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【クローブ】チャイの基本的なスパイス!スープやカレーに最適!お肉の臭みをとる効果も

クローブというスパイスを知っていますか?

実はいろいろな作用・効能があったり、カレー以外の料理にも使われたりするスパイスなんです。

今回はそんなクローブを紹介していきます♪


クローブってなに?

クローブは和名でチョウジ、チョウコウと呼ばれる、フトモモ科フトモモ属のスパイスです。インドネシア、モルッカ諸島、フィリピン南部が原産とされています。

渋みを帯びたような独特の味のあるスパイスです。

芳醇な強い香りが特徴的。そのため、肉の臭みをとるのに用いられることもあります。

先端の丸い部分がクローブの花のつぼみの部分です。

熟す前のつぼみを固くなるまで乾燥させたものが最も香り高くスパイスとして使用されます。

花が開花してしまうと、とたんに香りが弱くなってしまうのだとか。

この花のつぼみは精油が含まれ、薬用にも使用されたり、インドネシアやインドでタバコの香り付けに使用されたりすることもあるそうです。

日本では正倉院の御物に、昔、渡来されてきたものが保管されています。

クローブの選び方

クローブのホールを選ぶ際には、乾燥しすぎてしなびていたり、割れていたりするものではなく、先端の丸い部分がたくさん残っているものを選びましょう。

軸の部分をぎゅっと爪で押すと油がにじみ出てくるものが高品質の印です。

クローブの作用・効能

クローブは、古くから口腔清涼剤、胃腸薬として使用されてきました。

主な作用は吐き気、消化不良、炎症などの治療に効果があります。

● 作用:鎮痛作用、神経麻痺作用、抗炎症作用、殺菌作用、抗菌作用、抗ウィルス作用、消化促進作用
● 効能:喉や口腔内の粘膜の炎症、虫歯の痛みを和らげるとされる。消化不良、胃もたれ、胃痛、腹痛の改善や身体を温める効果など、風邪予防にも効果的。

ジャパンハーブソサエティー:ハーブのすべてがわかる辞典,株式会社ナツメ社,2018

※授乳婦や妊婦、小児は要注意

クローブはどういうふうに使う?

クローブは、その高い香りから肉の臭みをとるのに使用されます。

そのため、カレーやシチュー、ポトフなどのスープ類を煮込むときに入れるのがよいでしょう。

調理の最初に加えることで、風味が広がります。

さらに風味を引きだたせるためには、ホールを使うか、使う直前に挽きましょう。

チャイの作り方

クローブはチャイの基本的なスパイスの一つ。

シナモン、カルダモン、ジンジャーなどと一緒にクローブを加えて、煮出していくと本格的なチャイが出来上がります。

QogwarpによるPixabayからの画像

ホールスパイスから作るとインスタントのチャイと比べ物にならないくらい、本場に近い味になりますよ。

①シナモン、カルダモン(さやから身を取り出すようにつぶしておく)、ジンジャー、クローブを細かくスパイス類を水と一緒に火にかけ、ゆっくり煮出す。

②茶葉を加え数分置き色が変わるのを待つ。

③牛乳や砂糖を加える。

④茶こしで濾して出来上がり!


お好みで①にブラックペッパーを加えてもOK。よりスパイシーになります。

とても簡単なので、スパイスを自分好みに配合していくのも楽しいですよ。


また、クローブをそのままコーヒーや紅茶に入れれば、ほんのり甘味が感じられます。


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