rakury

管理会計・組織開発を主軸に、経営戦略、サステナビリティ、生成AI、哲学などを絡めた仕事をしています。 勉強・仕事の中で思ったことを主に自身の整理のためにアウトプットしていきますが、ついでに誰かの参考にもなれば嬉しいなと思います。

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マガジン

  • AI関連の考察・妄想

    基本的にはあまり役に立たないですが、面白がって読んでもらえそうな記事をまとめます。

  • キャリア・自己研鑽

    キャリア・自己研鑽に関する戯言です。

  • 生成AI活用

    生成AI活用、ChatGPT活用、関連する学習記事など。 割と役立ててもらえそうな記事をまとめます。

最近の記事

AIエージェントに早く仕事を奪われたい

はじめに以下の書籍を読み、感銘を受けたので考えをまとめておきたいと思います。 読み切ったのは昨日ですが、実は買ったのは数ヶ月前です。 何かのきっかけ※で「これは読まないと!」と思って買ったものの、いつも電子書籍を読んでいる紀伊國屋アプリが対応しておらず、やむなくKindleで購入して、そのまま埋もれてしまっていました。 ※たしかLangChain関係を調べていて、著者の西見さんのnoteに行き着いて…という経緯だった気がします。 改めて読んでみると、やっぱりもっと早く読

    • 読むべきビジネス書を決めるフレームワーク

      はじめに前に以下の記事で自身の「知識・経験」を棚卸するためのポートフォリオについて書きました。 その中で、ポートフォリオ拡張の手段として読書に言及していたのですが、「どういう読書をしていくべきか」の言語化は不満足だったので、改めて考えてみました。 あくまで、私個人の整理でしかないですが、面白いフレームワークになったと思うので共有させていただきます。 ビジネス書フレームワークなお、ビジネス書の定義は特に定めません。今回の例でもノンフィクションを入れているので「≠小説」でも

      • 「資格試験なんてAIに解かせればいい」

        はじめにこれ、以前から思っていたことなんですが、昨日、GenerativeAI Testを受けて、今後の資格試験のあり方について考えてみたいと改めて思ったため、書いてみます。 なお、GenerativeAI Testは一切のカンニングをせずに受験したことを念の為に明言しておきます。 ↓GenerativeAI Testについてはこちらの記事をご覧ください。 また、資格試験を重視している方々を敵に回したいわけではないので、もう1点補足をしておくと、私は資格取得を通じて成

        • Generative AI Test 2024 #1_感想と勉強方法

          はじめに昨日「Generative AI Test 2024 #1」を受けてみました。 忘れないうちに受けてみての感想と今後について、勉強方法について整理したいと思います。 勉強方法については、本当は受験前にまとめたかったのですが、間に合いませんでした。 ただ、結果の如何に関わらず、次回も受けてみようと思いましたので、今後のためにまとめておきます。 なお、本記事は「Generative AI Test 2024 #1」の受験規約である以下を遵守し、試験問題に関する直接的

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        • AI関連の考察・妄想
          7本
        • キャリア・自己研鑽
          6本
        • 生成AI活用
          7本

        記事

          企画・コンサルのための「知識・経験のポートフォリオマネジメント」

          はじめに直近で自身のキャリアについて考える機会があり、今後どのようにスキルアップしていくべきかと考えていました。 その内容について言語化・共有を求められている背景もあるため、一度、以前から考えていたことを整理してみたいと思います。 なお、タイトルの「企画・コンサル」は主に「経営企画・事業企画・経営コンサル(戦略~総合)」のイメージです。 私のキャリア参考として、自己紹介も兼ねて記載しておきます(多少、事実からぼやかしてます)。 経理系実務を数年担当した後、経営コンサル

          企画・コンサルのための「知識・経験のポートフォリオマネジメント」

          AIによるマインドコントロールを企む

          はじめに先日、EUにてAI規制法が成立されました。 このAI規制法の内容は以下の総務省の資料にまとめられているのですが、その中で「許容できないリスク」のあるAIとして、「サブリミナルな技法」を用いた類型が定義されています。 https://www.soumu.go.jp/main_content/000826707.pdf これは、私の考えていたことが抵触するのではないかと思い、まとめてみます。 人々の意識を変えるAIまず、私がAIを使って最終的に行いたいことは「人

          AIによるマインドコントロールを企む

          AIは企業経営者になれるか

          結論から書くと、「社会が認めれば、なれる」と考えます。 考えたきっかけ先日、以下の投稿で「意識の統合情報理論」を前提にすればAIが意識を持ちうるという話を扱いました。 以前から「AIが感情を持たない限り経営者になることは難しいだろう」と思っていたので、そう遠くない未来に実現しそうなことに驚いたわけです。 ということで、じゃあAIが感情・意識を持つのだとしたら、どのようにすれば経営者になれるのか?ということを考えてみようと思ったわけです。 ただ、先に言ってしまうと、「感情

          AIは企業経営者になれるか

          Generative AI Test例題・過去問チャレンジ

          JDLAからGenerative AI Test(2024 #1)のメール案内が来ており、過去2回?分はスルーしていたのですが、「既にG検定、E資格をお持ちの方、過去に勉強された方も、生成AIに特化した知識の確認のため、Generative AI Testを活用してみてはいかがでしょうか?」の一言に乗せられて、受けてみることにしました。 そして、恐らく勉強なしでも受かるんだろうと高を括りつつ、会社のお金で受けさせてもらうことになったので、後続のためにも一応は勉強をしておこう

