする場合は風通しのよい場所に干したり、除湿機を使用したりして、短時間で乾かせるようにしましょう。また、三角干しやじゃばら干しなどの方法で、洗濯物に風が通りやすくすると良いと言われます。

以上が、洗濯物の生乾き臭対策の方法です。

生乾き臭は菌の増殖によって発生するので、高温や酸性などで除菌することが効果的です。また、予防するためには、洗濯物や洗濯機を清潔に保ち、早く乾かすことが大切です。

夏の暑さに汗ばんだ際に、突然復活するゾンビ生乾き臭にゲンナリしてこんな記事をまとめている私に応援の意味を込めて「♡スキ」の支援をください……。