初めてのおくすり生活
らんちゃんは亡くなる2ヶ月前から通院をするようになりました。
ほとんど病院へ行ったことがなかったので、相当ストレスだったと思います。
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久しぶりの病院
家では静かに過ごしていますが、病院へ行くとやはりシャーシャーが始まってひどい有様でした。
ただ、一年半前に別の病院へ行った時の経験を踏まえ、今回は洗濯ネットに入れて連れて行ったので、だいぶマシでした。
むかーしに通っていた病院がよかったのですが、なくなってしまったので、またまた新しい病院です。らんちゃんにとっては3つ目の病院。3人目の先生です。
血液検査を行ったところ、前回と同じく腎臓と甲状腺の数値があまりよくありませんでした。年齢的にも性格的にも手術はできないので治療法は投薬のみとなります。
体重は2.2kgでした。
投薬との闘い①
薬はあげたことがなかったので全くあげられる自信はありませんでした。口を開けて奥に放り投げるしかないと思ってめちゃめちゃ憂鬱だったのですが、「メディボール」という投薬補助おやつなるものを見つけて即購入!
今は良いものがあるんですね。このメディボールを手のひらで伸ばしてお薬を包めば良いだけ!お薬のサイズに合わせてちぎれるのもいいなと思いました。(ほたてシチューとチーズは伸ばしやすかったです。)
お薬苦手な子は是非使ってみてください!
ちゃんと食べてくれるか心配でしたが、どうやら好きみたいで、薬の時間になると座って待機するぐらいでした。最初はほたてシチュー味をあげていて、とても食いつきがよかったです。ほたてシチューなんて、名前からしておいしそうですよね!
ただ、すぐ飽きる子なので次はささみ味、チーズ味、やぎミルク味と徐々に変えていきました。変える時も、今まで食べていたものと、新しいものを混ぜたりして少しずつ移行していきました。
投薬との闘い②
そんな感じで順調に食べ続けていたのですが、1か月ぐらいで食べなくなりました。少しずつ食が細くなっていたこともありましたが、やぎミルクあたりで完全に食べなくなりました。
しまいには食べたフリして薬を水入れに沈めていました(笑)
味の好みもあるのでしょうが、薬が2種類から3種類に増えたこともあり、ついにバレたのでしょう…
「なんか入ってる!!」と。
食べたフリして自分のベッドの側面に貼り付けるという巧妙な手口もやらかしました。こちらは数日後に発見しました。食べたと思ったのに…。
マグロ味→そしてチーズ味、ほたてシチュー味に戻って一巡し、とうとうどうしても食べなくなりました。
そしてさいご数週間は人間の赤ちゃん用の塩分控えめチーズに混ぜました。あまりよくはないのでしょうがもう仕方ない…。
日々、試行錯誤でした。
ただ、お世話できるのはとても幸せでした。
看取ってから
いきなりたくさんの投薬、通院で、ただでさえ満身創痍だったのに、余計なストレスをかけてしまって可哀想でした。定期的に健康診断に通っている子であればともかく、20歳目前での突然の通院、検査、投薬は精神的にも肉体的にもつらかったと思います。
こんなにすぐ亡くなってしまうなら、何もしないで静かに看取ることも出来たよなと、今でも考えてしまいます。
3人揃って看取れたことがせめてもの救いです。
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