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#122 気にしすぎているおかげで

noteを始める前は、さまざまな不安があった。
その不安の一つは、書くことがなくなってしまうこと。

noteを始めて4か月。
未だにその不安は拭えてはいないけれど、今のところ毎日何かしら書きたいことが生まれてきてはいる。

その理由の一つは、自分がHSP気質を持ち合わせているからだと思う。

HSPであることを呪いたい瞬間

僕は過去にHSPをテーマにした記事を2つ書いている。
そのうちの1つが上記の記事なのだが、世の中にはあまりに刺激が多くて、疲れてしまうということも多いという趣旨だ。

単純に光や音の大きさもそうだが、人間関係やネットに飛び交う言葉などもそうである。
それらに強く影響を受けるのも、HSP気質の特徴なのだろう。

世の中の刺激に疲れ果て、それでも周りが元気に遊んだり働いたりするのを見ているとき。
僕は、自分のHSP気質を呪いたいと思うことがある。

HSPは全人口の5人に1人だと言われている。
なぜ5分の1を引き当ててしまったのだろう、と。
HSPというのを「貧乏くじ」のように思ってしまうのだ。

しかし、これはあくまで外界と接しているときの話。
文章という自分の世界に入ると、その貧乏くじは一転する。

これは、当たりを引いたのではと思うのである。

HSP=高性能なアンテナ

上記が僕の書いたもう一つのHSPをテーマにした記事である。
このときよりも、今の方がHSP気質を武器にできていることを実感している。

というのも日々こうして記事を書けているのは、
色々気にしすぎてしまったり、感じてしまったりするHSP気質のおかげだと思っているからである。

HSP気質を呪うときというのは、えてしてこう考えている。
刺激や情報を吸収しすぎてしまって、疲れてしまう」と。

だが、noteを書くときに、その刺激や情報はネタになる。
仕事やプライベート、平凡な日常の中からでもネタとなるような事柄を拾うことができる。
これはまさしく、繊細ゆえの特技だと言えるのではないだろうか。

そう思えるようになったとき、僕はHSP気質をこう考えることにした。
5人に1人が渡される、高性能なアンテナを持っているのだと。

HSPという気質を持てたことに感謝

高性能ゆえに拾いたくない情報や刺激を拾うことだってある。
高画質ゆえに芸能人の方々の顔のしわが見えやすくなったり
高音質ゆえに余計な音を拾ってしまったり、
高性能であることにも、何かしらのデメリットはあるものだ。

HSPという気質を通じて知り合った方がいる。
その方が言っていて印象深かったのは、
『気にしすぎ』って言われるのが一番辛かった」ということだった。

今までご縁でHSPの方と話す機会があったけれど、「気にしすぎ」と言われて傷ついた、悩んだという人も少なくはない。
その気持ちは痛いほどわかる。
僕も何度も「気にしすぎ」と言われ、悩んだことがある。
そして、「お前にはわからないよ」と心の中で毒づいたこともある。

もちろん今でも悩んでしまうことはあるけれど、
noteや創作に力を入れ始めてからは、HSPという気質に感謝することができている。

アンテナがさまざまな情報をキャッチするおかげで、書きたいことがたくさんできるからである。
これは言い換えれば、「気にしすぎているおかげ」なのかもしれない。

先の記事に書いたように、HSPを全面的に主張することはしたくない。
HSPは他人に押し付けるものではない。自分を活かすものである。

これからもこの高性能なアンテナを持って、
情報や刺激を少しでも多くキャッチして、
少しでも読者の方にいいと思えていただけるような記事を書いていこう。

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