自分の【願望】とお金の関係
【願望】は「つくる」ものではないなあと思います。
見つけるもの。
自分の中にもともとあるもの。
社会に出て、「●●であるべき」「●●してはならない」という規範によって、あるいは自分で勝手に思い込んでいるルールによって、
見えづらくなっているものとの”再会”。
皆さんの本心からの願望はどんなものですか?
成功者のお話を聞くと、圧倒的な願望がスタート時点にあったことを感じます。
幼少期に貧乏で苦労した
→絶対にお金に困らない人生にしたい
→稼ぐにはどうしたら良いか真剣に全力で考え実行する
サラリーマン1年目で離脱した
→生活するためとはいえ納得いかないルールで縛られるのは耐えられない
→人に決められたことに従う人生は嫌だ
→絶対に勤め人には戻りたくない
→自分で稼ぐにはどうしたら良いか真剣に全力で考えて実行する
どうしても避けたいもの、回復したいものが
【願望】としてパワフル。
だから人生を賭けてでも、それをやろうと思うのですね。
そう思ったら、きっと誰しも、達成できます。
そうは言っても、自分に翻ると、
そこまで強い【願望】ってなんだろうなあと考えてしまいました。
家族や大切な人の幸福に寄与したい。守りたい気持ちは強い。
そして、自分としては明日で人生が終わるとしたら、やり残し感が半端ない。何をやり遂げたら、”元気よく”納得して旅立てるのかなあ、、、と。
根幹にある不安や懸念の多くは、
実は、経済的なことかもしれないなあと思いました。
キャリアの不安とお金
キャリアの不安、漠然とした将来への不満、懸念の根っこには
実は「お金」の問題があることが多いと感じます。
わたし自身も相談者さんたちも。
裕福で何の心配もない家柄に生まれた人でない限り、
自分が寿命を全うするまで、生活に困らず、ある程度の余裕ももって生きていくためには、お金は不可欠です。
そしてお金を得るための行動=働くこと
となっている人が圧倒的に一般的であるためです。
お金のため「だけじゃない」けど、
少々の違和感や不満があっても、成果を出す人材になるべく努力をするのは、1つには自分の成長のため、もう1つはサラリーを手にするためではないでしょうか。
また、いっそ会社を離脱して自分でやりたいことに挑戦する!という決断がしづらい最大の理由は、「お金」であることも事実でしょう。
どのくらいの金額が欲しいのか?
漠然と不安という中から一歩進めていくには、実際、いくら欲しいのかというのを具体的に考えてみることが有効です。
サラリーマンなら、
今もらっている給与がいつまで続くのか。
減っていくのが何歳の時でどのくらい減るのか。
そのとき、減る分を、どの程度、補填したいのか。
それは何のためのお金なのか。
自分が実現したい【願望】にお金はいくら必要なのか。
価値観は十人十色
1000万円欲しい。
1億円欲しい。
10億円欲しい。
100億円欲しい。
それによってとるべき道は変わりますよね。
また、何のために?
というのもあります。
我が子にお金の心配をさせたくない。
それは何歳まで?
配偶者にお金の心配をさせたくない。
月にいくら、いつまで継続的に確保できれば、その心配をさせずに済む?
よく考えていくと、
お金より大事にしたいものが自分の中にあると気づく人もいるかもしれませんね。
家は狭くても借家で十分、最低限の食べるお金があればOK、それより●●の方が大事、とか、
事業を伸ばすのは社員がもしもの時にも露頭に迷わないため、信頼してくださったお客様に迷惑をかけないためであって、長者番付に乗りたいためではない。とすると、いくら蓄えがあればしのげるのか、とか。
価値観として、そもそも冒険やチャレンジ、変化を好まない人もいます。
現状の枠の中で、将来に備えて蓄えを得られれば、それ以上は不要という人です。
漠然とした不安に押されて、蓄財する、稼ぐというのでは、
いくら溜まっても不安が消えなかったり、
お金を稼ぐという目標がいつの間にか人生の目的と錯覚してしまったりするリスクをはらみます。
幸せに生きるための蓄財なのに、これではお金から解放されるための蓄財なのに、逆にお金に縛られてHappyになれません。
漠然とした「資産がないと困る」意識ではなく、いつまでにいくら欲しいのか、それはなぜなのか、ということを明確にすることが重要です。
ここが明確になると、目標も明確になり、
漠然と襲ってくる不安や満たされない気持ちから解放されます。
そして、自分にとって必要な金額が見えると、そのために取る最適な方法も見えてきます。
すると、情報も取捨選択することができるようになり、効率的に効果の高い情報を吸収することができるようになります。
自分の願望にとって最適な方法を選択できれば、あとは、計画を立てて行動するだけです。
投資の世界もふかーい。全部、素人が理解するのは難しいし、必要ないですよね。
死ぬまでに自分が必要な金額、欲しい金額、そのお金が持つ自分にとっての価値を明確にすることこそ、とても大事ではないでしょうか。
誰一人、お金を持ったまま死ぬことはできませんしね。
大澤 弘子
日テレHR代表/人材育成事業
サラリーマン応援📣ライフコーチ
キャリアビルディング【大人のための自分さがし】パーソナルコンサル
パパママ・上司・先生に伝えたいコーチングのスキル
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