![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161923945/rectangle_large_type_2_fec28fbd21f9702ce9dcab250918c7ee.jpeg?width=1200)
日本の女性は素晴らしい
今年(2024年)の正月明けに、徳島みづほ古代史講座で一席持ちました。
いかに日本女性は素晴らしいのかというのが主題でした。今回はJunko Life and History Zoomで一席持ちます。
![](https://assets.st-note.com/img/1731651443-HBeA9sOhdzK4N0PgDkSFp5Mc.jpg?width=1200)
どうして、こんな話をしたのかと云いますと、西洋合理主義に毒されたエリート女性や、その背後でほくそ笑むエスタブリッシュメントの思惑に惑わされないようにと思ったからです。
日本の古代史を学んでおりますと、何か日本の文化・文明が一段劣ったように教えられたことに気付きます。例えば、支那の古代文化が優秀で、日本は大陸や半島から教わった・習った、あるいは、銅製品・鉄器の輸入を含め、何でも先進文明は、その逆が無いのです。
果たしてそうなのかを検証してみると、まだまだ未確定ながら、遺跡に関しては、12万年前の遺跡が島根県で見つかっています。世界四大文明(これも造語で嘘なのですが)の黄河文明がせいぜい四~五千年前ですので、オーダーそのものが違います。長江文明が一万年少々昔だとも言われていたり、近年古代遺跡が見つかったとも言われておりますが、せいぜい5万年前の物です。
ただ、決定的に、日本は文字がありません。巷では江戸時代くらいから流行した神代文字が、神代の時代からあったかの如く宣伝されていますが、学問的には?マークがついていますので、やはりここは、古代文字は無かったという前提で考えましょう。文字で記述する文化が無かったのは決定的なハンディです。
さてさて、主題はそんなことこではありません。
日本女性が如何に素晴らしいのか、上古から見て行きましょう。
神話時代、つまり、始祖が天照大御神という女神です。世界広しと云えど、祖神が女性というのは珍しいのではないでしょうか?ゼウス、ブラフマー、元始天尊みな男神です。
![](https://assets.st-note.com/img/1731648279-cBSEdW16V84R3irygLkDYNxu.jpg?width=1200)
日本における女性の地位が高かった理由の一つに天照大御神の存在は大きいと思いますが、なぜ西洋では女性の地位が低いのでしょうか?それはキリスト教と大きな関係があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1731648392-nblWx8S0O2ay5UAcR73q1fwr.jpg?width=1200)
日本民族がどのようにして増えたのか、カミサマがどの様に神々を、また国を生んでいったのかは、伊邪那岐・伊射奈美の神話が示しています。最初から男と女がいて、セックスをすることによって神も国も生んでゆきます。(ここで、国を「国を構成する人々」と解したら、リアルになります。けっして、伊邪那岐が土地を産んだ話では無いのです。)西洋で女性が生まれるのは、男のあばら骨からです。よって、女性は男性の一部品、つまり、男の所有物に他なりません。当然にも男尊女卑の思想に染まりやすくなります。しかし、人間は雄性発生するのでしょうか?答えは簡単、有性生殖により産まれるのです。キリスト教は、マリア様の雌性発生でキリストが誕生します、ここらで、既に論理破綻があります。(人間では無く、神だから雌性発生も許されるのかもしれません)
何故ミジンコの話なのかと申しますと、実は、ミジンコは有性生殖と単為生殖の両方をするのです。で、オスの存在意味は、水たまりが干上がるとか、食べ物が無くなるとかの危機的状態になって、生き延びる事ができなくなる時に、出現し、有性生殖によって、冬卵を形成するのです。この卵は夏卵(通常の、雌性発生の卵)とは異なり、厳しい自然条件下でも生き延びることができるようになっています。1~2年は平気で生きています。個体によっては5年物長い間生き延びることができるようです。
元原子力規制委員会の武田邦彦先生が、「50過ぎた男は生きる価値が無い」とブログ等で話されています。生殖年齢を過ぎた男、あるいは、祖国存亡の時に突撃できない弱った雄は(自分たちの家族を腕力で守れない雄)は生きていてもしょうがないという程の意味にとれるでしょう。
