落語ラン vol.19 「佃祭ラン」
東京マラソンの旧コースでは、佃大橋というと後半最大の難所だということをご存じの方もいらっしゃるでしょう。36キロ付近でしょうか。私も初東京マラソンの際に、この辺りで応援の方が「頑張れ!あとたった6キロだ!」という応援カードを出して下さっているのを見た時に「まだあと6キロもあんのかよ~。」と思った記憶があります(その直後、東国原英夫さんに抜かれて「なんでこんなに早い人がここにいるの?」と思いました。)。
今回は改めて想い出深い佃大橋を通って佃島に行ってみました。
あらすじ
【神田お玉が池】の小間物屋次郎兵衛さんは大の祭好き。今日も【佃島(住吉神社)】の大祭、「佃祭」見物に出かけ、暮れ六つの「しまい船」に乗り込もうと足を早めた。と、一人の女性が声を掛けて来たため、次郎兵衛さんは船を乗り逃がしてしまう。詰め寄る次郎兵衛さんに件の女性は「3年前吾妻橋から身投げをしようとした時に、旦那様から5両のお金を恵んでいただきました。」と思わぬ告白をする。家は漁師なので、後でお送りするという女性に誘われて、次郎兵衛さんは家に向かうが何やら外が騒がしい。聞くと「しまい船」が転覆し、全員絶望だという…。
ランニングコース
神田お玉が池→(佃大橋)→佃(住吉神社)
神田お玉が池
既に一度触れていますが、神田お玉が池というのは、昔種痘所があったところで、それが東大医学部発祥と言われています。今は完全に埋め立てられてしまい、お玉が池の大きさは良く分かりません。
(佃大橋)
もちろん、東京マラソンの時は探す余裕はないのですが、佃大橋の脇に佃島渡船場跡の碑があります。昭和39年の佃大橋開通によって歴史的使命を終えたようです。佃大橋というのは、非常に大きく開放的な橋で、晴れていれば良い景色が期待出来ます。
佃(住吉神社)
マップ
https://www.mapion.co.jp/m2/route/35.694005370298235,139.77656366297472,16/aid=a246dd/