ヒスタミンが多く入っている食べ物
ちょっとメモ程度に、ヒスタミンが多く入っている食べ物を調べて纏めてみた。
サバや、マグロ、イカ、タコ、エビ、カニなどの魚介類、豚肉などの肉類、ソバなどの穀類、干物、ソーセージ、コーヒー、ココア、チョコレート、
タケノコ、トマト、ほうれん草など…。
食中毒の原因としてのヒスタミンは、加熱しても分解されず、
ヒスタミンが増加しても味や匂いは変化しない。
ヒスタミンは、そのような特徴があるので、ヒスタミン食中毒においてはヒスタミンを増やさないことが重要になってくる。
ヒスタミンが増えるのはどんな時なのか
サバを25度で24時間放置すると、ヒスタミンの量は4,500μg/gに増加するそうで、これは4.9g食べただけで食中毒を発症する量のようだ。
一方、冷蔵庫に保存した場合、1週間まではヒスタミンが増加しなかったが、2週間以上保存するとヒスタミンが増加したそう。
(-30度では4週間保存後もヒスタミンは増加しなかったようですが)
食品の保存温度や保存期間は注意が必要です。
凍結、解凍を繰り返さない事や、食べた時に舌や唇がピリピリしないか、を気をつけた方が良さそうです。
またヒスタミンを分解する物質も食べ物の中には存在するようです。
ビタミンCには直接ヒスタミンの分子構造を破壊する事により、血中ヒスタミン濃度を減少させる作用もあるようです。
また大根に入っているジアスターゼは、ヒスタミンの分解を促進するようだ。
(だがジアスターゼは加熱には弱いよう)
あと、はちみつに入っているポリフェノールの一部は、ヒスタミンの放出を抑えてくれる役目を期待できるそうです。
(はちみつには数十種類のポリフェノールが含まれていて強い殺菌作用があるそう)
あと、アレルギー反応を引き起こさないようにする為には腸内環境を良くする事が良いので、
腸内の免疫細胞の働きを正常化するには、ムチンというヌルヌル、ネバネバした成分が良いらしい。
ムチンは、涙や胃、腸、鼻などの粘膜に存在しています。
ムチンの多い食品には、レンコン、オクラ、山芋、里芋、納豆、なめこなどがーあります。
あと、発酵食品や酪酸菌の多い食品(糠漬け、納豆)、
水溶性の食物繊維(野菜や果物の他に、わかめ、ひじきなどの海藻類、きのこ類、大麦やもち麦などの穀物類)も良いみたいです。