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『思考停止という病』  〜ゴールを持つことから始まる自分の人生〜

この本を読む前、思考停止ってどういうことだろう、と思った。
パッと思いついたのは「前例主義」ということ。
「前例主義をやめろ!」自分で考えろ!ってことかな?みたいな考えだったけど、まぁやはり、そんな単純な本ではなかった。

いろんな本で言われているんですけど、やっぱりゴール設定って大切なんだなと思いましたね…。他にも自分に刺さった新しい考え方とかを共有します!


考えたこと①
ゴールは自分中心から他人に広げよう。


まず、大切なのは「自分の本気でやり遂げたいこと」=「ゴール」
を持つことだ。
ゴールを持つと自然と問題意識を持つようになり、それを解決するために情報収集すれば、スコトーマ(心理的な盲点)をなくすことができる。
さらに、興味があるから、「have to」で動くことがない、自分自身でも積極的に動くことができる。

これが真の「自分の頭で考える」ってことなんだ。

このゴール設定について、現状維持でもいいと考えるのは「最適化」だとこの本で言っていたけど、
平穏にこのままの生活を続けたい、今の家族との生活を大切にするために現状を維持することが本当にやりたいこと、であればゴールになりうるのではないかと思う。

著者はゴールを立てる上でのポイントで、
現状の自分では無理なこと、興味に合致すること、自分中心にならないことの3つを挙げていた。

「自分中心にならない」とあるが、急に「他人のために貢献できることをゴールにしろ」と言われても多くの人は、そんな利他精神を急に持てないよ、自分の生活でも精一杯だよと思う人もいると思う。

結局は、自分自身の願望(価値観)が他の人にもやってしまう
「おせっかいごと」が他者貢献につながると思う。

自分が大切だと思う価値観が合っていることで、自然と自分が楽しい、嬉しい、ワクワクすることを他人にもできれば、そんなに気を張らずにゴールをたてられる。

ゴールは「自分中心にならない」というよりは、
「自分がやってて満足することで、自然に他人のためになっていること」を選ぶのが良いのだろうなと思う。

だからこそ、自分が大切にする「価値観」を決める上で、自己理解を進めることは大切なんだ。

考えたこと②
思考の幅を広げよう


著者の、お金を稼ぐのと、自分の職業は別でいいという言葉が結構刺さった。刺さったというか、肩の重荷がスッと落ちた気がした。

今の仕事で成功しないと終わり、ここで自分のゴールを達成しなければ…!
と考えると、それこそ「have to」で考えなければいけないので思考の幅が狭まってしまう。

こうやって、職業と分ければ、お金を稼ぐのと自分が達成したいゴールを分けられるので、お金が稼げることをしないと…!とお金に沿ったゴールを立てることがなくなる。視野を大きくできるのだ。

さて、そこで大切なのは「自分のゴールを軸にして行動を考える」ことだ。
副業を始めようとすると、「騙す人」が多くなる。
「スマホ一つだけで」とか「株」「情報商材」「ネットワークビジネス」などなど、自分が取捨選択しなければいけない。

ゴールが「お金のため」だと騙されやすくなることはその通りだと思う。
だからこそ、自分が本気で叶えたいゴールを考えた上で考えないと正しい情報収集、判断ができない。

私も職業としての副業をやってみたい…!まだまだ、知識を蓄えている途中だけど実現していきたいなぁ。


さて以下はいつものように本で私が大切だなと思ったことを殴り書きしています!


思考するとは?

大切なのは「創造的な脳の思考」

  • 物理的な脳の思考

    • 何もしないでも体が動くように脳が自動的に動くこと

  • 創造的な脳の思考

    • 分析する(考察する)

    • 意思決定をする

    • 問題解決をする

    • 仮説を作る

考えるとは何か?

グレゴリー・チャイティンが定義する「生命現象」から考える
「スペース」を「ランダムウォーク」しながら「ヒルクライミング」すること

ある情報空間の中でランダムな突然変異を繰り返しながら、抽象度の階段を上がっていくことで進化してきた

スペース:一つの情報空間
ランダムウォーク:予測不可能な突然変異
ヒルクライミング:その空間を一段上から上に上がっていくこと


「生命現象」+「意思の力」

無数の have to によって、自分で考えるよりも、流される方が楽に生きられるという思い込みから始まる
これは奴隷の人生の始まり。知識がなく、自分でも判断できず、自分で人生を切り開くことができない。

現状の思考停止する社会を作る要因

  • 前例主義

定義
過去の方法を意思や考え無くそのまま、現状に適応すること

何が問題か?
自力で解決すること、自分の意思でゴールを立てることができなくなる

  • 知識不足

脳は知っているものしか認識できない
つまり、記憶にない、知らないものは、認識できない。
さらにいうと、自分が重要だと思っていないことも認識できない。

何が問題か?
スコトーマ(心理的な盲点)が生まれてしまう。
そのせいで正しい判断や考えができなかったり(騙されたり)、他の人の意見を模範解答として自分の意見のように代用してしまう。

  • ゴールがない

ゴールとは?
「重要なものは何か」=自分が本気で成し遂げたいこと
これが意思の力になる。

何が問題なのか?
思考していない人=ゴールがない人=問題意識がない状態
自分の意思起点の行動や考えを起こすことがなくなるため、
結局自分以外の人が決めたことに従うしか無くなる

「自分で考える」人になるための行動

「常識を疑い、現状を抜け出すこと」

世の中の「ノーマル」「常識」「当たり前」「定説」を疑え
これらは、他人から植え付けられたコンフォートゾーン。社会的には都合がいいが、個人レベルで見ると奴隷となる可能性もある。
自分で考え、自分の価値観を生きる選択をすることが、ノーマルである。

  • 他人の意見や判断は気にしない

  • 自分がやりたいことだけやる

  • やりたくないことにはNOという

現状を抜け出すには、ゴールを立て、スコトーマをなくしていくこと。
ゴールを軸にすることで、知識を収集することに繋がりスコトーマが外れていく。
コンフォートゾーンをぬけ、知識や興味とゴールを合致させる

【ゴールのポイント】

  • 現在の自分のままでは達成できないゴールであること

  • 自分の興味に合致すること

  • 自分中心にならないこと

→コンフォートゾーンを抜けるには、今の自分では達成できないものかつ、他の人にも還元できるものであることで具体的に。
情報収集を進んでできてしまうような興味あることが必要である。

圧倒的な知識を手に入れるために

  • 本を読め

    • 意図、問い、関連性を意識して読む

      • 書物に書いてある知識と、外部の情報を関連づける作業で、脳のパラレル処理を促す

    • 自分の興味外の本も読む

  • 言語能力を高める

    • 言語レベルで、思考は起きているからこそ、言語化能力が足りないと考える力は低くなる

      • ロジカルシンキング(トゥールミンロジック)で鍛える

    • 関連情報も一緒に吸収することで、立体的に物事を捉える

どちらの方が良いか、迷った際はランダムに決める

結果は同じなのだから、ランダムに選べばいい。
悩むのは、全部、そのビジネスに自己実現を求めるから。
お金は重要だが、自分の人生の全てをかけて取り組むものではない。
だからこそ、自分で考え選択することが大切だ。
8個くらいのゴールを持っておくと良い。

  • 仕事

  • 健康

  • 趣味

  • 生涯学習

  • 家庭

  • ファイナンス

  • 地域活動

  • 社会全体に対する貢献活動

ビジネスをファイナンスだと考えてみよう。

お金を稼ぐのと、自分の職業は別でいい。
お金の時価総額が何億もないといけないわけではない、それよりも本当に好きなことをして生きることを目指してみよう。

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