猫との出会い
2004年7月28日
「猫がいるってよ!」
その声にとっさに駆けつけました。
生後2~3週間の三匹の仔猫を会社の同僚が拾って会社の中まで持ってきてくれていました。会社の目の前で捨てられていたそうです。
そのうちの一匹が異常に元気でずっとミャーミャー鳴いていました。グレーの色味も、眉毛のような柄も、顔もとてもかわいい子でした。
当時母と二人暮らしでしたが、母に相談もせず「私この子もらいます!」と咄嗟に言っていました。
自転車のかごに段ボール箱に入れたその子を乗せて家までの40分ほどの道程を走行しました。
いや~、ずっと鳴いてるんだわ(笑)40分間話しかけながら、なだめながら、終始ギャン鳴きされて帰宅。
猫のいる生活の始まりです。
ちなみに、他の二匹もその場で無事に引き取られていきました。
最近になって知ったこと
亡くなってからこの子の生い立ちを知りたくて、当時拾ってくれた方に連絡を取り、詳細を教えていただきました。
私は社内に持ってきた後のことしか知らなかったのでとても嬉しかったです。
以下、彼女からの文章です。
門出て直ぐに「ミャーミャー」聞こえて、キョロキョロしてたら道のど真ん中に一匹いて、少し脇にもう一匹、そして脇の茂みに一匹いたの。
隣の会社のトラックが出入りしてたから危うく轢かれるところだったんだよ(汗)
その後茂みに何かないか探してたら小さなダンボール箱があって、中が動物のにおいしたから、この中に入ってたのか!となったの。
その後、会社の猫好きメンバーが助けてくれて、ネコちゃんの飲み物?食べ物?買いに行ってくれた。
まだ目も開いてない子ネコだったから心配だったけど、買ってきたミルク飲んでたよ。
あの時は本当に小さくてまだ上手く歩けなくて何があってもおかしくなかったけど、20年も可愛かってもらえたのは奇跡だよ。
はにかんちゃんにはとても感謝してます。
そして、よくよく話を聞くと、その『道のど真ん中にいた猫』がうちの子でした(笑)
今になって思うこと
その当時は、「わぁ、かわいい!このままにしておけないから持って帰ろう!」ぐらいの感覚でしたが、今になって考えると「こんなかわいい子たちを捨てるなんてありえない!」と、怒りがこみ上げてきました。
カラスなどの外敵にやられることもあるし、事故にだって遭う危険があります。真夏でしたので、暑さと飢えで死ぬ可能性もあります。
お願いだから、軽い気持ちで捨てないでください。
飼うと決めたら本当は最後まで面倒見てほしいですが、何らかの事情によって飼えなくなってしまったのなら、保護していただける団体などを自分で探してください。
それがその子たちへのせめてもの償いです…。