アイデアを思いついても試作品 "プロトタイプ" が作れない
まだ公開してないが「アイデアを思いついた」という記事を書いて、そこにこう書いた。
「自分なりに真剣に考えましたが、結局妄想レベルでおわっちゃうんです。
いつもそうです。ほんの少し技術があれば試作品を作ってみて「こういう理由でこのアイデアはうまくいかないのか」と理解できるんだと思うのですが、壮大なことから先に思いついてしまうから全く試せず、成長せず、同じ事を繰り返しています。」
と。だが本当はちがって、本当の問題は「当事者意識がないと頑張れないこと」かもしれない。
「自分が困ってること」が対象だったら、当然必死になって問題を解決しにいくだろうし、そうしてきただろう。自分に近しい人の問題でも同様に頑張れるかもしれない。
自分がいつもアイデアを思い付いてもプロトタイプすら作らないのは、「作れない」んじゃなくて「作る気がない」のかもしれない。
まだ公開していないその記事の内容については、試作品を作るための手がかりは見つかっていたんだ。
1万円弱で買えるそのキットとはんだがあれば、そこまで高い技術がなくてもそれを作れたかもしれない。けど自分はそうしなかった。
足りないのは技術力じゃなくて、本気度、そして当事者意識かもしれない。
でも、「必要とする人がいるかどうか」すらわからない事にお金と時間を無限にかけられるわけでもない。自分の理性が動こうとしない理由もわかる。
どうしたら良いんだろう?自分はどうしたいんだろう?
一瞬「こんなアイデアが形になったら喜ぶ人がいるかな」と考えても、形にしようと動く前に、諦めてしまう。
トラウマも原因の一つではある。中学生の頃の新しい機構を考えて発表する「創意工夫キャンペーン」とやらだったかで、自分なりに精一杯考えて持っていったアイデアについて、「こんな妄想じゃなくてもっとちゃんと仕組みとかを具体的に書いたものを持ってきなさい」と突き返されてしまった。
まあ、実際それは本当に中身が何もなかったのだが。
アイデアを思い付いても常に機構の中身が考えられない。ガワとコンセプトは思いつくのだが、機構が考えられないから試しようがない。(もっとも『その記事』は例外だが)
どこから鍛えるべきなんだ?試作しやすいアイデアを思いつく能力?思いついたアイデアの機構を考える能力?最低限の電子工作の能力?
何から手をつければ良いかわからない。