#165 心と体の繫がりを感じる年末
僕にとって年末はデリケートな時期だ。
年末年始のお休み1週間のあいだ、ありがたいことにいろいろな忘年会に呼んでもらっている。
にもかかわらず、ここ最近、年末に体調を崩しがちなのである。
どうしても体調が不安定な年末
2022年末は無事に乗り越えた。
が、元旦から高熱を出した。
2023年末は全力で体調管理をしていた。
が、結局風邪をひいてしまった。
そして、2024年末の今。
体調がかなーりぐらついているのを感じていた。
僕は鼻から風邪をひくことが多い。
数日前、まさに鼻の奥に違和感を覚えたのである。
そして、僕は喘息を患っており、若干気管にも違和感があった。
ああ、終わった。今年も体調が崩れてしまうのか――。
年末は仕事も忙しいというのに。
休みに入れば、楽しい楽しい忘年会が待っているというのに。
今までの僕は、そんな体調が不安定な自分の体に怒りを覚えていた。
ましてや去年はできる限りの体調管理をしていた。
部屋の換気、加湿、温度調整。
手洗い・うがいの徹底、マスクの着用。
規則正しい生活リズム、適度な食事に十分な睡眠。
それでも風邪をひいてしまったのだから……。
もちろん今年も上記の行動を徹底して、体調管理に努めていた。
しかしそれでもやはり不安定な状態になってしまったのだ。
しかし、今年の僕は一味違う。
自身の体に、体調不良な状態に、怒りを覚えることはやめた。
今年の僕は、体調不良を受け入れることにしたのだった。
受け入れた結果、気持ちが楽に
もちろん体調不良によって、せっかくの忘年会をキャンセルしてしまうかもしれないことには残念な気持ちでいっぱいだ。
ましてやせっかく約束をしてくれた友人達には申し訳なく思う。
だけど、体調が悪くなってしまった以上、その状態で外を出歩くわけにもいかない。
それに怒りを覚えたところで、体調がよくなるわけではない。
ならば、もう友達たちには詫びて、自身の体調不良を受け入れるしかないではないか――。
そんな一種の諦めが、僕の心に浮かんだのだった。
そうした途端、フッと気持ちが楽になったのである。
きっとまた呑みに行ける機会はあるだろうし、これで友情が消えるほど、約束をした彼らとは細い関係ではない。
今回お預けになった楽しい時間は、きっとまたやってくる。
とりあえず今は頑張ってくれた体を労わるために、しっかりと眠ろう。
というのが、つい24時間くらい前の僕の状態である。
では今はどうかと言うと、びっくりするほど体調が快復しているのだった。
たまたま……だとは思う。
だけど、体調不良を受け入れ、気持ちが楽になったのが要因だとしか思えないので、今こうして記事を書いている。
気持ちが楽になれば、体も楽に
よく「心と体は繋がっている」という説を聞くけれど、それは本当のことなのだと思う。
去年、難病治療の一環で、扁桃腺摘出手術を受けた。
手術前はとても怖かったけれど、手術後は「あとは治るだけ」だと前向きに考えた結果、医者も驚くほどに喉の治りがよかったのである。
そのときも、心と体の繋がりの強さをとてつもなく感じた。
心が落ちれば、体も落ちる。
体が落ちれば、心も落ちる。
逆に言えば、
心の調子が上がれば、体の調子も上がる。
体の調子が上がれば、心の調子も上がる。
人の体というのは、そういうものなのかもしれない。
そんな気づきが、僕にとってのクリスマスプレゼントになりそうだ。