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蒼穹の昴シリーズ


昨日の【エッセイ】でも書いたが
私は浅田次郎氏を崇拝している

では小説をすべて読破したかと言われると、否。
なぜか惹かれて映画館で観た
『地下鉄(メトロ)に乗って』
『鉄道員(ぽっぽや)』
この2作品は偶然原作者が浅田氏であっただけで

『小説』を読むようになったのが12~13年程前から

そんな時に書店で平積みされた文庫本がやたらと目を引いた
それが『蒼穹の昴』との出会いだった
単行本としてもう10年以上経っていたことが幸いして
文庫本で第1巻を購入した
帰宅して読んでみると、これがとてつもなく面白い
直ぐに書店へ向かい2巻から4巻までを購入

読んでいるうちに続編があることも知り
『中原の虹』も、今度は一度に1巻から4巻まで購入
本当はこの間にスピンオフで『珍妃の井戸』があるが
某サイトのレビューを読んで購入を辞めた

『中原の虹』のあとは『マンチュリアン・リポート』
スピンオフ作品だが、この世界観に浸っていたくて購入
とても良かった

そしてもうこれで完結したものと思い込んでいた私のもとに
続編『天子蒙塵』なるものが2016年から2018年に
単行本で4巻に分かれて発刊されているという情報が入ってきた

困った

浅田氏の作品は文庫化までに6~7年かかる
ということは、早くて2022年まで待つことになる

そんなことを考えていたある日のこと
某フリマアプリで『天子蒙塵』の1巻と2巻が出品されているではないか
本の中古は苦手だったが
状態が良さそうだったしかなりの良心価格だったため、思わず購入

それならばと
いっその事最初から読み直してみたくなり
『蒼穹の昴』から再読が始まった
そして今回は『珍妃の井戸』も読んでみた
読んで良かった、というのが私の感想
そして今『中原の虹』の1巻を再読中

浅田氏の多作の中でこのシリーズしか読んでいないというのも恥ずかしいが
他にも読みたい小説が山と云うほどあるし
どうしても無性に再読したくなる小説もあって
止む無く抑えている次第

この世界観にどっぷりと浸ることが出来る贅沢な時間が好きだ
心が知らぬ間に落ち着いていくのも不思議

私もそんな作品を世に送り出したい

そんな事を思いながらページを捲る手が止まらない





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