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不可能に手を伸ばしたい

 最近意識しているのは「説得力をもたせること」です。

 小説も、感情が先行してしまっている文章にいかに説得力をもたせるか、を意識して悩みながら推敲してますが、これって目標に向かって進んでいるときみたいだなとも思います。

「こういうことがしたい」を語るのは楽しいです。でもそれを実現させるとなるとしんどい。小説も好き勝手に書けるときは楽しいです。だけどそこに説得力をもたせるとなるとしんどい。

 だけど、このしんどさがまた楽しい。「したいこと」を語るときとはまたちがった楽しさなんですよね。大変だから希望が見えないとできませんが。

「したいこと」に対して最初から完璧な計画なんてできないと思います。過程でどれだけ自分が成長できるかが現時点では分からないから。

 今時点でできる、だと低すぎる目標しかたてられない。だけど高すぎるとやる気がなくなるし、設定だけで満足してしまうかもしれない。 

 まずは妄想でもいいから楽しく「したいこと」を語って、その後にとりあえずの道筋を決めて進みながら方法を整えていく。このままでは無理だと思ったら「したいこと」の方をちょっと下げたり変えたりしていく。でもなるべく下げずに済む方法がないかは最後まで考える。(「したいこと」自体が状況に合ってなかったってパターンもあり得ますが)

 あと欲張りすぎないのも大事かな、と。わたしも書いているうちに小説に色々とエピソードを盛り込みたくなるのですが、それをやったところ「一貫性がなくなった」と読んだ人に言われました。愛のあるつっこみをいれてくれる人がいて助かりました。熱くなってる自分に「ちょっと落ち着け」って言ってくれる人の存在も大事だなとすごく思います。

 基本的には最初に掲げるものは「不可能」にはならない程度に大きい方が自分は成長できそうです。方法は後からついてくるし、無理なら自分には荷が重すぎる(もしくは状況にそぐわない)ということなので、そこで初めて掲げたものを修正する。そうやって徐々にステップアップしていけば、いずれは「不可能」だと思っていたものに手が届くのかな、とも思います。

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