自己犠牲精神は、究極のテイカーである
自分の心を抑圧する人
自分に嘘をついてまで、他人に合わせようとする人
自分の目標などを最初から諦めている人
自分の感情を表現したり意思を伝える事をしない人
自分を犠牲にしてまで相手に尽くそうとする人
これらは、一見すると徳があって、崇高な人に見えるかもしれない。
隣人愛の究極系とも言えるような形。
しかし、このような自己犠牲精神が報われることは絶対にない。
自分の幸せを心から願えていて、それを行動に移せていない人は、必ず心の中に不満や怒り、強い憎しみのが生まれてくる。
そして、その負のエネルギーが自分の心も体も蝕んでいく。
例えば、誰かの為だと言って、自分が水も食料も取らずにいたら数日間で死ぬだろう。
それと同じことが、実は自己犠牲精神が強すぎる人が陥っている罠だ。
その先には、人間関係を破壊して、自分の幸せも、相手の幸せも願えない究極のテイカー人間が出来上がる。
表面上は良い人なのだけれど、物凄く根底で他者依存的で、病的な愛着状態にある。
気づいたら、人から嫌われている人だ。
そういう人は、生活習慣もぐちゃぐちゃだったりして精神を病みがち。
先ずは、自分が自己犠牲精神が強すぎて、自分を本当の意味で大切にできていないという事を認識すること。
もっと自分の心に正直になる勇気を持つこと。
自分の幸せを願う勇気を持つ事。
そうして、自分の人生を生きれるようになると、不思議と相手への自然な優しさや気遣いが出来るようになっていき、人から愛される様にもなるし、自分の事も好きになれるようになっていく。
人から愛されたいが為に、必要以上に自己犠牲で生きると、そんな自分を好きなれるわけもないし、自分を愛せなくなる。
結果、人を愛せないし、人からも愛されない。
当然と言えば当然なのだが、このからくりを理解できずに苦しんでいる人は多い。
先ずは、その誰も幸せにならない自己犠牲的な生き方から卒業することだ。
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