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#161 2024年を支えてくれた10曲 後編
こんにちは、立竹落花です。
Uさんが主催されている「マイ・ベスト・ミュージック2024」の参加記事になります♪
そして、本記事はその後編になります。
10位から6位までは以下の記事になりますので、御覧になっていない方は是非是非!
♪マイ・ベスト・ミュージック2024 TOP5♪
第5位 頬杖/Bialystocks
曲自体のリリースは2023年なのですが、今年発売されたアルバム「Songs for the Cryptids」に収録されたので選出しました。
去年ラジオでこの曲と出会い一目惚れ――ならぬ一耳惚れをしてしまったんですね。
それから今年の初めはこの曲を含め、Bialystocksをヘビロテしていました。
甫本さんの声が優しいし、演奏も落ち着いていて……かなり少ない音数の中でこれだけ魅せられるのは、曲のポテンシャルが高いからだと思います。
前作のアルバムの1曲目が「朝靄」だったのもあり、Bialystocksは朝聞くことが多いです。晴れやかな朝に聴くのが最高なんですよね。
皆様の朝のお供にとてもおススメですよ。
第4位 YOU GOTTA RUN/L'Arc~en~Ciel
ラルクの3年ぶりの新曲になります。
3年前、30周年記念の年にリリースされた「ミライ」と「FOREVER」も大好きなんですけど、かなりポップに寄った曲でした。
一方でこの曲は曲調はポップながら、かなりギターが暴れているロックサウンドに仕上がっています。
これこれ!! 待ってました!!
ラルクのゴリゴリのギターサウンドが大好きなんですよね……。
途中のkenちゃんのギターソロがかっこいいことかっこいいこと……!
歌詞はタイトルからもわかる通りどストレートな応援歌です。
この曲をお供にランニングとか捗りそうですね。……まあやってないんですけど。
第3位 Sleep Walking Orchestra/BUMP OF CHICKEN
こちらもリリースは2023年なのですが、今年のアルバム「Iris」収録曲だったので選出しました。
いやもうこれは発売こそ2023年かもしれませんが、ファンにとっては完全に2024年の曲です。
なんてったって、ライブツアーの1曲目でしたからね!
こちらの曲はアニメ「ダンジョン飯」の主題歌。
BUMPの凄いところって、タイアップ作品の世界観に究極といえるほど接近した曲を作れるところだと思います。
2011年発表の「ゼロ」はその代表で、タイアップがゲーム「ファイナルファンタジー零式」だったのですが、その世界観を見事に表現していました。
荘厳さのある名曲なのでそちらもおススメです。
また音楽的にもとてもとても優れていると感じます。
ケルト音楽とロックの融合——ケルティックロックというらしいですが、これをやってのけるBUMPの地力って凄まじいと思います。
過去にケルト的なBUMPの曲でいえば、前作のアルバム「aurora arc」収録の「月虹」がありますが、そちらもたいへんな名曲です。
個人的にこの曲のハイライトはラスサビに入る前の♪ジャガンジャガンとかき鳴らされるギターの音……痺れるんですよねぇ。
先にも書いた通り、今年のライブツアー「Sphery Rendezvous」の全公演1曲目がこちらでした。
曲が終了したと同時にビジョンにバンド名とツアー名が大きく現れ、「こんばんは、BUMP OF CHICKENです!」という藤原さんの声が。
この演出に痺れたファンの方もたくさんいたのではないでしょうか。
僕もそのうちの一人です。
第2位 晴る/ヨルシカ
僕がヨルシカを聴き始めたのはアルバム「盗作」が出た辺りでした。
綺麗で美しくて可愛くて、だけど壊れそうなsuisさんの声が、曲によってはヨルシカの音楽にかなり切なさを足していますし、ポップにしていると思うんですね(もちろん例外はあります。「昼鳶」の歌声なんて盗作の主人公の悪の部分が存分に表れていて、ポップさも切なさも皆無ですから)。
だけど、よくよく聞くと、ヨルシカってかなりロックなんですよ。
なんならパンク、ハードロックといってもいいくらいの激しさを秘めている曲がいくつもあります。
「カトレア」とか「夕凪、某、花惑い」とかよく聞くとかなり激しいです。
そのヨルシカのロックな側面がバリバリに表れた最強の曲。
それがまさしくこの「晴る」でございます。
まず前奏のギター。この時点で僕はノックアウトしました。
はい、最強。名曲確定。
そしてsuisさんの声と共に始まるドラムのスネアの音。
はい、完璧。後世に伝わること間違いなし。
しかも最後なんてsuisさんのアカペラですよ?
