【徹底解説】Lifeshiftライフシフト100年時代の人生戦略
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こんにちは、らく助です。
皆さんはLife PlanをノートやPCに書いたことはありますか?
20代では何をして、30代ではどういう生活をしてて、どんな仕事、どんなキャリアで、ポジションで、40代ではどこに住んで、誰といて、50代では、60代では・・・・どのように過ごして
私たちは漠然としたLife Planを立てても、社会情勢や会社の状況、賃金の低下や病気、自然災害などで実現難しい時代に立っています。
しかしながら、私たちは100年を生きるという前提で人生計画を立てていかないといけないようです。
本日はビジネスパーソンを中心にベストセラー【 LIFE SHIFT ~100年時代の人生戦略~】の書評とレビューを記事にしたいと思います。なぜ現代で100年のライフプランを立てないといけないのか
その理由を説明いたします。
本で書かれている重要のデータ2つ
1. 2007年生まれの子供の半数は日本で107歳まで生きると予想される
2.現在50歳未満の日本人は100歳以上生きる人が多い
これは医療技術の発達で、日本人の平均寿命はどんどん上がり続けています。しかし107歳とは驚きのデータです。テクノロジーの発達で長寿化がビックデータから見える形で明らかになってきたとも言えます。
100歳まで生きるという前提を理解する
人生100年というフレーズをマスコミがスローガンのように使い、意識的に普及させる。それに対して保険業界などがそれに対して生命保険を提供する。日本ほど保険業界が儲けている国はいないと言われています。外資の保険会社も日本の20年後、30年後の高齢化、長寿化に合わせ、サービスを提供していくでしょう。
先進国で急速に少子高齢化する国、日本はShiftせざるえない環境なのです。
国は100年生きるということを前提に、70歳まで元気に働く、労働環境も整え70歳から年金支給というプランを立てる、社会保障も一種の保険なのです。
気づいている人は理解していると思いますが、
ライフシフト100歳まで生きるという前提は水面下で大きく動いています。
本に出てくる家族構成
物語、主人公の女性の美咲はダメもとで応募した大手電機会社に新卒として採用されます。ある時、ネットには仕事量、残業が多く、その電機会社がブラック企業であるという書き込みがたくさんあるのを見つけました。
美咲の父親は一流大企業に勤める会社員です。まさに頑固な昭和おやじ大企業に勤めることが成功のレールと思っている会社員です。
美咲の兄は新婚で子供がいます。大企業の仕事人間でしたが、地方の子会社に出向を命じられ、会社を辞職します。大企業につとめてたから転職は容易だと思い、面接を受けますが全く採用されないという状態です。
美咲の外国人の友人エルザは、美咲のメンターで適切なアドバイスをしてくれる存在です。彼女は自由に世界を旅して、人生を追求するExplorer(探究者)です。美咲とは正反対の生き方をしていて、美咲の考えをシフトさせる存在です。
Life Shiftの意味を読み解く
エルザは美咲に言います。
これまでの人生は教育⇒仕事⇒引退のレール
これからはマルチステージの人生へシフトする
マルチステージとは、組織に依存しない働き方、ワークスタイル、2つ、3つの
仕事を持ち、生涯を通して人生の選択肢を広げていく人生である。
これはまさに未来の働き方です。
そして有形資産と無形資産が存在する。
有形資産とは、お金、貯蓄、家、100年を生きる上で大事なのが無形資産であるとエルザは言います。無形資産とは下記の3つです。
1.生産性資産:キャリアのスキルや知識、能力
2. 活力資産:家族や仲間との良い関係、精神的にも肉体的にも健康なこと
3. 変身資産:時代の変化に合わせて、柔軟に変化していくこと
大企業=安定 の時代は終了
父親は、エルザの提言で考えが変化していきます。
父親はたまたま、出世レースから外れた窓際的な同僚が、副業でコンサルタント会社の代表をやっていると知ります。本業ではなく、副業に自分の道を輝かせてる同僚を見て、自分の生き方が正しかったのかを問い始めます。
まさにこの態度の変化が資産(変身資産)になるのです。
昭和のおやじは頑固で変化しないというイメージがありますが
そんなおやじが考えを柔軟に変え、若者の意見を聞き、働き方を考え
実際動き出すだけで最強なメンターになれると思います。
まとめ、書評
この頃の日本の新卒の就職率は比較的安定して上がりました。
しかしながら1~2年で離職する若者も多く、若くして起業をする若者、フリーランスで稼ぐ若者、エンジニアとして引っ張りだこの若者、複数の仕事を器用にこなす若者が多くみられます。
その一方で美咲のように働きながらも悩み、躓き、今後の道が見つけられない若者もそれ以上に数多くいます。
そんな中にあり、日本の企業の在り方がまさにシフトすべきだと思ってます。組織とはどうあるべきか、上司の顔色を見ながら会社の仕事をこなすだけでなく、100年生きるライフシフトの時代に社員の個性、スキルを伸ばすということを認めていく副業を禁止するのではなく、彼ら彼女らのネットワークやスキルを伸ばす、まさに無形資産を構築する術を手に入れる、それを本業にリターンするということに投資をすべきだと思います。それはお互いの信用構築にもつながります。
企業は生き残るために賃金を抑え、残念ながら、少子高齢化の日本で、今後労働人口は減っていく、企業は最適化ということで人材を減らしていくでしょう。グローバル化できない日本企業は淘汰されていきます。そして多くの職種がAIやテクノロジーに仕事が大きくシフトしていきます。
100年を生きる時代、ライフシフトしていくためのスキルやネットワークを身に着ける時代です。そんなことを気づかせる本です。