メスも実は自然界の動物において、閉経後は群れを離れて静かに死んでゆくとも言われていますが、人間などの高等動物は、おばあさんになっても元気で生きています。これには意味があるのです。つまり、例え自分に子供や孫がいなくてもコミュニティにコミットするのが女性だからです。勿論、孫がいるおばあさんは、せっせと孫の世話をします。お爺さんが孫をみると、事故等々の率がうんと高くなる点を鑑みると、オスは子育てには不向きだと分かります。平たくいえば、役に立たないのでしょう。
さて、女流文学を俯瞰してみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1731649387-02K4BDxinlzgM1JUh3tNH9eo.jpg?width=1200)
すると、西洋とは比較にならない程、優れていたことが容易に理解できます。たかだか600年程日本が進んでいるだけじゃないか、という意見もあるでしょう。しかし、科学技術で考えてみてください。今から600年前と云えば室町時代、鉄砲も無い時代です。大砲なんて脇に置いて、ミサイルや空母、ドローン、衛星で戦う時代です。室町武士がいくら強いといっても、相手になりません。と、いうことで、女流文学のこの600年の開きは解説に値しないほどの大きな開きなんです。
それでも詩人、マリー・ド・フランスが居るという反論もあります。
詩人となれば我が国は、神話時代から女流詩人は沢山おります。須勢理毘売や豊玉比賣、あるいは沼河比売がいるではありませんか。12世紀と日本神話時代と、比べるほうがどうかしています。上術の、「刀と空母」以上の差がありますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1731649876-1DcOShfqyVPA8ZnRa5iXb0p4.jpg?width=1200)
大國主神への返し歌を示しました。このように、往古日本の女流文学のレベルと西洋と比較すること自体、ナンセンスです。
さて、現在は離婚が多いと言われています。昔は、そんなに離婚は無かったと信じていませんか?実は、江戸時代の離婚率は高かったのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1731650246-Et1rChZFDqGyY2JcSwAKgl6j.jpg?width=1200)
数字は千分率なのですが、明治時代の1883年は、平成の時代・2004年が離婚は多いのです。江戸時代になりますと、もっと、多くなり、政府の第三特別調査室の縄田康光さんのレポートでは4.8プロミルとありました。
江戸時代の庶民の女性の離婚方法は二種類あり、駆け込み寺に逃げ込むか、離縁状を書いてもらうかです。それが後に、三行半と呼ばれるものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1731650544-cSDrAao1WX7NUPgtT264GfZk.jpg?width=1200)
文言を並べると、三行と半分であることから、そう呼ばれたのだそうです。
しかも、男側から一方的に離婚はできますが、ちゃんと慰謝料を払わねばなりません。また離縁状を書かずに勝手に再婚すると、所払い、つまり、東京では住めなくなります。また、慰謝料たるや、けっこうな額であったようです。このように女性の人権は保護されていました。
また余談ながら、江戸において、女性の識字率も高かったことが分かっております。
時代は新しくなって、明治時代。
キュリー夫人の時代、日本政府は渡航費用・生活費・学費を保証して、女性をアメリカに留学させています。津田梅子はその代表格です。方や、ノーベル物理学賞受賞者のマリー・キュリーはポーランドの貴族階級の女性で、しかもギムナジウムを優秀な成績で卒業しても、女性という理由だけから大学に進学できなかったのです。
幼い頃、なぜ、キュリー”夫人”なのか不思議で仕方なかったのですが、後になって、キュリー氏と結婚したからキュリー夫人なんだと教えられ、19世紀の西洋は随分女性の地位が低かったのだと思い知らされました。日本なら、マリー・キュリーという名前で紹介されていたことでしょう。そうでなければ、津田梅子は多分、「津田仙の娘」という名で歴史教科書に載っているはずです。
![](https://assets.st-note.com/img/1731651169-xBWhMfoaU4ZmS6urbInq15yT.jpg?width=1200)
他にも、戦国時代の女性の活躍は目覚ましいものがありますが、長くなるので割愛しておきます。
日本文化は、「男は男、女は女、それ以上でもそれ以下でもない。」というのが、結論です。
明日は、このような話をしたいと思います。