こんなん鳥肌立てずして聴けるわけないじゃないですか!
1番のサビが終わった後、再び前奏のギターリフが現れるタイミングだとか、ラスサビの歌い出しの演奏隊の入り方とか、僕の大好物がぎゅっと詰まっていて、今年何回聴いたかわかりません。
ここまで「葬送のフリーレン」について語ってきませんでしたが、元々この漫画が大好きだった僕は、主題歌をヨルシカが担当すると知ったときは嬉しすぎて号泣しました。
OP:ヨルシカ、ED:miletってもう僕を殺しに来てるとさえ思いました。
そして先日のライブ「前世」にて、こちらの曲も披露されました。
人間、本当に感動すると、立っている感覚すらなくなるものなんですね。
最後のsuisさんのアカペラなんてもう生きてる心地がしませんでした。
第1位 さよーならまたいつか!/米津玄師
現代邦楽の帝王、再び。
僕にとって2024年はこの曲なくして語れません。
ヨルシカ「晴る」もそれはそれは何度も聴きましたが、こちらの曲はそれ以上にずーっと聴いていました。
なんなら米津さんの全ディスコグラフィの中でも1,2を争うくらい好きな曲に成り上がっています。それくらい大好きな曲です。
ただこの曲、ぶっちゃけそこまで派手さはないんですよね。
派手さはないのですが、音楽的な華やかさと歌詞のピリリとした攻撃性がとてつもなくいいバランスでマッチしているのがこの曲の魅力だと思います。
華やかさと攻撃性。
この二面性というのが、まさしく連続テレビ小説「虎に翼」の主人公・寅子を思わせます。
男性社会である弁護士という職業に初めて女性で務めた主人公寅子の華やかさと強い生き様——。
それがまさしく先に書いた本曲の二面性のエッセンスなんだと思います。
本曲の歌詞全てが好きなのですが、やはりこのサビの言葉一つ一つがたまらなく大好きです。
誰かと恋に落ちて また砕けて やがて離れ離れ
口の中はたと血が滲んで 空に唾を吐く
瞬け羽を広げ 気儘に飛べ どこまでもゆけ
100年先も憶えてるかな 知らねえけれど さよーならまたいつか!
最初の2行だけで失恋の苦い経験が痛いほどに感じられるんですよね。
だけど次の2行でそこから立ち直り、寅子のような気持ちいいくらいに前向きな人を思い起こさせる。
晴れやかな別れだけではなく、「100年」という言葉があることによってこれからの長い人生への意気込みまで想起させる。
文豪顔負けの名歌詞だと思います。
ちなみにこれは偶然かはわからないのですが……
生まれた日からわたしでいたんだ 知らなかっただろ
さよーならまたいつか!
この「生まれた日」と歌われているのが曲の3分10秒なんですね。
そして、米津さんの誕生日、つまり生まれた日が3月10日なんです。
これって偶然なのでしょうか?
偶然だとしたらとてつもなく恵まれている曲だし、計算でやったなら帝王の実力の底知れなさに驚く一方です。
本曲を作るにあたり、米津さんは「朝聞く音楽」というのをかなり強く意識したようです。
さらに朝ドラの主題歌で毎朝流れるわけだから、回数を重ねて聴けるような音楽にしなくてはならない。
「さよーならまたいつか!」はまさしくその最適解でした。
これを書きながら、改めてこの曲を聴いたのですが、もう500回は優に聴いているのに全然飽きてないんですよね。
むしろまたも鳥肌が立つくらいに感動してしまいました。
それだけの力が、この曲にはあります。
あとがき
以上、2024年に支えてくれた10曲をお送りしました。
ここまでで約3330文字。
「さよーならまたいつか!」なんて1曲だけで1つ分の記事くらいに…。
長すぎる。語りすぎました、ごめんなさい。
記事を書いていて、僕は本当に音楽が好きなんだなと再認識しました。
ジョン・レノンの記事でもそうでしたが、音楽を語ってしまうと本当に止まりません。
書いているときはあまりに楽しいのですが、尋常ではなく時間も使うので、たまーに音楽を語る記事を書いていこうと思います。
そのときは、またお時間のあるときにお付き合い下さいませ。
最後に
この企画を知った理由は、はしさんの記事がきっかけでした。
この場を借りて、お礼をお伝えしたいです。
本当にありがとうございます!
そして何より――
素敵な企画を立ち上げて下さったUさん、本当にありがとうございました!
皆様のマイ・ベスト・ミュージック2024も楽しみにしております♪
長文にお付き合い下さり、ありがとうございました!
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