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スペイン美食の街で、1日7軒ひとりバル巡り

美食の街でやることは、ひたすら食べて飲む、ただそれだけ。

昼から夜までmaxで1日7軒もバル巡りをしまして、毎日よい感じに酔っぱらった楽しい記憶しかない街。

それは、スペインのサンセバスチャン!!

国内外を問わず多くの街を訪れましたが、その中でも特にサンセバスチャンは心に残る場所。

ヨーロッパを巡るひとり旅の途中、4日間滞在したときの事を書きます。


美食の街、サンセバスチャン

サンセバスチャンはスペインのバスク地方に位置する小さな街で、人口は約18万人ほど。この街は「美食の街」として知られており、今年のミシュランガイドに掲載されているレストランがなんと現時点で46軒もあります!

特に、3つ星レストランが3軒、2つ星が2軒、1つ星が5軒と、小さな街にしては驚くほどの数。初めて訪れた時、その食文化の豊かさにとにかくビックリ。

高台から眺めるサンセバスチャン

6時間の列車旅

バルセロナから列車で向かうこと約6時間、列車の旅はこれまたよくて、ワインを飲みながらのんびり過ごします。列車旅となると私はどうしてもインドでの経験と比較しがちなのですが、ヨーロッパの列車旅って本当に快適。

生ハム1€って今思うと安いなぁ・・
全く飽きることがない車窓
無事に到着、本当に快適でした
インドと大違い

サンセバスチャンに着くと駅前でヘビメタバンドがお出迎え。

だいぶ盛り上がってました

私が行ったタイミングでは偶然にも街全体で音楽祭を開催していて、4日間あらゆるところで音楽に触れたので全然飽きることなく滞在を楽しむことができました。

海近くのステージでロックバンドが演奏中

いざ、バルへ繰り出す!

サンセバスチャンといえば、バル巡り。この街には約100軒のバルがあり、それぞれの店ごとに名物料理があります。

そこら中にバルがある幸せの光景

ピンチョスと呼ばれるおつまみを楽しむのが一般的で、立ち飲みスタイルやカウンター席のあるお店が多いです。

カウンターに並ぶ料理を選んで頼む
食べ終えるとナプキンを下に捨てるため
どの店も床はこんな感じ

バスク地方ならではのお酒「チャコリ」も絶対欠かせない。微発泡の白ワインは、高いところからグラスに注ぐ独特のスタイルが特徴で、よくぞこぼさず綺麗に注ぐなぁと感激。

全然こぼさないのでビックリ

その軽い口当たりは何杯でも飲んでしまう危険なお酒。最近では日本でも見かけることが増え、私もスペイン料理店で見つけると必ず注文します。

元祖バスクチーズケーキ

サンセバスチャンにはバスクチーズケーキの発祥の店「ラヴィーニャ」があります。私はその2軒隣のアパートに滞在していたので列車旅から到着後にサクッと訪問。

初めて食べた時、今まで食べたチーズケーキの概念が飛んだほどその美味しさに感動しました。これがチャコリにもあう。

バスクチーズケーキの元祖「La Vina」にて
1人前でこのボリューム
Airbnbの部屋
バル街のど真ん中で便利でした

バルでの出会い

毎日バルを巡り、いろんな人と出会いました。ある時は日本人の夫婦と、またある時はスペインを巡礼していたアイルランドの若者グループと一緒に飲みました。(スペインの巡礼はハイキングを兼ねて訪れる人が多く、人気アクティビティです)

夜も賑やか

ある時はイタリアから出張で来ていた上司&部下のコンビとバルで知り合い、翌日も待ち合わせて一緒にランチへ行き、海沿いのレストランでおいしいシーフードをご馳走になりました。

なんの魚か忘れたけど白ワインにあう
味付けで美味しかった
安定のサーモン
これが大きくて食べるのが大変

部下の男子はジローラモ的な雰囲気が皆無で(イタリアはとにかく女性を褒めちぎるイメージで、彼の上司はザ・イタリア人でしたw)とにかくシャイで、オタクっぽい感じが可愛くて、むしろ日本人の私がいろいろツッコんでしまうほど。

その彼は近々結婚するとのことで、結婚式の準備のことなどいろいろ話してくれました。実はその彼とは今もFacebookで繋がっていて、今や良きパパになっています。

こういう旅の出会いって、好きなんですよね。

食べて飲む以外は、暇である

サンセバスチャンでは、食べて飲む以外にはやることがなくて毎日同じような生活ルーティンに。

毎朝お気に入りのカフェで食事をとり、ランチからバルを2軒ほど巡り、お腹一杯になったら散歩して夕方からまたバル巡り。

毎朝通ったカフェ
さすがに店員さんが顔を覚えてくれた
海沿いを散歩する日々
途中、こんなトンネルがある
晴れるとこんな感じ
右側の山頂に登ることができます
山頂へはケーブルカーで向かいます
山頂からの景色

音楽祭の期間だったのがありがたく、散歩途中でいろんなショーを観て過ごすことができたのもよかった。

街中で大合唱がはじまる
バンドの生演奏でダンス
教会で賛美歌鑑賞
夜のステージ
この後、ものすごく盛り上がりました

サンセバスチャンの食文化

サンセバスチャンの食文化はものすごく発展していて、新鮮な食材を使った料理が楽しめます。特にきのこ料理や魚介、お肉料理が絶品!

地産地消を実践している街で、海と山に囲まれた環境が新鮮な食材を提供しているのも大きい。

マーケットには新鮮な海鮮が並ぶ
生ハムの原木がずらり
スーパーで売っているきのこの大きさよ
特大マッシュルーム

こういう豊かな食文化を体感できることが、サンセバスチャンの大きな魅力なのだなぁ、とさらにお酒がはかどります。

ここからは雑多に、食べたものの記録を。

白アスパラのメニューを見ると必ず注文するタイプ
スペインの牡蠣もおいしい
大人気バル「Ganbara」名物の、きのこたち
ここでは絶対、きのこのソテーがおすすめ
海老のフリットも絶品
別のバルでまたまた、海老
右の飲み物は、チャコリ
タコも美味しかった
チーズリゾットも尋常でない美味さ
青唐辛子の酸っぱいおつまみ
これもワインにあう
ペイストリー屋も多い
思わず買ってしまうよね
カスタードの海♪

絶対に、また行くぞ!!

海沿いにはいつも人がたくさんいて
リゾート地の雰囲気が最高
バルの床も見納めかぁ、と写真を撮る私に
周りの客は不思議がる

サンセバスチャンの魅力はここでは語り切れないほどたくさんあるけど、この街の食文化やバル巡りは本当に忘れられない体験。毎日おいしいものにリーズナブルに出会えるのでアドレナリンが大放出。

あまりに私が熱弁するものだから姉夫婦も今年、サンセバスチャンへ行きました。うらやましい。

そして幸運なことに、なんと友人ファミリーがサンセバスチャンに移住したので、来年あたりに遊びに行く計画を立てています。

世界中でまだまだ行きたい場所はたくさんあるけど、サンセバスチャンはその中でも特に再訪したい街の一つ。スペイン料理の魅力を改めて感じながら、またこの素敵な街に行ける日を楽しみに、日々頑張ることにします!

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