          Generative AI Test例題・過去問チャレンジ

          『AIに意識は生まれるか』-感想と考察

          この仮説を考えるために、どストレートなタイトルのこの本を読んでみました。 「ああ、こういう本が読みたかった」という内容で、色々な考え事を助けてくれるガイドラインなのですが、いきなり発散させるにはあまりに壮大な内容なので、一度整理してみたいと思います。 読むに至った動機3月はじめに以下の記事が日経に掲載され、「え?ほんとに?」と思ったことがきっかけです。 企画系として実務で生成AIを活用している中で考えているのは、「どのように経営の支援にAIを活用するか?」という軸であり

          『AIに意識は生まれるか』-感想と考察

          AIが奪うのは仕事それ自体ではなく、その楽しさかもしれない

          ちょっとした思考実験です。 はじめに生成AI活用の推進みたいな仕事をしていると、このような発言を耳にします。 「AIに頼りすぎると考える力が養われないのではないか」 その通りだと思います。 でも、過去に人類が発明した道具を振り返ってみると、すべて何らかの力を養わなくてよくするためのものではないでしょうか。 よく例にあがる自動車などの乗り物によって、人は足腰を鍛えて長距離を歩く必要がなくなりました。 その代わりに運転技術を身につけ、一方では、健康維持のためにわざわざ運動

          AIが奪うのは仕事それ自体ではなく、その楽しさかもしれない

          ChatGPTはなぜ仕事現場で使えないのか?

          このご時世に、このようなトピックを投稿するのは少々、時代錯誤感もありますが、業務において生成AI活用の普及を進める中で個人的に感じている課題が実はこのタイトルです。 巷にあふれるChatGPT活用書籍、noteも活用方法の投稿で一杯(私もその投稿者の一人笑)、また日々新しいモデルや技術が公開され、未だにお祭り騒ぎです。 しかし、”実態”はお祭りムードからすると、10分の1以下の活用度合いであると思います。いくつか(私のような推進者にとって)”不都合な”調査結果がありますし

          ChatGPTはなぜ仕事現場で使えないのか?

          E資格勉強のためのChatGPT-Custom Instructions

          先日、投稿した以下の記事で、E資格の勉強においてChatGPTを大いに活用したことを触れていました。 GPT4ともなると当然、初期設定の状態で質問をしても有用なのですが、個人的には「勉強の相方」となる存在にしたかった、ということもあり、Custom Instrucitons(カスタムインストラクション)を調整し、画像を差し替えるという調整をしていました。 で、未だにその設定で使っているのですが、E資格勉強にチューニングされていることで、他のタスクの解決時に影響がでることに気

          E資格勉強のためのChatGPT-Custom Instructions

          脱炭素経営の思考プロセスを学ぶ

          ここ1年ほど、仕事の中で「脱炭素経営」に関わることが増えてきたため、色々とインプットしてきました。浅い理解ながらも、主要な論点は抑えられたような気がするので、自身の整理のためにまとめてみます。 地球温暖化を認識する導入にして結論のような気もしますが、脱炭素経営を考える上で一番大事なのは、その目的を知ることだと思います。 言うまでもなく、脱炭素経営の目的は地球温暖化の防止です。 正直なところ、「地球温暖化が事実かどうか」を判断する科学的リテラシーは私には無いのですが、以下の

          脱炭素経営の思考プロセスを学ぶ

          キャリア自律と令和の"サービス残業"

          先週の日経新聞で以下の記事を読み、そこからしばらくキャリア自律について考えていましたので簡単にまとめてみます。 ※日経有料版の記事です。ただし論点の調査はリクルートのHPから参照可。 記事の紹介兼イントロ日経記事の内容はエーザイにおけるリスキリングの事例です。 49歳の時に全社改革で部長職を外れられた長井さんという方が医療経営士の取得や英語学習といったリスキリングに励まれ、国際部門への異動を果たした、という内容です。 大変素晴らしいストーリーであり、ぜひ一読いただきたい

          キャリア自律と令和の"サービス残業"

          企画職が生成AIを学んで良かったこと

          先日、以下のnoteを投稿しました。関連して、仕事への応用や今後の展望などをまとめてみたいと思います。 前提:企画職とは?「企画職」というざっくりとした括りにしているのは、今の私の仕事が経営企画・事業企画・サービス企画を緩く横断している内容だからです。 とは言えどんな仕事であっても上流にいけば確実に「企画」フェーズに突き当たるので、開発・技術・作業じゃない仕事全般に概ね当てはまるかなと思います。 便宜上、「何らかの構想を立ち上げ、その実現のための目標・計画を立案し、達成に

          企画職が生成AIを学んで良かったこと

          DXの手法論-『マッキンゼー REWIRED』を読んで

          勤務先で紹介された『マッキンゼー REWIRED』を読んでみました。 実践的な良書でしたので、個人的にポイントと思った点をまとめます。 概要サブタイトルに「デジタルとAI時代を勝ち抜く企業変革の実践書」とあるように非常に実践的な内容です。 Amazonの説明、レビューを見てもよく分かると思います。 かと言って情報システム的なハウツーだけでなく、経営者のリーダーシップへの言及から人材採用、組織の作り方まで幅広い内容です。 一部、開発ツールやデータアーキテクチャの章などは、私

          DXの手法論-『マッキンゼー REWIRED』を読んで